SF作家&ゲームライターによる「2018年のゲームメディアを振り返る」配信が実施。名文・炎上・誤報すべてからゲームジャーナリズムを読み解く

 電ファミニコゲーマーでもさまざまな記事を書いているゲームSF作家・赤野工作氏が、2019年1月2日に「記憶に残ったゲームメディアの記事で2018年を振り返る」という生配信を実施すると発表した。

 この生配信には赤野工作氏はもちろん、『ウルトラマンオーブ』の田口清隆監督と対談したゲームブロガーのラー油氏『センチメンタルグラフィティ』の声優インタビューを担当したカワチ氏、謎の多いゲームライターであるするめ(以下)マン氏が出演。ゲームライターとして活躍する人々が、2018年のゲームメディアを総括するという企画となっている。

 現在、赤野工作氏のTwitterアカウントでは、「記憶に残ったゲームメディアの記事」の募集が行われている。記事の方向性は問わず、名文・炎上・誤報などなんでもあり。送られている意見もさまざまで、たとえば電ファミニコゲーマーの野村克也氏に『パワプロ』の選手データを見てもらうインタビュー記事や、IGN JAPANに掲載されている韓国に存在した鉄拳の聖地「GREEN ARCADE」に関する歴史をまとめた記事などはポジティブに受け止められているようだ。

 とはいえ、ゲームメディアの記事は必ずしもいいものばかりではない。グラフ内容に不備があり問題となった「なぜ日本のゲームメーカーは世界で戦えなくなったのか」という電ファミニコゲーマーの記事や、ガチャの内容を操作していたと大きな騒ぎになった『アナザーエデン』をむしろ始めるチャンスとオススメしたインサイドの記事、そしてインタビューとは思えないほど辛辣な質問ばかりが飛ぶ4Gamer.netの『SOUL REVERSE』記事なども取り上げて欲しいという意見が寄せられている。

赤野工作氏の著書、『ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム』。

 2018年のゲームメディアの記事を見直してみると、さまざまなものを成し遂げ、同時にいくつもの問題があることがわかる。これらすべてを取り上げると決まったわけではないが、少なくともこういった問題に踏み込むのであれば、ゲームジャーナリズムとしてかなり社会派な配信内容になることだろう。

 赤野工作氏は今回の配信を行う3つの理由を語っている。2018年はさまざまなメディアから「ゲームメディアの存在意義」「ゲームライターとして生きる」といった記事が出ており、総括するチャンスであると感じたという。また、ゲーム記事の読み方がわからない人に対する解説を行うと同時に、ライターや編集部が寿命を削って書いた記事をあらためて取り上げたいという思いもあるそうだ。

 生配信「記憶に残ったゲームメディアの記事で2018年を振り返る」は2019年1月2日に実施されることは決まっているが、時間帯など詳細はまだ未定。詳しくは赤野工作氏(@KgPravda)やカワチ氏のTwitterアカウント(@kawapi)で追って発表される。

文/渡邉卓也

著者
渡邉卓也
「マリオの乳で育った男」と自称するフリー・ゲームライター。いくつかのメディアでゲームニュース、レビュー、コラムなどを担当。自分が書いた記事で気に入っているのは「なぜこのゲームが「モンハン」の次に売れるのか…? 『Ice Station Z』から見る3DSという市場の特殊性とゲームの評価の難しさ」。好きなキャラクターは「しずえ」と「カービィ」。
Twitter:@SSSSSDM
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