バンダイナムコエンターテインメントは、Nintendo Switch版『ドラえもん のび太の牧場物語』の無料体験版の配布を開始した。
体験版はゲームの序盤数日を遊ぶことができる。ただし、セーブデータを製品版に引き継ぐことはできないので注意が必要だ。作物の育て方や虫取りといったゲームの基本的な内容を体験できるので、本作がどのようなゲームなのか確認してほしい。
『ドラえもん のび太の牧場物語』は、その名の通り国民的アニメ『ドラえもん』とマーベラスの牧場運営シミュレーション『牧場物語』とのコラボレーション作品。
ドラえもんたちは見つけた不思議な種がきっかけとなり、突如異世界へと送り込まれてしまう。そんな異世界にあるシーゼンタウンを舞台に、農業や牧畜など『牧場物語』シリーズでおなじみのスローライフをおくっていくストーリーだ。
シーゼンタウンには「子供は必ず仕事の手伝いをしなければならない」という決まりがある。のび太を除く他のメンバーは大工やレストラン、病院と働く場所を見つけていくが、のび太だけはどうしても見つからない。そんなのび太を助けてくれたのが、祖母とともに牧場を営むランチだ。彼はのび太に今は使っていない農場を紹介する。
プレイヤーはのび太として牧場を切り盛りしながら、元の世界に戻るためにこの世界に散らばったひみつ道具を探すことになる。
体験版は牧場の基礎を学びながら、町長に3日以内にカブを届けることが目標だ。本来、カブは収穫までに5日かかるので、普通にプレイしても間に合わない。そこで登場するのがひみつ道具だ。ドラえもんから貰える「アットグングン」を使って成長を促進させる。原作やアニメにも登場した秘密道具だ。
こうした時間制限のあるミッション以外にも、マップを歩いているとさまざまなイベントに出くわす。コメディタッチのものや少しホロリと来るものまで用意されており、中にはイベントスチルが用意されているものもある。
体験版では、はじめから「どこでもドア」でシーゼンタウンのさまざまな場所へ行くことができる。体験版の期間はゲーム内で数日と短いが、まだ見ぬイベントを求めて繰り返し遊んでみるのもいいだろう。
ドラえもんとのコラボということもあり、プレイヤーは自由に自分の人生を生きるというより、のび太としてどう生活するかを体験するゲームになりそうだ。原作からのネタも引用されているので、ファンならニヤリとする描写も数多く用意されているだろう。
『ドラえもん のび太の牧場物語』は6月13日発売予定。興味がある方は、まずは体験版をプレイして本作の雰囲気を確かめてみてほしい。公式サイトではゲームのアンケートも行っている。ゲームをプレイした方は、そちらにも答えてみてはいかがだろうか。
ライター/古嶋誉幸
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