Nianticの『ポケモンGO』やバンダイナムコの『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』のARフォトモードといった、拡張現実(AR)技術を使ったゲームがスマートフォンを中心にリリースされ続けている。
そんなARゲームの技術を利用するため、自分の腕にゲームのコントローラー型タトゥーを彫った人物が登場した。Olo Sabandija氏はコントローラー型のタトゥーとスマートフォンを利用し、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』をプレイするデモンストレーション動画も公開している。ボタン入力にも対応しており、実際にゲームとして遊べるようだ。
https://twitter.com/olomerol/status/1064635277065535491
※正確には3Dで再現された『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のクローンゲーム。コントローラーの位置に合わせてゲームの表示される位置も移動するので、実際に腕の上にゲームが浮いているように見える。発売、配信などはされていない。
ARゲームは現実の世界にコンピューターグラフィックスを重ねて描くという特性上、現実の座標を認識する必要がある。その方法にはさまざまな物があるが、一般的なものにはGPSを使った座標を使ったもの、空間を認識するもの、ARマーカーを使ったものなどがある。
このタトゥーはARマーカーとして機能しており、その情報を利用してゲームを遊ぶことができる。ボタンは実際に押すのではなく、カメラからボタン姿が消えることがトリガーとなって入力と認識しているようだ。
QRコードのタトゥーやARマーカーのタトゥーを彫る人はこれまでにも幾度か話題になったが、実際にゲームがプレイできるという先進的なタトゥーはほかに見たことがない。かなりハードルが高いが、ゲームを体に刻みつけたい人はOlo Sabandija氏の公式サイトをチェックしてほしい。来年1月にはこのタトゥーの詳細情報が公開される予定だ。
文/古嶋誉幸