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2年ぶりに復帰した『D2メガテン』がやはり非常に面白い件──3周年を迎えた今、全力でオススメしてみる

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 夢中になって遊んだスマホゲームがあった。悪魔を召喚して敵と戦い、悪魔同士を合体させることでさらなる悪魔を作り出す『真・女神転生』(以下、『メガテン』)シリーズのスマートフォン向けタイトル、『D×2 真・女神転生リベレーション』(以下、『D2メガテン』)だ。

 セガが開発・運営する『D2メガテン』をリリース日からプレイし、ガチャ限定の悪魔を含めたすべての悪魔を初期の段階でコンプリートし、“D×2デュエル”(いわゆる対人戦モード)ではランキングの常連となるほどに遊び込んだ。低レアリティの悪魔にも並々ならぬ愛情を注ぎ、わざわざ高レアリティの悪魔を素材にしてまで強力なスキルを継承するなど、ありとあらゆる方法で楽しんでいた。

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万能属性の最上級スキルであるメギドラオンを継承した天使エンジェル。サービス開始当初はまだスキル因子などの仕組みがなく、最上位悪魔の魔王ルシファーを素材にするほかなかった。

 サービス開始当初は合体に必要なリソースが(当時の水準としては)極めて多く、セールスポイントである悪魔合体がやりづらかったり、オート機能が今ほど洗練されていないなど、少なからず難点はあったものの、それを吹き飛ばすほどの魅力が間違いなく本作にはある。

 そんな『D2メガテン』が今年で3周年を迎える。2021年2月4日まで3周年を記念してキャンペーンを開催しており、無料で100回引ける召喚(ガチャ)や、最高レアリティの悪魔を選んで入手できる特別★5セレクターの配布など、本作をはじめる、あるいは復帰するにはまさに絶好の機会だ。

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無料召喚のラインナップには、1周年記念悪魔の猛将マサカドや、2周年で登場した天魔アスラおうなども。いまだに第一線で戦えるバリバリ現役の悪魔たち。

 今回、そんな豪華キャンペーンに先駆けて、およそ2年ぶりに復帰したのだが、やはり非常に面白く、気がつけば年末年始は『D2メガテン』三昧だった。

 「微課金でのんびりと遊べればいいかな」ぐらいに思っていたにもかかわらず、結果的には休止しているあいだに増えたコンテンツをあっという間に遊び尽くし、“D×2デュエル”(いわゆる対人戦モード)では復帰早々にランキング入りを果たすほどにドハマりしている筆者が、『D2メガテン』の何が面白いのか、筆者の休止前からどう変わったのかをお伝えしていく。

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D×2デュエルの環境は大きく変わり、上位のプレイヤーたちは修羅の如き強さを誇る。復帰直後はさまざまな“洗礼”を受けたが、なんだかんだでトップ100に残れるように。

文/Leyvan


『メガテン』特有のプレスターンバトルをアレンジした戦闘が秀逸

 そもそも、『D2メガテン』の面白さとはなんぞや? というところなのだが、まずは本作の戦闘が『メガテン』シリーズ特有のプレスターンバトルを採用しているのが非常に大きい。

 プレスターンバトルは、『真・女神転生Ⅲ NOCTURNE』から登場したシステムで、キャラクターの数に合わせてプレスアイコンと呼ばれるものが用意されており、プレスアイコンの数の分だけ行動できるという仕組みのターン制バトルシステム。

 相手の弱点をつくのはもちろん、何もせずに行動をパスして次のキャラクターへ順番を回すとプレスアイコンの消費が半分となり、より多くの行動がとれるようになるというシステムが特徴的で、属性相性を意識して的確に攻めれば一方的に攻撃できる。逆に、攻撃が無効化されるとプレスアイコンが余分に減ってしまい、十分なダメージを与えられないまま相手のターンに移行してしまう。

 このプレスアイコン=行動回数の駆け引きによって、スリリングかつテンポのいい戦闘を楽しめるわけだが、『D2メガテン』においては、さらにバトルスピードという要素を付け加えることで、独自の深みを与えている。

 バトルスピードとは、パーティメンバー全体の速度を数値化して表したもので、自分と相手のバトルスピードを比較し、上回っている方が先手をとれるというものだ。このバトルスピードによって、先攻するか、後攻するかをコントロールできるというのが大きな特徴だ。

 速の高い悪魔を中心に編成して速攻で勝負を挑むのか、あるいは、あえてバトルスピードを抑えて後攻に回り、後攻スタート時に効果を発揮する補助スキルなどで守りを固めて迎撃するように戦うかという、ほかのシリーズ作品にはない駆け引きが生まれるのだ。

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通常のクエストでは、ほとんどの場面において先制でバトルをはじめるのが有利。だが、D×2デュエルにおいては先攻、後攻それぞれにメリット・デメリットがあるのでバトルスピードの調整はより重要となる。

ハクスラ的な魅力のある烙印(装備)集め

 『D2メガテン』のもうひとつの魅力は、悪魔に装着する烙印の収集要素だ。烙印は、ほかのゲームでいうところの装備品にあたるもので、悪魔の強さはレベルよりも、スキルよりも何よりもこの烙印の質に大きく左右される。

 烙印に付与されるパラメータは部位ごとに法則に則りつつランダムに決定されるため、より良い効果の付いた烙印を求めてひたすらクエストや3Dダンジョンを周回することになるのだが、これには『Diablo』シリーズなどのハクスラ系タイトルに通ずる面白さを感じる。

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烙印を強化する際に、特定のタイミングで付与されたオプション効果がランダムで上昇する。このときにうまく望みどおりの効果が強化されると、SNSなどで共有したくなるほどうれしい。

 この烙印は装着部位が頭、右腕、左腕、胴、足の5箇所に分かれているほか、種類も付与効果も多いため、管理するのがなかなかたいへんなのだが、一括解除やほかの悪魔との付け替え、おまかせ装着機能などが追加されたため、初期に比べるとだいぶ楽になった。

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おまかせ装着は、クエストに連れていきたい悪魔にとりあえずサクっと効果の高い烙印を付けたいときに便利。

 サービス開始当初は烙印を取り外す際にもマッカ(通貨)が必要で、強化にも大量のマッカを要求されるためマッカが枯渇しやすかったのだが、現在はマッカは不要となったことに加え、「自動強化」で強化自体が容易となっている。

快適でスキップしすぎないオート機能

 オート機能の快適さも本作を紹介するうえでは欠かせない。ボス戦や高難度コンテンツ、D×2デュエルなど一部の重要な場面を除いて、全般的な進行はほぼオートに任せて問題ないと言えるほどオートプレイが優秀で、3Dダンジョンを探索するアウラゲートも、パーティ編成などで十分な準備をしておけばダンジョン内の移動から戦闘までノンストップでオート進行可能だ。

 クリアしたクエストであれば、スタミナが続く限り同じクエストを周回し続けることも可能で、悪魔のレベリングや烙印集めなどはこれで回すことになる。オートクエストは悪魔のレベルが最大になったとき、烙印の所持数がいっぱいになったときなど条件を指定して中断するようにも設定できるので、スタミナを無駄なく消化したい場合にもしっかり対応してくれる。

 ゲームプレイの大部分をオートに任せては味気なくなるのではないかと思うかもしれないが、本作におけるオートプレイは、おもに「必ずしもプレイヤーが操作する必要のない部分」をフォローするようなもので、そもそもの話でいうと、オートプレイで滞りなく回すには、相応のパーティ編成をする必要があるし、敵の耐性などを把握していないといけない。

 ある意味、オートプレイで目的のコンテンツを周回できるようになるのがひとつのプレイ目標で、そこに到達した後は烙印集めなど本作の醍醐味ともいえる遊びの作業的な部分を肩代わりしてくれる。

 これがすべて手動でクエスト開始アイコンをタップして、リザルト画面をタップで飛ばして、ということをするのは煩わしいし、かといって、クエストプレイそのものをスキップして結果だけを得るのも効率化しすぎているようにも思える。

 基本はオートでプレイしつつ、ゲームを遊んでいる感を損ないすぎない絶妙なさじ加減で成り立っている。

望みの悪魔を召喚できるセレクター実装や★5悪魔の排出率アップで敷居は低く

 個人的に、復帰してもっとも印象深いのは、ラインナップの中から悪魔を選んで召喚できるセレクターの存在だ。望みの悪魔を確実に召喚できるうえに、アーキタイプ(4種類の特性。使用できるスキルと召喚時に付いてくる継承可能スキルが異なる)まで指定できるという至れり尽くせりな仕様。

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セレクターは貴重で、おもに特別なログインボーナスによる配布やステップアップ召喚の特典として入手できる。

 サービス初期のころは召喚における★5悪魔の排出率は低く、アーキタイプを変更する手段もなかったため、理想とする悪魔を入手するのは非常に困難だった。これは、多くの悪魔は悪魔合体によって作り出せるためにそのような仕様になっているものだったが、召喚でしか入手できない悪魔に関しては運頼みというほかなかった。

 しかし、今では★5悪魔自体の排出率アップやシフターというアーキタイプを変更するアイテムが実装されたこと、先述のセレクターの登場で、望みの悪魔を手に入れるまでの敷居はぐっと下がった

 これは思念融合という、同じ悪魔を重ねることで強化するシステムが追加されたことによる措置でもあるのだが、いずれにしても、最初の1体をゲットしやすくなったのは間違いない。

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悪魔合体で作成可能な悪魔に関しては、思念融合でパワーアップしやすいので手近な戦力となる。

 また、レベルを上げて悪魔を転生させ、レベル上限を開放する際に、以前はレベル1に戻っていたのだが、アップデートにより転生後もレベルを保持するようになったので、育成に必要な時間が大幅に軽減されているのも非常にうれしいところだ。

育成好きにはとにかく刺さるボリューミーなタイトル

 駆け足気味に紹介したが、ここまでお伝えしたのは正直言って『D2メガテン』のほんの一部にすぎない。

 悪魔とともに主人公が戦う分岐未来編や、中~上級者向けの高難度クエストであるデビルバスター極、レイドコンテンツの終末戦争など、兎にも角にもコンテンツが山のようにあるので、悪魔を育成する目標には事欠かない。

 戦闘や育成以外にも、悪魔たちの3Dモデルのハイクオリティさ、AR機能を使った写真撮影なども大きな魅力で、なかには『D2メガテン』でしか3D化されていない悪魔もいるので、コアなメガテニストにも注目してほしい。

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近年のシリーズ作品でおなじみの姿だけでなく、過去シリーズの悪魔なども続々登場している。

 今回、復帰してみてあらためて感じたのは、数あるスマホゲームの中でも群を抜いてゲームとしてのクオリティが高いということだ。それは競争の激しいスマホゲームの中でも、少々ニッチでコア向けなタイトルである本作が3年もの間、支持され続けていることからも疑いようのない事実だ。

 また、2年前に育成した悪魔たち、集めた烙印などの資産が今でもまったく無駄になっていなかったのも、個人的には高いモチベーションを保てている理由のひとつだ。初期の悪魔でもクエスト周回やコンテンツ攻略、組み合わせ次第ではD×2デュエルなどでもまだまだ使えるし、烙印に関しては、数値的なインフレがないので陳腐化することがなく、昔よりも高レアリティの烙印を入手しやすくなっているので、後続のプレイヤーが追いつきやすくもなっている。

 スマホゲームだから、ソーシャルゲームだからという理由で手を出していないという人も少なからずいるかもしれない。しかし、そんな人にこそ先入観を捨てて一度プレイしてみてほしいと思う。

 特にメガテンや『デビルサマナーズ』『ペルソナ』シリーズなどを遊んだことがあり、悪魔たちになじみがあるなら、『D2メガテン』を楽しめる素養は大いにあるので、「なにか遊びごたえのあるゲームはないものか」と探し求めている人は、この機会に触れてみてはいかがだろうか。

『D×2 真・女神転生リベレーション』3周年 真・感謝祭【第3弾】注目ポイント

 3周年 真・感謝祭は2020年12月17日から開催。第一弾、第二弾が終了し、1月21日より第三弾がスタートとなる。以下では第三弾の見どころをお伝えする。

≪注目ポイント≫
①ログインボーナスで、必ず★5悪魔が入手できるセレクターや、思念融合に使用する「万能思念★5」、悪魔合体に使用する「マグネタイト」が入手可能。
②最大で100回の無料召喚をプレゼント!
「猛将マサカド」、「天魔 アスラおう」や「英雄 カンセイテイクン」などの強力な悪魔もラインナップ。
③クリアすると1,000ジェムがもらえる記念クエストが登場。
④Ver.4.0.00アップデート実施により、新コンテンツ“強闘タワー”が登場!

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【3周年記念キャンペーン第3弾】
3周年記念ログインボーナス
期間中、以下のログインボーナスを受け取ることが可能。
開催日時:1月21日メンテナンス後~2月4日 23:59 受け取り猶予日数7日

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【3周年無料100回召喚 第3弾】
期間中、最大100回無料で召喚を行える。
開催日時:1月21日~2月4日 13:59

3周年記念クエスト 第3弾
期間中、クリアすると1000ジェムがもらえるクエストに挑戦可能。
開催日時:1月21日~2月4日 13:59

Ver.4.0.00アップデート実施
新コンテンツ“強闘タワー”などが追加される、“Ver.4.0.00アップデート”を実施。
実施日時:1月21日

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ライター
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Leyvan(レイヴァン)
中学生の頃に1/144 HGUCデンドロビウムやPGガンダムを購入し、『Diablo2』、『UltimaOnline』 、『EverQuest』など数多のネトゲに染まった筋金入りのゲーム&模型廃人。遊びと仕事で紹介したゲームは数知れず。記事の執筆、インタビューの他にも映像制作・編集も行い、近年では「『真・女神転生 』楽曲人気投票 結果発表!」の映像制作なども担当。好きなもの、関心があるものには後先考えずに全てを捧げるバーサーカー。
Twitter:@Leyvan44

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