いま読まれている記事

槍+風の魔法→めっちゃ強い風の槍!!みたいな、小学校の帰りに妄想してた夢のバトルがこのゲームにはある!!デッキビルドRPG『SOULVARS』プレイレポ

article-thumbnail-230630d

1

2

『ドライバー』の変更で戦い方をガラリと変えられる

 さて、私の『SOULVARS』プレイの一大転換点となったミッション4。まずそこで何が起きたのかというと……
 とあるプレイヤーキャラの攻撃がぜんぜん刺さらないステージに突入してしまったのでした。

『SOULVARS』は小学校の帰りに妄想してた夢のバトルがる_028

 ヒヅメさんが得意とするアーツは氷属性なのに、氷耐性を持つ電気属性の敵しか出てこない。
 そのせいで全然弱点を突けない。弱点を突けないから毎回1ターン行動ばかりになり、戦力として完全に腐ってしまいました……。

 私が本気でデッキビルドに向き合うことにしたタイミングはここでした。

 すると、これまで大きな勘違いをしていたことに気づきます。

 これまで「ヒヅメさんが上手に使える属性は原則的には氷だけ!!」というように「1キャラ1属性」の固定観念があったんです。
 だって……この時点でヒヅメさんの使えるアーツは氷属性か無属性しかなかったから……。

 それに『クロノトリガー』だってクロノが天属性でマールが水属性……みたいな感じだったじゃないですか。そのノリでいたんですよ。

『SOULVARS』は小学校の帰りに妄想してた夢のバトルがる_029
まともに攻撃しようとしたらアイシクルサルトとアイスチェインしかなかった

 その「1キャラ1属性理論」が『SOULVARS』においてはまったくの勘違いでした。

 例えば主人公のヤクモくんが火属性のスペシャリストなのは「カグツチ」という道具(ソウルドライバー)(名前がカッコいい)を使用してきたからです。

『SOULVARS』は小学校の帰りに妄想してた夢のバトルがる_030

 そしてこの「カグツチ」ですが、なんとヤクモくんからぶんどってヒヅメさんに装備させることもできるんですよね。

『SOULVARS』は小学校の帰りに妄想してた夢のバトルがる_031

 そうするとヒヅメさんが火属性の専門家になれるんです。
 結構抜本的なジョブチェンジができるんですね。

 で、これまで数時間プレイしているうちに、いろんな属性のソウルドライバーをたくさん拾っているようでした。

 その中のひとつがこの……
 「大地」属性が得意なドライバー、「ベヒモス」です。

『SOULVARS』は小学校の帰りに妄想してた夢のバトルがる_032

 そしていまちょうど手を焼いていた敵たちは電気属性。
 ヤツらは全員、氷耐性を持つ一方……

 大地属性が弱点だったのです。

 ヒヅメさん!!!!!!!!!!「大地属性」にコンバートだ!!!!!!!!!!!!

『SOULVARS』は小学校の帰りに妄想してた夢のバトルがる_033

 それに伴いデッキの大改革が行われて、
 これが……↓

『SOULVARS』は小学校の帰りに妄想してた夢のバトルがる_034

 こうなって……↓

『SOULVARS』は小学校の帰りに妄想してた夢のバトルがる_035
『SOULVARS』は小学校の帰りに妄想してた夢のバトルがる_036

 大地属性のアーツでめちゃくちゃ弱点を突けるようになりました。

 嬉し~~~!
 気持ちいい~~~!!

 また、このあとのステージではイズナさん(学生服を気崩してて目つきが悪い子)のデッキ構成を大幅に見直すことにしました。
 なぜなら今度はイズナさんが得意としていた風属性の刺さりが悪い敵ばかりが出てくるようになってしまったからです。

『SOULVARS』は小学校の帰りに妄想してた夢のバトルがる_037

 これらの敵に有効な属性は氷なのですが、氷のドライバーは他二人に分配するつもりです。
 なので今回彼女に担ってもらうのは……電気属性です。
 なぜ電気属性なのか?それは……
 イズナさんがあの見た目で電気属性を扱ったらめっちゃかっこよさそうだからです……。

 そして……せっかくなのでこのギアを装備したい……↓

『SOULVARS』は小学校の帰りに妄想してた夢のバトルがる_038

 華奢な剛腕少女に大槌を……持たせてぇ~~~~~~~!!!!!

 イズナさん……電気と大槌絶対似合う。

『SOULVARS』は小学校の帰りに妄想してた夢のバトルがる_039

 キャラクターの個性が公式でガチガチに固められていないからこそ、ここで自由にカスタマイズすることによって自分好みのキャラクター像を創造できる……。
 それが『SOULVARS』のめちゃくちゃ良いところだと思いました。

ドライバーを変えても獲得した技たちは残る

 ただ、そうはいっても属性を変えた後(ドライバーを変えた後)にいきなり即戦力級の戦いができるわけではありません。
 なぜならこのゲームはドライバーとの「シンクロ率」がプレイヤーのステータスに大きく影響を与えるからです。

 このゲームのキャラクターにはレベルがありませんが、このシンクロ率が指標の一つにはなると思います。

『SOULVARS』は小学校の帰りに妄想してた夢のバトルがる_040
ヤクモくんに装備させてシンクロ率が100%になったカグツチ

 シンクロ率は戦闘をすればするほど伸びていきます。
 逆に言えば、さきほどヒヅメさんが氷のドライバーを手放してシンクロ率0%の大地のドライバーを手にしたのは、レベルが0に戻ってしまうのとほとんど同じことでした。

『SOULVARS』は小学校の帰りに妄想してた夢のバトルがる_041

 ただ、実戦投入可能なステータスになるまでのレベリング所要時間はざっと15分ほどでした。そこまでストレスではなかったです。
 というよりむしろ、自分と敵の戦力差が大きいほどたくさん経験値が入る仕組みなのか、ものすごいスピードで成長していくのですごく気持ちがよかったです。

 そしてドライバーとのシンクロ率を高めるとボーナスがありまして、これがまた『SOULVARS』の粋なところなんですよ。
 ボーナスではアーツやアビリティの習得ができるのですが……これは他のドライバーに切り替えても消失しないのです。

 つまりどういうことかというと、今回氷から大地属性のドライバーにコンバートしたヒヅメさんですが、以前のドライバーのボーナスで身に着けた氷属性のアーツは消失しないので、結果的に氷と大地両方の属性のアーツを扱えるキャラクターに育ったことになります。
 

『SOULVARS』は小学校の帰りに妄想してた夢のバトルがる_042
使用可能アーツに「アイスチェイン(氷属性)」「ロックチェイン(大地属性)」など二つの属性が並んでいる様子。うれしい~

 デッキを工夫すれば氷と大地のアーツを戦いの中で使い分けることが可能で、受けの広いキャラクターになりました。

 プレイヤーのひとりひとりのドライバーの使い方によってキャラクターの能力に固有の広がりが出てくるわけで、これはかなりやりごたえがありますね。

 私の今後の目論見としては主人公のヤクモくんには炎と氷の両刀を、イズナさんには前述のとおり風と雷の両刀をやってもらおうと思っています。
 これには心に潜む中二病の私もニッコリです。 

ボス戦という名の最高のサンドバッグ

 本作はゲーム開始時に難易度を選べます。
 私は「NORMAL」にしました。

『SOULVARS』は小学校の帰りに妄想してた夢のバトルがる_043

 いま私が遊んでいる部分はストーリー中盤ですが「油断したら死にそうだけどまじめに楽しくやっていれば大丈夫」くらいの難易度に感じます。

 敵からドロップするお金もまぁまぁ多いので最低限の防具や回復アイテムを備えておくことも比較的容易です。回復アイテムに関しては道端でも結構拾えますしね。

 あとボス戦がすごく良くて、ほどよい難易度だし敵のHPが結構多いので、これまで磨き上げてきた戦術を総動員して何度も何度も殴らせてもらえます。
 ある意味最高の発表会であり、サンドバッグでもあり……とても楽しいです。

『SOULVARS』は小学校の帰りに妄想してた夢のバトルがる_044

 普段の戦闘はBGMが一周しないうちに終わってしまうことがほとんどなのですが、ボス戦は何度もループします。「まだやらせてくれるのか…………」とニコニコしながら連続でアーツをぶっぱなすの……めっちゃ気持ちいいですよ。

 また、通常の戦闘ではあんまりピンチにならなくて使う機会の少なかった「オルタネイション(変身するやつ)」もボス戦ではバンバン使います。

『SOULVARS』は小学校の帰りに妄想してた夢のバトルがる_045

 クライマックス感がすごくてめっちゃかっこいい~

 ボス戦以外も戦略がちゃんとハマっていればずっと気持ちいい感覚でプレイできるので、
 「これ結構無限にポチポチやれちゃうゲームだな……」と感じました。

まとめ

 というわけで以上『SOULVARS』のプレイレポでした。
 独特な戦闘システムに慣れるまで少し時間は必要でしたが、中二病スピリットを刺激されながら遊んでいるうちに要領を掴んでかなりハマっちゃいました。
 
 一人用の2Dゲーなので要求スペックも高くないですし、金額も1980円(税込)(Steam版)とお手頃なので皆さんぜひ気軽に触ってみてはいかがでしょうか。

 このゲームの公式リアルイベントとかがあればみんなで「せーのっ オルタネイショーン!」ってやらせてほしいです。

 おわりです。

 せーのっ

 オルタネイショーン!

© ginolabo / SHUEISHA, SHUEISHA GAMES

1

2

ライター
ゆとり世代とZ世代の狭間に位置する1995年生まれ。アホすぎて右スティックでカメラを操作するタイプのゲームが全くできなかったのですが、つい最近『ダークソウル』で苦手を克服したので新たなゲームライフを満喫中です。普段は 「福田ナオ絵」というTwitterアカウントに毎日漫画を投稿しているのでよかったらご覧ください。
Twitter:@fukku7010gmail1

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ