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『崩壊3rd』を始めるなら「今」かもしれない。なんとなく『崩壊3rd』を遊んでみたら『崩壊:スターレイル』の見え方が全然変わってきた話

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『崩壊:スターレイル』1周年、おめでとうございます!
ストーリーが盛り上がってるピノコニー編とか、アベンチュリンとか、いよいよ実装されたVer2.1とか、アベンチュリンとかアベンチュリンとかアベンチュリンとか……とにかく『崩壊:スターレイル』の1周年はコンテンツが盛りだくさん!!

その一方、スタレに負けず劣らずコンテンツ量が膨大なゲームが存在する。しかも、同じ「崩壊」の名を冠するゲーム……そう、『崩壊3rd』です!
実は私、最近『崩壊3rd』にハマりました。

7年分の圧倒的物量のストーリー、パンチの強いキャラたち、ひとつのタイトルの中に全く違うジャンルのゲームがいっぱい入ってるごった煮感……『崩壊3rd』、やってみると結構ハマりました。

そして今回何をするのかというと、「『崩壊3rd』を遊んでみたら『崩壊:スターレイル』の見え方が全然変わってきた」というお話をしようと思っています。あくまで主題は『崩壊:スターレイル』! だけど、私は最近ハマってる『崩壊3rd』の話がしたい!

要は、スタレが1周年を迎えたのに別のゲームの話をするということです。
本当にいつもすみません。

だから、『崩壊3rd』を遊んでない人にこそ、読んでほしい記事になるんじゃないかと思います。「絶対やれ!」とかではないけど、『崩壊3rd』を知っていると『崩壊:スターレイル』がもっと楽しい。そういう感じの温度感で、今回もよろしくお願いします。

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文/ジスマロック
編集/実存

※この記事は「崩壊シリーズ」の魅力をもっと知ってもらいたいHoYoverseさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。

そもそも『崩壊3rd』と『崩壊:スターレイル』ってどういう関係?

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(画像は【崩壊:スターレイル】銀狼キャラクターPV「面白いじゃん」 – YouTubeより)

冷静に考えてみたら、『崩壊:スターレイル』と『崩壊3rd』にどういう関係があるのか説明しないと何も始まらないですね。この2作は、「崩壊シリーズ」という括りの中に含まれる2タイトルです。

ただ、別に「続編」でもないし、「前日譚」でもないし、「後継作」でもない。
「崩壊」の名を冠しているけど、それぞれのゲームやストーリーは独立しています。よりシンプルに言うなら、「3作目と4作目」でしょうか。だから、「3rdをやってるなら絶対スタレもやれ」というわけではないし、逆もまた然りで「スタレをやってるなら絶対3rdもやれ」というわけじゃない。

「じゃあやらなくてよくない!?」と、言いたい人の気持ちもよくわかります。

しかしちょっと待ってほしい。
この2作、「完全に無関係」でもありません。

そう、「一部世界観が共通」しているのです。
カッコいい言葉を使うなら、「シェアード・ワールド」というやつなのです!

だから、一部キャラクターがスターシステム的に登場していたりするし、両方知っていると「あれ?これってもしかして……?」と気づける美味しい部分が、『崩壊3rd』と『崩壊:スターレイル』の間にはちょこちょこ用意されています。なんとなく、「兄弟」みたいな温度感だと思ってます。

そして、もしかしたら「じゃあ3rdとスタレの世界観はどこが違くてどこが同じなの?」と思い始めている方もいるかもしれないのですが……それは多分「Fateと月姫は一部世界観が同じらしいけど具体的に何が違うの?」と同じくらいの爆弾質問なので、一旦割愛とさせてください。

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そろそろ本題に入りましょう。
ざっくばらんに「3rdを知ってるとさらに楽しいスタレの要素」を紹介していきます。

やっぱり外せないのは、ヨウおじちゃんこと「ヴェルト・ヨウ」
『崩壊:スターレイル』で明確に「『崩壊3rd』から登場しているキャラクター」として明言されているのは、今のところヨウおじちゃんだけだと思います。

普段は列車メンバーのおじいちゃんお父さん的なポジションとしてみんなを引っ張ってくれるヨウおじちゃんですが、『崩壊3rd』を遊ぶと彼の出自やバックストーリーがわかるようになっています。そうですね、ヴェルトの経歴をイチから説明するなら……………………うん、どっから話したらいいんだろう。

艦長のみなさんには伝わってほしい。

私はいま、自分で「ヴェルトの経歴を説明しよう」とか言い出したくせに、あまりにも元のストーリーが壮大すぎてどこから説明したらいいのかわからなくなっている。

たとえるなら、「徳川慶喜の経歴を紹介しよう」と言い出したはいいけど、そもそも先代に遡って「徳川家」の話をする必要が出てきて、「え、こんなの全部説明するなら丸1日必要じゃない?」とか考え始めてる感じだ。

そう、『崩壊3rd』はとにかくストーリーの物量がおかしなことになっている。だって7年もやってたから。ヴェルトひとりだけでも、およそ7年分累積したストーリーがある。その7年間を圧縮して説明するのは……普通に無理じゃないか!? あれ、もしかして今回「企画倒れ」ってやつ? このバカは書き始めてから気づいたのか?

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(画像は【名作チェアも】火星に移住した人類はこういう暮らしするんだなぁ! /ゲームさんぽ×崩壊3rd[前編] – YouTubeより)

すいません、早々に話題が脱線します。

つい最近、私はあの「ゲームさんぽ」で「案内人」をさせてもらいました。しかも、『崩壊3rd』の第二部をさんぽする回です。簡単に言うと、私は「専門家のおふたりに『崩壊3rd』がどんなゲームなのかを説明する」という役を担当しました。動画、とても面白いのでぜひ見てくださいね。

そして最初にお話が来た時は「ええっ、もうゲームさんぽ大ファンなんですぜひに♥」みたいなノリでお受けしたけど、冷静に考えてみたら「『崩壊3rd』を簡単に説明する」ことがいかに難しいかを全く考慮していなかった。『崩壊3rd』を端的に説明するって、無理じゃないか?

なんかもう私は「え?何その顔?私、フリーレン様のあんな悩んでる顔見たことないんだけど……」のコマのフリーレンみたいな顔になりながら、必死になって「『崩壊3rd』を簡単に説明する用の原稿」を書いたりした。

あ、もちろん動画はステキな内容になりましたよ。10割くらいはいいださんと八馬さんと倉方さんのパワーだと思います。

そして、今まさにあの「この壮大な話をどうやって端的に説明したらいいんだ?」の状況に直面しています。学べよ。人なんだから学べよ。少なくともこっち(記事)に関してはお前が始めた物語だろ。

立ち上がれ、美しい世界を説明するために!

星が砕け散る様を見るがいい

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ちゃんと話を進めます。

私自身が「スタレはやってるけど、3rdはやってない」状態の人間だったので、もう私の視点で「ヴェルトの見え方がどう変わっていったのか」を書いていこうと思います。『崩壊3rd』においてヴェルトの活躍が印象的なコンテンツはいくつかあるのですが、個人的にはやっぱり「ネゲントロピー」ですね。

これはなんと「ビジュアルノベル」という形態を取っていて……本来はアクションゲームであるはずの『崩壊3rd』の中に、なぜかビジュアルノベルが実装されています。ここに突っ込んではいけない。そんなんじゃこれから先ついてこれない。

そしてこの「ネゲントロピー」の主人公こそ、「ヴェルト・ジョイス」。
そう、「初代ヴェルト」なのです。

この時点で脳内疑問符が止まらない方もいるかもしれないのですが、要するに『崩壊:スターレイル』に登場している「ヴェルト・ヨウ」は、「2代目ヴェルト」なのです。

ええと……たとえるなら「ヴェルト」という単語は「仮面ライダー」みたいなもので、「仮面ライダージョイス」と「仮面ライダーヨウ」がいるようなイメージでしょうか。
ヤバいな、やっぱり説明が難しいぞ★

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真ん中の男性がヴェルト・ジョイスです。

そして私自身も「このビジュアルノベルを読むとヴェルトのことがわかるらしい」という認識で遊び始めたから、「え、知らないヴェルトが出てきた……」と驚きました。

で、これを読むと「いかにして2代目ヴェルトが生まれたのか」が、いくらかわかります。ここが面白い。「具体的にどうやって2代目ヴェルトが生まれたのか」を書いてしまうと興ざめなので詳細は伏せますが……とにかく「ヴェルト」の名そのものに重みが生まれてきます。

そして、逆パターンで気がついてくる。
「私が何気なく使っていたスタレ側のヴェルトは、実はとんでもないキャラだったんじゃないか」と。たとえば、さっき貼った「ヴェルトのキャラ絵」をひとつ取っても『崩壊3rd』を遊ぶ前と遊んだ後では、全く見え方が違う。

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ヴェルトの周りにガラス片のようなものが浮いていて、右側にはマフラーを巻いた男性、左側には赤髪の少女と、ちょっと頭がボサっとした感じの人が映っているのが確認できると思います。この人たち全員『崩壊3rd』のキャラです。HoYoverseとんでもねえことするな。しかも右側、さっきの「初代ヴェルト」です。

私はもう、この現象そのものに心を掴まれました。
「なんでもないと思っていたイラストが、そのキャラの過去を知った途端に凄まじい文脈を帯びてくる」だなんて……あまり経験したことのないパターンでした。HoYoverseとんでもねえことするな。

しかも、スタレ側でヴェルトをよく使う人は死ぬほど聞いているであろう「星が砕け散る様を見るがいい」という必殺セリフにも文脈があったりします。なんかもう、『崩壊3rd』をやるとヴェルトの必殺セリフだけでエモくなってくる。あと、「なぜヴェルトの必殺技がブラックホールなのか」もわかります。

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そして極めつけはヴェルトのモチーフ光円錐こと「世界の名を以て」
この光円錐には、こういう感じのフレーバーテキストが添えられています。

「ヴェルト……か……」
「この名前……かっこいいだろ?」
「じゃあ……」
「これからは、君がヴェルトだ」
「律者コアと……世界を守る使命……」
「頼んだぞ、ヴェルト」

これの意味がわかるんだよ√﹀\_︿╱﹀╲/╲︿_/︺╲▁︹_/﹀\_︿╱▔︺\/\︹▁╱﹀▔╲︿_/︺▔╲▁︹_/﹀▔\⁄﹀\╱﹀▔︺\︹▁︿╱\╱﹀▔╲︿_/︺▔╲▁︿/\︿╱\︿︹︿╱﹀╲/╲︿_/︺╲▁︹_/﹀\_︿╱▔︺\/\︹▁_/▔﹀\_︿╱▔︺\︹╱﹀▔

もはや「“世界の名を以て”の意味がわかる」ことを伝えるためにこの話を始めたと言っても過言ではない。この光円錐……すごくないか? 普通に「律者コア」って言っちゃっていいんだ。あとこれ「紹介」にはなってなくない?

とにかく、「ヴェルトが好き」な方……ぜひ『崩壊3rd』を遊んでみてください。見える世界が全く変わってきます。ヴェルトに関しては、本当にキャラクターの重みが変わってくると思います。

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ライター
転生したらスポンジだった件
Twitter:@yomooog
デスク
電ファミニコゲーマーのデスク。主に企画記事を担当。 ローグライクやシミュレーションなど中毒性のあるゲーム、世界観の濃いゲームが好き。特に『風来のシレン2』と『Civlization IV』には1000時間超を費やしました。最も影響を受けたゲームは『夜明けの口笛吹き』。
Twitter:@ex1stent1a

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