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“仲間”と連携技を放った時のかけ声が気持ち良すぎる『グラブル リリンク』が超面白い。友情、努力、勝利、そしてファンタジー。王道の全てが詰まった空の世界での冒険が楽しめるアクションRPG

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「これで……終わりだッ!」

「ランスロット!」

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「俺が決めます!」

「ヴェイン!」

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「チャンス到来!」

「団長!」

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「後は僕が!」

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「「「「煌めけッッッ!ディアストロフィズム!!!!」」」」

これだよ……このかけ声だよ……。

みんな、どこで練習したのかすらわからない必殺技名をキッチリとハモって言い放つの。最高に少年マンガって感じ。

世にアクションRPGは数あれど、ここまでガッツリと“仲間との連携”を体感できるゲームも、珍しいのではないだろうかと思う。

ということで、今回みなさんに紹介したいのはパーティメンバーとの連携感がサイコーすぎるアクションRPG『GRANBLUE FANTASY: Relink(以下、グラブル リリンク)』だ。

本記事が、みなさんの『グランブルーファンタジー』シリーズに触れる機会になれば幸いだ。

文/TsushimaHiro


■ド派手なアクションが最高!

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本作の戦闘システムはリアルタイムで進行するアクション形式。
通常の攻撃アクションに繋げてコンボを叩き込んだり、クールタイムはあれど強力なスキルが使用できる「アビリティ」や、ガード・回避などを駆使して戦うことができる。

アクションゲームは操作が難しくて苦手、という方でも適当に連打してるだけで自動的にコンボ攻撃を放てる「アシストモード」に切り替えることで、簡単操作でゲームを進行することも可能となっている。

敵の攻撃は赤いラインなどで視覚化される場合が多く、タイミングよく回避できたら一定時間無敵になる効果も発動する。上手く避けられた時は「フッ……遅いな」と、歴戦の強者感を演出できるのも本作の魅力のひとつだ。ただし、回避は連続して3回以上は使用できないので、使いどころを見極めて発動しよう。

□“連携”感が抜群のチェインバースト

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本作の戦闘システムには多くの要素があるが、中でも特徴的なのは戦闘中に連携して攻撃を叩き込む「リンクアタック」と、全員の奥義ゲージが100%まで溜まったあとに、一斉に必殺技を放つことで発動できる「チェインバースト」だ。

この、それぞれのキャラクターが奥義を連続発動し、最終的に全員が結束して必殺技を放つシステムは原作にも存在しており、そこからアクションゲームに落とし込まれていることがわかる。

奥義ゲージは、敵に攻撃を当てることで溜められる。ほかのパーティメンバーにはプレイヤーの奥義ゲージが溜まるまで必殺技を温存させられるので、それぞれが個別に必殺技を発動するのではなく、効果的にボスに「チェインバースト」を叩き込むようなこともできる。

「チェインバースト」を発動する際は、記事冒頭にあるような台詞と演出シーンが発生する。これがもう……めっっっちゃ気持ちいい。

一言で表すなら「一人プレイでも仲間との連携が感じられる戦闘システム」だ。『グラブル』は声優さんが豪華メンバーが揃っていることでも有名だが、ベテラン声優さんたちが息を合わせて必殺技名を叫ぶシーンは、マジで必見だ。

□ソロプレイでのストーリーモード、クエストでマルチプレイも可能。

本作の主人公は、行方不明の父親からの「星の島イスタルシアで待つ」という手紙をきっかけに、相棒の小さなドラゴンのビィくんと共に“空の果て”をめざす旅に出る。

この主人公は、男女と名前を選択することが可能となっている。(後から変更も可能)

物語の冒頭、主人公は蒼髪の女の子の「ルリア」を助けるために命の危機に瀕し、ふしぎな力を持つルリアの「生命のリンク」という力で命は生きながらえたものの、2人の命は共鳴しあう状態となってしまう。主人公らは旅の途中でもさまざまな人物と出会い、空を飛ぶ船「騎空艇(きくうてい)グランサイファー」の団長となり、仲間とともに空の果てを目指す。

これが、本作及び『グラブル』の簡単なプロローグ部分となっている。シナリオについては後述するが、ひとまずここだけおさえておけば問題はないと思われる。

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本作は上記で説明したように「空の果て」を目指原作『グラブル』の物語と地続きではあるが、舞台自体は新たな空域となっており、そこでの新しいキャラクターとの出会いと冒険が描かれるメインストーリーが展開されるほか、最大4人でマルチプレイを行なうことも可能だ。

素材集め、ボスの討伐、防衛戦など、さまざまなバリエーションのクエストが用意されているので、ぜひお友達を誘ってプレイしてみてほしい。

□ド迫力の星晶獣とのバトルはまるで映画のよう!

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本作を象徴するものとして、神々にも匹敵するほど強い力を持つ存在である『星晶獣(せいしょうじゅう)』を外すことはできない。

本作では、見た目こそ恐ろしいがルリアや主人公の旅を助けてくれていた星晶獣の「プロトバハムート」が突如暴走し、主人公らの騎空艇「グランサイファー」に襲いかかる。

巨大な「プロトバハムート」は爆音で咆哮をあげ、凄まじい勢いで「グランサイファー」を襲う。
いや……もう、顔がやばいもん。どう考えても殺る気まんまん。

なんとか船を操舵し逃げ延びようとする主人公ら一行だが、もともと両翼をたずさえた空飛ぶ星晶獣にスピードでかなうはずもなく、すぐさま追いつかれて甲板がズタズタに引き裂かれてしまう。

極めつけには超威力のビームである。「グランサイファー」はボロボロ。もしこれが『ONE PIECE』のゴーイングメリー号であれば、ウソップが速攻で退団を決意するほどの損傷だ。

なお、この戦闘シーンはムービーだけでなく、実際にプレイヤーが主人公を操作して「プロトバハムート」に立ち向かうことになる。

ゲーム本編で戦うことになる星晶獣の中でも印象的だったのは、星晶獣「エクスカリオン」だ。

あまりにも巨大。ジャイアントロボかよ……。
って言うし……。

主人公たちはエクスカリオンから比べるとまるでアリほどのサイズ。腕を大砲にして遠近対応してくる移動要塞のような巨大星晶獣「エクスカリオン」との戦闘シーンは必見だ。

ほかにも、周囲の建造物を吹き飛ばすほどの暴風を巻き起こしステージごと破壊し尽くす星晶獣「フラカーン」や、自動追尾機能を搭載した射撃装置を召喚する狼型の星晶獣「マナガルム」など、ステージギミックや迫真の演出が多数用意されているので、まるでアクション映画の中に自ら飛び込んでいるような気分になれる。

本作は仲間との連携感が抜群にいいだけではなく、戦うことになる敵もしっかりとかっこいいのでぜひ見てもらいたいポイントだ。

■「空の果て」を目指す物語

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本作を制作する世界観の基になった作品は、2014年にリリースされた基本無料のモバイル向けRPG『グランブルーファンタジー(以下、グラブル)』。2024年の3月10日には10周年を迎え、多くのユーザーに長く親しまれているゲームだ。

「そんなに長く続いているタイトルの作品って、今からやっても大丈夫なの?」と疑問に思うユーザーがいるのも当然だと思うが、その心配はあまりしなくてよさそうだ。

本作には、キャラクターのエピソードを最初から振り返れる「フェイトエピソード」や、今まで起こったことをログとして残されている「ルリアノート」など原作にもあった機能が充実しており、「空の果てを目指して旅をする少年少女のアクションRPG」という部分さえ理解しておけば問題ない内容となっている。

■物語を彩る個性豊かな仲間たち

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『グラブル リリンク』のストーリーは、前述したように”空の果て”を目指す主人公と相棒のビィくん、星晶獣を操るふしぎな少女ルリアを主軸にさまざまな仲間たちが集い、共に大空を駆け抜ける冒険活劇ものだ。

次に、主人公である“団長”とルリアに仲間として行動する主要な登場人物を簡単に紹介する。

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まずは、今作には切っても切り離せない存在であるヒロインのルリアだ。前述したとおり、彼女は星晶獣を操るふしぎな力を持つ少女で、主人公と「生命のリンク」により命を共有し、文字通り一心同体となっている。

現在は主人公とともに空の果てを目指す旅に同行。本人の戦闘能力は皆無に等しいが、プロトバハムートを召喚した際はあたり一帯を吹き飛ばすほどの威力を発揮する。

声優は、『ばくおん!!』の鈴乃木凛、『艦隊これくしょん』の金剛などを演じた東山奈央さんだ。

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お次はビィくん。彼は主人公の幼馴染として登場し、ルリアと同じく戦闘能力は低いが、勇気をもって行動を起こす強い意志があり何度も主人公の危機を救ってきた相棒である。ちなみに、好物はリンゴだ。トカゲ扱いすると怒る。

ビィくんを演じているのは、『銀魂』の神楽、『灼眼のシャナ』、『金色のガッシュベル!!』でティオなどを演じた釘宮理恵さんだ。

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次は、女剣士のカタリナさん。彼女はルリアの星晶獣を呼び出す力を利用しようとしていた帝国軍に所属し、もとはルリアを護衛する任務についていたが、帝国のやり方に疑問を感じて離反した。その後はルリアと共に「空の果て」を目指す旅に同行する。

もともと騎士だったこともあってか、その戦闘能力は目を見張るものがあり、パーティメンバーの同行時には刺突剣を用いたスタイリッシュなバトルスタイルを披露する。

彼女の声優をつとめるのは、アニメ『ルパン三世』の峰不二子役をはじめ、『HUNTER×HUNTER』のクラピカ、『Fate』シリーズのモードレッドなどを演じた沢城みゆきさんだ。

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次は、団の操舵士でライフルの使い手であるラカムだ。
彼はかつて、棄てられていた騎空艇“グランサイファー”を動かすことを夢見ていた人物で、修理をこなしつつ操舵の腕を磨き続けてきた男だ。しかし、運悪くこれを墜落させてしまったラカムは、操舵士としての自信をほぼなくしてしまう。

そんな彼のもとに現れたのが主人公ら一行で、操舵士として勧誘されるも最初はこれを拒絶。のちに帝国軍の襲撃や星晶獣“ティアマト”とのバトルを通じて絆が育まれ、仲間となる。

ラカムの声優は、アニメ『ONE PIECE』のサンジをはじめ、『最遊記』の沙悟浄、『TIGER & BUNNY』の鏑木・T・虎徹(ワイルドタイガー)などを演じた平田広明さんだ。

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次は、魔法使いの少女イオだ。彼女は魔法使いの師匠を解放してくれた主人公に対して仲間として同行する。負けず嫌いな性格で、めんどうみが良い。村では化粧品の購入をルリアにすすめるなど、お姉さん的な側面を持つ。

イオを演じているのは『ひぐらしのなく頃に』の古手梨花、『魔法少女リリカルなのは』では高町なのはなどを演じた田村ゆかりさんだ。

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次は長銃使いの傭兵オイゲンだ。もとは空を駆ける有名な騎空士(きくうし)で、リヴァイアサンの暴走を阻止するために協力した主人公らの仲間となる。

見てのとおり筋骨隆々の男で、お酒が大好き。酒場での情報収集は酔っぱらいながらもしっかり行なうという抜け目のない人物だ。本編でも、地酒の味を確かめていた。

オイゲンの声優は、今は亡き藤原啓治さんから山路和弘さんが受け継いでいる。山路さんは、アクション俳優のジェイソン・ステイサム氏、ヒュー・ジャックマン氏、ウィレム・デフォー氏などの吹き替え声優を多く演じていることで知られており、『ブラック・ジャック <OVA>』ではドクター・キリコ、『Fate/Grand Order』では“活人剣”という剣士の思想を確立させた柳生但馬守宗矩など、その渋みのある音声が魅力的な脇役から主役級まで幅広い役柄を担当している。

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次はロゼッタだ。彼女はメンバーの中でも最も謎が多い人物で、何かとミステリアスな感じではぐらかすのが特徴だ。原作『グラブル』の序盤でも彼女の態度は同様だが、冒険を続けているうちに正体を明かしてくれるようになり、頼もしい仲間の一人となった。

ロゼッタを演じているのは、『Fate/Grand Order』の殺生院キアラ、『機動戦士ガンダムSEED』ではラクス・クライン、ミーア・キャンベル、『ローゼンメイデン』の水銀燈などを演じた田中理恵さんだ。

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最後は、モブおじさんだ。彼は原作『グラブル』でもおんなじような見た目で村の住民、悪役、お店の従業員、襲われる住民など、さまざまなモブキャラクターを担当している。

なぜ、彼を主要な登場人物枠で紹介しているかというと、原作をプレイしていた筆者がこのモブおじさんの登場する頻度が非常に高いと感じたからだ。

この髭面の男性として登場するモブおじさんはほぼ全員が同じ顔で、若干色が違ったり装飾品が変わっていたりする相違点はあるが、基本的にはこのおじさんがベースとなっている。

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彼は運営からも愛されているキャラクターのようで、2023年のイベントでは脇役であるにも関わらずアクリルスタンドのグッズも販売されユーザーから人気を博した。

原作同様、今作でもモブキャラとして登場するので、「新作でモブおじがいなくなったらどうしよう」という不安をかかえるモブおじファンの方も安心の仕様となっている。

■今作は攫われたヒロインを救出する直球の王道ストーリー

次は、『グラブル リリンク』で送られる彼らの冒険をかいつまんで紹介する。仲間たちと共に空の果てを目指す空の旅を続け、「ゼータ・グランデ空域」に辿りついた主人公ら一行。

ある日、モンスターに襲撃されて、いつものようにルリアの力でプロトバハムートを召喚してやっつけるはずだったのだが、前述したように突如として制御不能となり、暴走してしまう。

主人公らが乗る空飛ぶ騎空艇「グランサイファー」はボロボロになり、ようやくプロトバハムートを封印できたルリアは気絶して落下。それを助けようとしたビィくんと主人公も、一緒にへと落ちてしまう。

地上のモンスターを退けつつ、仲間と合流して辿り着いた場所は辺境の街「フォルカ」。そこには中世ヨーロッパの村を彷彿とさせる、あたたかみのある風景が広がっていた。

この美しい街は実際に歩き回ったり、落ちているものを拾ったり、住民から依頼を受けたりすることもできるので、ぜひ探索してみてほしい。

一行は、「フォルカ」の教会で司祭代理をつとめる便利屋の「ローラン」と出会う。彼は「家具の修理から恋の悩みまでお困りごとはズバッと解決!」と言うだけあり、暴風とゴブリンの襲撃に悩まされている付近の住民を助けるべく騎空艇で出撃する。

その被害は星晶獣によるものである可能性が高く、主人公らもそれに同行することになる。

主人公ら一行は、暴風に追われて人間の住む場所まで降りてきたゴブリンたちを迎撃し、風の力で足場ごと吹き飛ばす凄まじい威力を発揮する星晶獣「フラカーン」と対峙する。

なんとか弱らせてルリアの力で封印しようとするも、プロトバハムートが暴走した時と同様、謎の紋様が現れて失敗してしまう。

星晶獣「フラカーン」はそのまま消滅してしまい、救ってやれなかったことに絶望するルリア。そこに現れたのは、謎の白装束の集団。

仲間たちは、身の丈ほどもある重量級の大剣を持つ男“イド(CV:津田健次郎さん)”の圧倒的な力になすすべもなく、次々と地に伏してしまう。最後は主人公も、武器ごと破壊されてしまう。

彼らは“アヴィア教団”を名乗り、理想郷イスタルシアに至る道を拓くために活動しているとして、ルリアを連れ去ってしまう。

ボコボコにされて立ち上がることすらできない主人公らは、“イド”に「お前は 相応しくない」と津田健次郎ボイスで一蹴されてしまうのであった。

目覚めたら、そこは辺境の街「フォルカ」。主人公は装備を新たに、「生命のリンク」で繋がった運命共同体であるルリアを救うため、アヴィア教団を追う旅を始める覚悟を決める。

これが、『グラブル リリンク』で描かれるメインストーリーの本筋だ。
「さらわれたヒロインを救いに行く」という、実にストレートでわかりやすい展開となっている。

■原作「グラブル」の人気キャラたちも呼び出せる。しかも、主役にもできる!

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本作は、先述したメインキャラクターのほか、原作で出会う仲間たちを、よろず屋の“シェロカルテちゃん”にキャラクター解放チケットを渡すことで加入させることができる。

記事執筆時点で解放できる対象となるキャラクターは12人。概要は、以下のとおり。

「シャルロッテ」、「ガンダゴウザ」、「フェリ」、「ナルメア」、「ランスロット」、「ヴェイン」、「パーシヴァル」、「ジークフリート」、「カリオストロ」、「ヨダルラーハ」、「ゼタ」、「バザラガ」の12人だ。

どのキャラクターもチケットを入手した時点で選択して解放することが可能で、このチケットはストーリーを進めるか、特定のクエストをクリアすることで手に入る。

解放したキャラクターは、実際にプレイヤーが操作できる状態で仲間に加わる。
キャラクターを解放したら、操作方法や特性が理解できるチュートリアルを始めることができるので、最初はそれを触りながらキャラクターの使い方を覚えてみよう。

これらのキャラクターはストーリーモードでも使用可能で、フィールドでの会話はそれぞれのキャラクターの台詞が個別に用意されており、キャラクターの編成によっては固有の会話が用意されているものもある。

また、ムービーが挟まれるシーンで主人公ではないキャラクターを操作キャラクターに選択している場合は、専用の攻撃モーションが繰り出される演出もあり、プレイヤーが選んだキャラクターをちゃんと主役として描こうとしてくれている場面が見られた。

一例として、筆者は大剣を振るう“ジークフリート”を操作キャラクターに選んでストーリーモードを進めていたのだが、巨大な星晶獣「エクスカリオン」の頭部に特攻し、渾身の一撃をくらわせて広大な砂漠に膝をつかせるという圧巻のシーンが拝めた。

好きなキャラクターがいる場合は、ぜひプレイヤーの手で操作し、ストーリーモードでも活躍させてほしい。ちゃんと喋るし、動くから。

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なお、選択できるキャラクターはパーティ編成で一番左に配置することで操作キャラクターとなる。状況に合わせて、操作したいキャラクターをこの位置に配置しよう。

□アヴィア教団メンバーの一人「ガランツァ」

また、本作は白装束の怪しい集団アヴィア教団にも魅力的な敵キャラクターが集結している。ここではそのうちの一人、白狼兵団を率いる男ガランツァ(CV:山寺宏一さん)を紹介したい。

さらわれたルリアをすくいだすため、騎空艇でアヴィア教団を猛追する主人公たち。もちろん敵は、主人公たちに追跡されることを想定済みで、多数の騎空艇が砲撃や白兵戦で襲撃をしかけてくる。激しい空戦を乗り越えたのち、巨漢ガランツァが現れ、主人公らとの戦いが始まる。

そして、激闘を繰り広げたのち仲間にいさめられたガランツァは、驚くべき移動方法で撤退してみせる。

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持ってる武器を……

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ぶんっと投げて……

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タッ

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ゴーーーーッ

桃白白(タオパイパイ)かお前は。

ガランツァだけでもかなり濃いキャラではあるが、ほかにも魅力的な敵キャラクターがアヴィア教団には登場するので、ぜひストーリーを進めて確かめてほしい。

※桃白白(タオパイパイ)とは、鳥山明氏の漫画『ドラゴンボール』の登場人物。石造りの柱を素手でもぎ取り、ぶん投げた後の柱に自らジャンプして搭乗し移動してみせたことで読者に知られている。

■拠点で行える強化要素や、メニュー画面で確認できること

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次は、「フォルカ」などの拠点で行なえることを紹介する。ここでは、おおきくわけて強化素材とキャラクターの解放チケットが交換できる「よろず屋」、素材とルピ(お金)を消費して、新たな武器の作成や強化ができる「鍛冶屋」、さまざまな種類の依頼を受けて出撃できる「クエストカウンター」の3つがある。

□キャラクターの強化方法

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主人公を含めた最大4人までのパーティを編成できるキャラクターの強化方法はいくつか存在する。

主に、クエストやストーリーで敵を倒すことで手に入る経験値でのレベルアップ、武器の強化・武器の追加装備であるジーンの強化、レベルアップなどで入手できる「マスタリーポイント(MSP)」を割り振ったスキルツリーの解放、個別のキャラエピソードを閲覧できる「フェイトエピソード」などが挙げられる。

□クエストカウンター

「クエストカウンター」で受注できるクエストの種類は、星晶獣やモンスターなど強力なボスと戦う「ボス討伐」。武器強化素材が多く獲得できる「連続バトル」「エリア制圧」、武器の上限突破素材が手に入る「護衛バトル」、経験値が手に入る「サバイバル」など。多岐にわたる。

それぞれ用途にあわせて出撃しても良いが、初回報酬にはキャラクター解放チケットが含まれているものもあるので、キャラクターを強化、解放したい時は積極的にクリアしてみよう。

□マスタリーポイント(MSP)でアビリティを解放。武器強化は鍛冶屋

プレイヤーは冒険を進めているうちにレベルアップするが、この時に手に入る「マスタリーポイント(MSP)」を消費することによって、それぞれのキャラクターの能力を底上げし、新たなアビリティを解放するといったことが可能だ。

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習得したアビリティは対応するボタンにセットすることで戦闘中に使用できる。最大4つまでセットすることが可能で、この組み合わせによっては攻撃のコンボの繋げ方や状況対応能力が大きく変化する。

「鍛冶屋」では、素材とルピを消費することでキャラクターが持っている武器の強化や、能力の上限を解放することができる。また、新たに武器を制作することも可能で、それぞれ性能が違っているので制作して持たせてみると、また違ったビルドが組める。

強化素材は先ほど説明したクエストや、よろず屋のシェロカルテちゃんから素材で交換してもらうといった方法で入手が可能となっている。

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そのほか、武器に装着することでステータスを強化できる「ジーン」というものも存在する。これは武器とはまた別に強化してレベルをあげることも可能だ。

その効果は、単純にステータスを強化するものや攻撃に効果をもたらすものなど多数。

□キャラクター固有のエピソードが見れる「フェイトエピソード」

また、それらの強化方法のほか、本作は仲間になっているキャラクターと主人公との出会いや掘り下げエピソードがビジュアルノベル形式で読める「フェイトエピソード」が存在する。

このコンテンツは読み終わると対象のキャラクターの能力が向上したり、装着できるジーンの数を増やしたりすることができるため、解放しておくにこしたことはない。また、このエピソードは全てキャラクター本人の独白という形式でフルボイス収録されている豪華仕様となっている。

今作から『グラブル』本編に興味を持った人や、過去の状況を振り返りたい人にとっても最適な内容だ。

□用語集や魔物図鑑、キャラのプロフィールが確認できるルリアノート

また、プレイヤーはメインメニューからは今まで起きた出来事や用語集、モンスターの図鑑に、キャラクターのプロフィールなどが掲載されたルリアノートというものが閲覧できる。

ここではキャラクターの詳細な情報や2D、3Dの立ち姿なども確認できる。物語を振り返りたい時は、ルリアノートを用いてムービーシーンなども見返せるので活用しよう。

■さぁ、空の世界を舞台にした大冒険へ出発しよう

見渡す限りの平原、凍てつく雪山、煌びやかな花の都、秘密が眠る広大な砂漠、危険な火山……さまざまなロケーションがダイナミックな映像とアクションで体験できる『グラブル リリンク』。

冒頭で説明したように、本作は『グラブル』シリーズにはじめて触るユーザーに向けてもストーリー含め親切に作られているが、筆者は、原作『グラブル』を既にプレイしていて、「グラブルの世界を綺麗な3Dグラフィックで、なおかつアクションRPGで体験したい」と思っていた方には強くおすすめできる作品だと感じた。

自分が選択したキャラクターにそれぞれメインストーリー用の台詞が用意されているので、好きなキャラがいるのであれば、なおさら楽しめると思う。

また、本作はレベルアップ時のファンファーレや決定した時の効果音、一部の演出がしっかりと原作のグラブルで、通常戦闘曲もアレンジしつつパワーアップしており、戦闘を盛り上げてくれるように作られている。

『グラブル リリンク』はPS5、PS4、PC(Steam)向けに2024年2月1日より発売中。本作が気になった方、そしてモブおじさんが見たい方は、ぜひ公式サイトや販売ページをチェックしてみてほしい。

そして、カッコいいチェインバーストを解き放って気持ちよくなろう。

ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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