9月21日から4日間にわたり、東京ゲームショウ2023(以下、TGS)が開催されています。
セガ/アトラスブースでは10月17日に発売を控える『ソニックスーパースターズ』の試遊が実施されていました。
本作は「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」シリーズの最新作。新しい楽曲やシステムにより “進化した横スクロールのクラシックソニック” が楽しめる作品となっています。電ファミでは先日、本作をひと足お先にプレイする機会をいただきましたが、TGSでは新たなステージが追加されているとのこと。
そこで本稿では『ソニックスーパースターズ』のTGS試遊レポートをお届けいたします。
文/柳本マリエ
3Dグラフィックで表現された “クラシックソニック”
本作は、巨大生物が生息する神秘の島「ノーススター諸島」にて巨大生物の捕獲を企むDr.エッグマンとファングに、ソニックや仲間たちが新たな能力「エメラルドパワー」を駆使して立ち向かう作品となっています。
プレイアブルキャラクターとなる「ソニック」「テイルス」「ナックルズ」「エミー」の特徴や、新たな能力「エメラルドパワー」については下記をご覧ください。
前回は「ブリッジアイランド」と「スピードジャングル」を体験させていただきましたが、TGSでは新たなステージ「ピンボールカーニバル」と「サイバーステーション」も体験することができました。
今回は「ピンボールカーニバル」を選択したので、まずはステージについて紹介いたします。
「ピンボールカーニバル」はその名のとおり、ピンボールの要領でソニックがはじかれながら進んでいきます。ソニックの速さに加え、はじくタイミングも影響してくるためなかなかテクニックが必要なステージなのではないでしょうか(筆者だけでしょうか)。
とはいえ、ゴールへのルートはひとつではないのでたとえタイミングが合わずに落ちてしまっても問題ありません。ソニックのアクションにあまり慣れていない筆者にとってありがたい限りです。
また、ステージ内にはカオスエメラルドの獲得を目指すミニゲームもあり、こちらは奥に進んでいく3Dのアクションとなっていました。振り子のような動きで進んでいきます。
こうして「カオスエメラルド」を集めていくとソニックたちが「エメラルドパワー」という能力を発動できるようになります。
さて、そうこうしているうちにボス戦となってしまいました。苦戦の予感しかしません。
「ブリッジアイランド」や「スピードジャングル」でも手に汗にぎる戦いとなってしまったのですが、「ピンボールカーニバル」のボスも筆者にとっては強敵でした。
ソニックはダメージを受けると手持ちのリングが飛び散ってしまいます。このリングがひとつでも残っていれば生き残ることができるため、「飛び散っては拾う」をひたすら繰り返すという保守的なボス戦となってしまいました。
ここで筆者は “キャラクターの固有スキル” を思い出します。プレイアブルキャラクターのひとりであるエミーは攻撃判定が広かったことを。
本作のプレイアブルキャラクターはソニック、テイルス、ナックルズ、エミー。それぞれに固有のスキルがあるため、筆者のようにソニックのアクションに慣れていない人にとってはキャラクター選びもポイントになってきます。
ソニック:いちばん速い
テイルス:尻尾で飛べる
ナックルズ:壁登り・滑空
エミー:壁破壊・攻撃判定が広い
上記のとおりエミーは武闘派なのでボス戦では有利。そのことをすっかり忘れ、ついついソニックを選んでしまいました。TGSの試遊は時間が限られていることもあり、ここはエミーを選んでおくことが正解だったのかもしれません。
ぼやかしても仕方ないので正直に白状すると、ボス戦の最終形態までいったところで時間切れとなってしまい、「ピンボールカーニバル」をクリアすることができませんでした。これはぜひとも再チャレンジをさせていただきたいです。
横スクロールでありながら「奥」にも進める立体的な演出も
本作は横スクロールでありながら、ステージ内には「奥」に進めるギミックも存在します。また、自分が奥に行けるだけでなく仲間や敵が奥にいることもあり、立体的な演出となっていました。
また、“ウォーター” という能力を発動して滝をのぼることで新しいルートを開拓することもでき、画面いっぱいにソニックが現れる “アバター” という能力を発動すれば一斉攻撃をしてくれるので「ここぞ」というときの切り札になるため戦術も広がります。
“速い” という爽快感だけでなく、開拓や戦術のおもしろさも感じる試遊でした。
『ソニックスーパースターズ』は10月17日にNintendo Switch、PS4、PS5、Xbox One、Xbox Series X|S、PC(Steam、Epic Games Store)にて発売を予定しています。