ディストピア社会の命がけ亡命リアリティショーゲーム『ミニストリー・オブ・ブロードキャスト』が1月30日に配信決定

 PLAYISMは、ディストピア社会のリアリティショーを題材にした2D横スクロールアクションゲーム『ミニストリー・オブ・ブロードキャスト』を、1月30日に配信すると発表した。プラットフォームはSteam。価格は1520円となる。なお、Nintendo Switch版が2020年内に発売予定となっている。

 『ミニストリー・オブ・ブロードキャスト』は、チェコの同名インディー開発スタジオによる2D横スクロールアクションゲーム。チェコはかつて現実の歴史においてソビエト連邦の支配下にあった過去があり、本作はそんな背景を思わせるように全体主義や政治的要素をシニカルでブラックに風刺しているのが特徴だ。

 ゲームの舞台は全体主義政府によって壁で分断された社会。そこでは政府主催による命がけの亡命リアリティーショーを放送しており、主人公はその壁を越えて家族に再会するためリアリティーショーに望む赤毛の男となっている。

 しかしこの男、どうにも間が抜けており、過酷なリアリティーショーに参加するわりには悲壮感をあまり感じさせない。プレイヤーの取るアクションによって他人を犠牲して進むこともできるのだが、飄々と受けとめており、自身の境遇にも呑気な部分を垣間見せる。

(画像はYouTube 「Ministry of Broadcast – ミニストリー・オブ・ブロードキャスト 2020年1月30日配信開始」より)
(画像はYouTube 「Ministry of Broadcast – ミニストリー・オブ・ブロードキャスト 2020年1月30日配信開始」より)
(画像はYouTube 「Ministry of Broadcast – ミニストリー・オブ・ブロードキャスト 2020年1月30日配信開始」より)
(画像はYouTube 「Ministry of Broadcast – ミニストリー・オブ・ブロードキャスト 2020年1月30日配信開始」より)

 ゲームは『プリンス・オブ・ペルシャ』に影響を受けている。ゲームのステージそのものがリアリティショーの一部という設定なので、ときどき、このステージを管理するため監視している人間や、時々はステージと外の世界と境界線を見ることができる。

 またゲームはブラックユーモアに満ちており、主人公がさまざまな方法で死ぬアニメーションがたくさん用意されている。パズルの解き方次第ではエンディングが分岐するというので、いろいろな解法を探してみるのがいいのかもしれない。はたして壁を越えた自由の先は何が待っているのか、その目で確かめてみよう。

ライター/福山幸司

ライター
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman
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