電ファミニコゲーマーで連載中の、マンガ家・田中圭一先生によるゲーム業界レポートマンガ『若ゲのいたり ゲームクリエイターの青春』がKADOKAWAから書籍化、2019年3月28日に発売される。価格は1080円(税込)。
◆書籍『若ゲのいたり ゲームクリエイターの青春』収録内容
・第1話 『ファイナルファンタジー』坂口博信
・第2話 『アクアノートの休日』飯田和敏
・第3話 『メカ生体ゾイド』徳山光俊
・第4話 『龍が如く』名越稔洋
・第5話 『MOTHER』糸井重里
・第6話 『星のカービィ』桜井政博
・第7話 『初音ミク』佐々木渉
・第8話 『プリンセスメーカー』赤井孝美
・第9話 『電脳戦機バーチャロン』亙重郎
・第10話 『どこでもいっしょ』南治一徳
・第11話 『ぷよぷよ』仁井谷正充
『若ゲのいたり』は、1980~90年代の「青春期」とも呼べるゲーム業界に焦点を当て、田中圭一先生がさまざまな人物に取材を行い、そのレポートをマンガにしたものだ。
田中圭一先生は自身もゲームクリエイターとしての経験を持ち、昨今は『うつヌケ』や『田中圭一の「ペンと箸」』などの作品でも知られている。
今回の書籍には、電ファミニコゲーマーに掲載された第1話~第11話が収録。『ファイナルファンタジー』シリーズを生み出した坂口博信氏、『星のカービィ』をはじめ『大乱闘スマッシュブラザーズ』の生みの親としても知られる桜井政博氏、コピーライターでありながらゲームに感動し自ら『MOTHER』を作り出そうとした糸井重里氏、そして『ぷよぷよ』で成功しつつも90億の負債を抱えることになった仁井谷正充氏のエピソードなどを、全168ページで読むことができる。
なお書籍の帯には、大のゲーム好きとして知られる声優の中村悠一氏からのコメントが寄せられている。また、今回の書籍化に寄せて、登場したクリエイターからもメッセージをいただいたので、ここに紹介しよう。
子供の頃は夢中で遊ぶだけだった。
新たな視点から見る思い出は、
大人ならではの楽しみを与えてくれた。
(声優・中村悠一氏)
【2019年3月13日追記】
名越稔洋さん、亙 重郎さんからも、コメントをいただきました!
現在、Amazonほかで予約受付中。なお、発売日同日にフルカラー版の電子書籍も同時配信される予定とのこと。田中圭一先生の著書をまだ読んだことがない方には、入門書としてぜひともおすすめしたい一冊だ(いきなり『Gのサムライ』はキツイぞ)。
ライター/渡邉卓也