ゲームメーカーのメビウスは、PlayStation Vita用ソフト『GNOSIA(グノーシア)』を2019年春に配信することを発表した。
【新作情報】『メゾン・ド・魔王』のプチデポット最新作GNOSIA(グノーシア)の公式サイトを更新しました。今春配信予定です。
— メビウス@ゲーム開発&販売 (@digitalmebius) March 8, 2019
漂流する宇宙船内、人間を襲う未知の敵「グノーシア」。仲間の中に潜む敵の正体を暴き、排除せよ。 https://t.co/lEhmnsMRE2 #グノーシア
『グノーシア』は、『メゾン・ド・魔王』などで知られる独立系ゲーム開発者集団「プチデポット」によって制作されている作品。「人狼ゲーム」をモチーフにしたSF人狼アドベンチャーゲームで、宇宙船の中に紛れ込んだ「グノーシア」を推理と議論で見つけていく。
本作は「ひとりで遊べる人狼ゲーム」を理念に制作が行われており、何度も繰り返しゲームプレイを楽しめるのが特徴だ。1プレイは3~15分程度で、毎回それぞれ配役や展開が変化する。人間を消してしまうグノーシアをすべて見つけてコールドスリープすれば人類の勝利、逆にグノーシア側は見つからずに生き残れば勝ちとなる。
会議パートでは誰がグノーシアなのか話し合うことができ、多数決でコールドスリープするキャラクターを1日に1人決めることができる。ただし必ずしもプレイヤーの思い通りにはいかず、ときには自分がコールドスリープさせられてしまうこともあるだろう。あるいは、日付をまたぐ際にグノーシアに襲われて死んでしまう可能性もある。
そこで重要になるのがパラメーターとスキルである。プレイヤーには「カリスマ」や「直感」などの能力値が存在し、その数値によって意見の説得力が変化する。「演技力」が高ければウソを見破られづらいだろうし、「ステルス」が低ければすぐにやり玉に挙げられるだろう。ゲームを進めていけば、議論が有利になるスキルも入手できる。
プレイが進行していくと自由に配役を設定できるようになり、さらに物語の全貌も明らかになっていくという。このほかにも移動パートが用意されており、船内を移動して各キャラクターと親交を深めたり、怪しい人物に探りを入れることもできるそうだ。このように、AIとの人狼ゲームを何度も楽しめる作品となっている。
これまでリリースの延期を続けていた『グノーシア』だが、公式サイトが更新され今春配信になることが明らかになった。また、キャラクターページも更新されており、内気な青年「レムナン」と、一切喋らない謎の女性「ククルシカ」の情報が明かされている。
ライター/渡邉卓也