だから僕は、S(ummon)ができない。
怖い。
アグライア、思った以上に怖い。
約束を破ったら想像以上に激詰めしてきた。
割とみんな「怖い」で印象が埋め尽くされてるのでは?
そもそもスタレって作品自体がギャグっぽいノリだから、「市民に天外のことバラすなよ」と言われて即バレしてた時も「あぁ、またやってら」くらいの感じで見てたのに、本当に殺されかけるとは思わなかった。アグライア的には全然そんなつもりなかったらしいけど、にしても怖い。
とはいえ、彼女って一応「黄金裔のリーダー」らしいので、この厳しさも仕方ないのかもしれない。いや、でもこの人デフォで結構辛辣じゃないですか? 黄金裔のリーダー背負ってるとはいえ、息を吐くように物騒なこと言ってませんか? あんまり上司にしたくないんですけど。
あと、「リーダー格がいきなり実装される」というのも結構珍しい気がする。多分『BLEACH』のゲームで一発目に朽木白哉が実装されてるようなものだと思う。え、山本元柳斎重國じゃないのかって? うーん、なんとなく白哉かな……。
なんでなんすかね。「黄金裔の実装順」に理由とかあるんですかね。メタ的な理由はいくらでもあると思うけど、にしたって結構不思議な順番で実装してる気がする。
だってver3.0の内容だけで言えば、順当に実装されそうなのって「ファイノン」「モーディス」「キャストリス」あたりじゃないですか。でも一発目はアグライア。不思議。なぜなんだ。
もしかしたら、これから段々「ニカドリーを倒せたのも……なのかが復活したのも……全部アグライアさんがいたからじゃないか……!」ばりの好感度上昇があるのかもしれないけど、ver3.0の段階だとやたら怖いアグライアが一発目に実装されるのって……どうなんだ!? まぁなんか仕込んでるんでしょうね。
なので、一年後のアグライアは……「もうちょっと仲良くなってる」ですかね。
抽象的すぎない!?
でも、ひとつくらいガチで抑えに行きたい。自分から言い出しといて恐縮ですけど、流石にオール罰ゲームだけは避けたい。あと、アグライアとはもう少し穏便な関係になりたい。もうちょい仲良くやりたい。
……って、自分的にはガチで抑えに行った予想のつもりなんですけど、これで全然違ったらどうしよう。ここから裏切られる可能性もあるし、普通に退場する可能性もある。スタレは「ガイド的な役割のキャラは大体ヤバい」のジンクスもありますし。頼む、ここだけはハズれないでくれ。
ネタ切れ
残りの黄金裔……「サフェル」、「アナイクス」、「ヒアンシー」。
この3人どうしたらいいすか?
「よーしジスロマック黄金裔の感想を全員分書いちゃうぞ」と意気込んで書き始めたけど、そもそも残りの3人はまだ本編に出てもいないじゃないか!? なんて無謀な企画なんだ! 無計画すぎる!!
「1年後には黄金裔全員分の感想を書けるよね」という1年後ありきでスタートしたせいで、現時点では黄金裔が半分も出ていないことを考慮していなかった。こんな状態で「予想」もクソもあるのか? 全く知らない競走馬しか出走していないレースに賭けるようなものじゃないか!?
ウダウダ言っても仕方ないので、現状ある材料で頑張ってみる。
まずは「サフェル」。
この猫っぽい人。黄金裔って十三英傑セルフオマージュなようで、本編を触ってると意外にズラしてることがわかるけど……サフェルはだいぶパルドフェリスのセルフオマージュ感が強い。パルド好きなのでそこは普通に嬉しい。それ以外なんもわからん。
声優もわからん、性能もわからん、モデルと名前しかわからん。
強いて言えば故郷っぽい何かが滅んでそうなところはわかる。
やっぱり企画倒れかもしれない。
でも、サフェルは「名前だけ」メインストーリーにチラッと出てるんですよ!
どうやら現在の責務からは逃げ出している(?)ようで、アグライアとトリビー同様に「半神」となっている黄金裔らしい。つまり、サフェルも割かし格が高いと思われる。まだ「半神」になっている黄金裔が多くない中では、意外に実力者なのかもしれない。情報がないせいで「らしい」「と思われる」「かもしれない」の殴打。
なので……割と真面目に予想して、「意外に武闘派」でしょうかね。
パッと見で「調和」か「虚無」っぽい気がするけど、虚を突いて「壊滅」や「巡狩」で実装される可能性もあると思う。ファイノンとモーディスが苦戦するようなタイタンを片手で投げ飛ばしたりするかもしれない。ホンマか~? もうヤケクソか~?
残りは「アナイクス」と「ヒアンシー」。
アナイクスは……ビジュアルがいいですよね。
眼帯、薄緑っぽい髪、なんか不健康そうな身体つき。やっぱりホヨバの男は最高だぜ!! ……と言いたいものの、あまりにも情報がなくてこれ以上書くことがないのも事実。
せめてver3.2くらいでこの企画やればよかったのでは?
開幕直後に全員分は早すぎたのでは?
でも、モデルを見る限り意外にヒアンシーがロリロリな感じじゃないのも面白いと思います。もっと少女寄りだと思ってた。「クレーだと思ったらバーバラだった」みたいな。
なんなんすかね、このふたりはどういう関係なんでしょうね。
情報が少ないどころか性格の断片も見えてないから関係性すら妄想できない。
「先生と生徒」みたいな感じなんですかね?
ちなみに、アナイクスもサフェル同様「名前だけ」チラッと出てたりします。
なんか「神を冒涜する」ような学派についているらしく、話術もひどいらしい。
ストーリーもフィールドも、何もかもデカすぎるオンパロス。
必然的にNPCなどの小ネタも膨大になり、すでに整理しきれない量の情報が出ていると思う。だから、私がさも「他の黄金裔って全然情報出てなくてェ……」みたいに語っているものの、断片をかき集めれば意外とわかるのかもしれない。オンパロスがデカすぎるのが悪い。
そんな状況下でアナイクスとヒアンシーの予想をしなければいけないわけですけど……えーと……そうですね……できれば、ふたりとも「幸せになってほしい」ですかね。「抽象的すぎて逆に当たりそう」というハックを発見しました。
ピンクの妖精さん?
そもそも、「黄金裔」自体はオリュンポス十二神よろしく「12人」いるはずなのである。
でも、現状出ている黄金裔は、ファイノン・トリスビアス・アグライア・キャストリス・モーディス・サフェル・アナイクス・ヒアンシー……の8人。つまり、最低でもまだ4人残っている。
もっと厄介なのが、最後にチラッとだけ出てきた「キュレネ」が黄金裔なのかどうかもわからないこと。まぁ普通に考えるなら「ミュリオン=キュレネ」なんだと思いますけど、どうせこのへんちょっとズラしてくるんですよ。知ってる、なんか単純に「実はキュレネでした~」とかしてこなさそうなのはわかる。
ここから『崩壊3rd』度数を一気に上げていくぞ。
そもそも、ファイノンの故郷は「エリュシオン」という名前。その故郷であるエリュシオンに、「キュレネ」という名前の少女がいた。多分キュレネ。ほぼキュレネ。まぁ完全に井上麻里奈。
そして『崩壊3rd』に、このキュレネに見た目も声も似ている「エリシア」というキャラがいたわけです。もはや語るのも無粋かもしれないけど、「エリュシオン」も「エリシア」も、ギリシャ神話に登場する死後の楽園「エーリュシオン」が名前の元ネタだと思われる。
そんなエリュシオンで、ファイノンとキュレネは出会っていた……?
ガハハ! ガハハじゃねーよ!!
なんすかこれ? ボクらを匂わせだけで殺したいんですか? まだまだオンパロスは始まったばかりなのに、ファイノンとキュレネ周りは10秒の情報で無限に白米を食えますね。なんならもうファイノンとミュリオンが会話してるシーンだけでご飯食べられる。
やはり、オンパロスは「古の楽園」を意識しているところがあると思う。
ただ、同時にアップデートもしている。
今回最も話したいのは、この「オンパロスの進化」である。
じゃあなんで黄金裔の感想書いたのとか言うな。
特に、「オンパロス英雄記」にはその進化がハッキリと出ている。
『崩壊3rd』の「古の楽園」って、端的に言うなら「ものすごく膨大なテキストを解読して、徐々にキャラクターの全貌が見えてくる」ようなコンテンツでした。つまり、気が遠くなるような物量のテキストを自発的に読まなきゃならない。根性論で、「頑張って読む」しかない。
「古の楽園」はそこが面白いけど、同時にハードルの高さにも繋がっていた。とにかく読む。「ソシャゲのテキストは2行が限界」という風説もある中で、テキストを読んで読んで読みまくって、最後に面白さが爆発する。正直、「面白いけどかなりハードコアなコンテンツ」だと思っていた。
「オンパロス英雄記」は、その「読むための精神的ハードル」をグッと下げてきたと思う。
まず、メインストーリーを遊ぶ中で、自然に「オンパロス英雄記」に誘導される。
黄金裔のショートストーリーを、石川由依のフルボイスで読み上げてもらえる。もうこれ「石川由依の朗読コンテンツ」としてだいぶアリでは。男主人公にした人は榎木淳弥の朗読を楽しめるんだろうか。それはそれでうらやましい。
そして叙事詩を完成させると、いろいろ報酬がもらえる。
もしかしたら、私がver3.0で最も感動したのは、この「オンパロス英雄記」というシステムの完成度の高さかもしれない。メインストーリーの流れで自然に誘導する。フルボイス&ショートストーリーで、気軽に楽しんでもらう。結構報酬もウマい。このワンセットが上手く組めている。
なんというか、開発チームの「どうすれば長文のテキストをみんなに読んでもらえるだろうか」という議題に対する試行錯誤の跡を感じる。あらゆるRPGが激突する、「そもそもシナリオが長すぎると一般的なユーザーはついてこられない」という問題をシステム面から解決できないかという意志を感じる。
まぁ、要するに「ちゃんと古の楽園の反省踏まえてるじゃねえか!!」という感動なんですけど。
偉い。率直に「偉い」と思う。
「古の楽園」自体はなんだかんだで評価の高いコンテンツだったから、こっちでも「そのまんまやっちゃうか」とあぐらをかきたくなるはず。でも、ちゃんとシステム面からアップデートしていた。ここが本当に偉い。なんか、あたし親バカですか? スタレちゃんの成長に甘々じゃないか?
なんとなく、人間には「テキスト筋」という部位がある気がする。
長文を読むことができるか。文章の塊に耐えられるか。
そのテキスト筋は、人によって千差万別だと思う。
たとえば、ゲームのシナリオが「バーベル」だったとしよう。そのシナリオバーベルを40kgまで持ち上げられる人もいれば、10kgで精いっぱいな人もいる。「古の楽園」は、正直100kg級だったと思う。よほどのシナリオマッチョじゃないと、多分途中で気が滅入ってくる。
オンパロス英雄記も、1年後にはきっとそれに匹敵する物量になっているのだろうけど……同時に、「トレーナー」がついてくれているような感覚がある。突然「よし、いまからひとりでマラソン100周!!」と孤独な戦いを強制されるのではなく、並走するトレーナーが水分補給などのサポートをしてくれる。
フルボイスで読み上げてくれるし、それぞれのエピソードがしっかり小分けになっているし、シナリオ解放条件もそんなに重くないし……とにかく、「物量のあるテキストを読ませるための工夫」がたくさん込められていると思う。ウッ、成長してる……ちゃんと成長してる……やっぱ親バカなんですかね?
実のところ、私自身に「テキスト筋」はあまりないと思う。
こういう仕事してる割に。
あんまりな長文を読んでいると疲れてくるし、文章に書かれていることを脳内で読解する作業があまり好きではない。音楽とかの方が好き。こういう仕事してる割に。
そのうえで、文章は「波長」だと思う。
どれだけの長文でもスルスル読めるような「波長の合うテキスト」を書く人もいれば、1000文字でも全然読む気にならない「合わないテキスト」もある。でも、ゲームって多くの人に遊んでもらわなきゃいけないから、テキストに「より多くの人と波長をチューニングする工程」を挟まなきゃいけないはず。
オンパロス英雄記を触っていて感じたのが、その「波長のチューニング」を頑張っていること。
特に、「フルボイス」。
正直なところ、私はゲームのフルボイスにそこまで価値を感じるタイプじゃないです。「あれば嬉しいかなー」くらいなもので、ちょいちょい飛ばすこともある。でも、オンパロス英雄記は「フルボイス」によって、長いテキストをある程度読みやすくしている。フルボイスに理由と価値がある。
別に画面に集中せず、それとなく「流し聞き」するような感じでもOK。本来は「テキストを読むコンテンツ」のはずなのに、究極的には文章を読まなくてもいい。「どうすれば多くの人間にテキストを読んでもらえるか」の解答のひとつだと思っています。
うん、私も書いてて「もう黄金裔じゃなくてオンパロス英雄記の感想じゃねーか」と思った。
そうだ、一応キュレネの1年後の予想も立てておきましょうか。
うーん、ここはあえて「なのかとキュレネが合体」で行きましょう。ピンク髪だし、無関係じゃなさそうだし、合体して七月みつかとかになるんじゃないですかね。
ということで、1年後をお楽しみに!!
とはいえ、次の日記が1年後になるとかじゃないです。その間も更新はするので、「この予想の答え合わせは1年後をお楽しみに」という感じで、2025年も何卒よろしくお願いします。