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『The First Descendant』は爽快なワイヤーアクションと、スキルまで付け替えられる自由なキャラビルドが楽しい協力型ルートシューターだった。立体的な移動を駆使して仲間と協力、巨大なボスを討ち倒す

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インスタンスダンジョン形式の「侵入作戦」と、巨大なボスに立ち向かう「ヴォイド迎撃戦」も搭載。マルチプレイならではの達成感を味わえる

その後のフリープレイでは継承者が自由に選べたほか、好きな場所に移動できるモードを使用してプレイができた。ちなみにメインストーリーでも8つのエリアが登場するが、これらはゲームをすすめていくことで徐々に開放されていく。また、クリア後にハードの難易度が開放され、より良いアイテムを収集することが可能となる。

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▲ゲームでは要塞以外に8つのエリアが登場する。

自由に移動してフィールド上を探索していると、ミッションが開始できるポイントを発見。早速ミッションをスタートすると、次から次へと敵が登場してくる。それらを蹴散らし、無事クリア。ミッションはキャラクターを強化するためのアイテム収集や、プレイヤーのスキル強化にも便利そうな印象だ。

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▲フィールド上にあるマシンのようなものから、ミッションを開始することができる。
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▲条件を満たすとミッションクリアとなる。また、ミッション自体の結果も表示することができる。

さらに、マルチプレイとして「侵入作戦」「ヴォイド迎撃戦」のふたつのエンドコンテンツに挑戦。インスタンスダンジョン形式の「侵入作戦」は、リリース時は合計16種類のダンジョンが登場するとのこと。それぞれノーマルとハードの2種類の難易度が選べるようになっており、ハードではプレイヤーが難易度を設定出来る「モディファイア」と呼ばれる追加オプションが選べるようになっている。

当然のことながら、追加オプションを増やすほど難易度も高くなるのだが、その分豪華な報酬が得られるという、チャンスも増える仕組みになっているのだ。今回の試遊では、ノーマルの「封鎖エリア」をプレイすることができた。

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今回挑戦した「侵入作戦」は、後半までそれほど厳しい場面はなかったが、終盤は次から次へと迫り来る敵を倒すディフェンスゲームのような状態になり、なかなかスリルある体験ができた。また、仲間が倒れてしまったときに、起こしてあげることもできるなど、協力プレイならではの要素もある。こうして助け合いながらクリアを目指すのは、まさに協力プレイの醍醐味だろう。

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▲仲間が倒れてしまったときは、近づいてXキーを押すことで起こすことができる。
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▲「侵入作戦」ではいろいろと苦労したが、なんとかミッションをクリアすることができた。

ここまでは、強化されたキャラクターを使ってある程度快適にプレイを進めていたものの、次に挑戦した「ヴォイド迎撃戦」ではそうはいかなかった。

この「ヴォイド迎撃戦」は、それぞれ異なる戦闘パターンを持つ巨大なボスを攻略していくモードだ。リリース時には未公開のボスを含めて、全部で16種類のボスが登場する。

試遊では最初に「スワンプ・ウォーカー」というボスと対戦。ステージは足場が悪くダメージを受けてしまう箇所もあり、移動時は気を付ける必要がある。空中に浮かんだオブジェなども存在しているため、グラップリングフックを使って高台に移動することが攻略の鍵になりそうだ。攻撃力は強く体力も多いのだが、こちらのボスは倒すことができた。

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▲戦闘としてはオーソドックスなスタイルで戦っていくことができる、ボスキャラのスワンプ・ウォーカー。

そして、まったく歯が立たなかったがのが、続いて挑んだ「ハングドマン」である。こちらはストーリーモードのラストに登場するボスキャラとなっており、他国で行われた同様のイベントでも最初のプレイで倒せた事例は無かったというほど強力な敵だ。

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もちろん攻撃も激しいのだが、実は通常の方法では倒すことができないギミックが盛り込まれているのである。ハングドマンに攻撃を加えていくと、無敵状態になる。そのとき、上からコアが落ちてくる。プレイヤーのひとりがそれを拾って逃げ惑っている間に、他のプレイヤーが攻撃を加えることでダメージを与えることができるという、かなり変わった仕掛けを解き明かす必要があるのだ。

コアを持っているプレイヤーは、その間スキルを発動することはできない。それ加えて、ハングドマンからも集中的に攻撃を浴びてしまう。そのため、このボスをクリアするにはパーティ編成や戦略、仲間との連携など、あらゆる要素が重要となってくるのである。

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▲残念ながら何度か挑んだものの、今回は倒すことができなかった。

「プレイヤーに長く愛されるためのライブサービスゲーム」を目標に、ライブアップデートも開発中

『The First Descendant』自体は、Free-to-Playで遊ぶことができるが、その課金要素のメインとなるのはシーズンパスである。バトルパスには無料と有償の「プレミア」が用意されている。

バトルパス自体は基本的にスキンを中心に構成されており、アルティメット武器もプレミアだけに限定されるのではなく無料で遊んでいるユーザーも入手することができる。バトルパスやシーズンコンテンツを遊び終えた後も、戦闘補給品ショップとボーナスショップから継続的に報酬を獲得することが可能だ。

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また、バトルパス以外にも育成時間が短縮できるアイテムやゲームプレイの利便性を高めるためのアイテムなども存在している。しかし、重要なのは継承者を含めて販売されているほとんどのアイテムは、ゲームを遊ぶことで入手することができるというところである。

キャラクターの外見をカスタマイズできるスキンアイテムも用意されている。様々なテーマの共通スキンや継承者専用のスキン、アルティメット継承者専用スキン、進化スキンなどが用意されているほか、ペイントシステムでそれぞれの色も変更することができる。

また、エフェクトやエモーションなどもカスタマイズすることが可能だ。これらはバトルパスの戦闘補給品ショップや、実績報酬でも無料で入手することができる。

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本作は、元々プレイヤーに長く愛されるためのライブサービスゲームを目的に始まったプロジェクトだ。プロデューサーであるイ・ボムジュン氏によると、現在はリリースの準備に加えて、ライブアップデートに関しても開発中とのこと。

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ゲームは概ね3ヵ月サイクルで運営されていく。リリース時はプレシーズンという形で、8週間運営。毎月新しいコンテンツのアップデートも計画されている。このプレシーズンの5週目には、新しい継承者とアルティメットキャラクター、新しい迎撃戦や報酬などが追加される予定である。

リリース後に最初に追加される新キャラクターの「ルーナ」は、音楽をコンセプトにしておりリズムアクションのような戦闘スタイルを持っているのが特徴だ。また、人気キャラクター「バルビー」のアルティメットバージョンも追加される予定である。

2024年はシーズン1とシーズン2のアップデートが予定されており、新たなシーズンごとに新しい成長システムと新形式のインスタンスダンジョン、迎撃戦、メインストーリーの拡張、継承者ストーリー、そして新しい継承者が追加されていく予定となっている。

また、アップデート時期は未定だが、プレイヤー同士が1対1で取引できるシステムも現在開発中だ。これにより、育成とアイテム集取のサイクルをサポートしていくとのこと。

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▲プレイヤーからの人気が高いバルビーのアルティメットバージョンも今後登場する予定だ。

いずれにせよ、無料で始めることができることにくわえて、さまざまなプラットフォームのプレイヤーたちとクロスプレイができるという間口の広い本作。リリースも7月2日と残りわずかな日数となっているので、少しでも興味を持ったならばぜひとも挑戦してほしい。

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ライター
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。

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