PLAYISMは、シミュレーションゲーム『Everything』の日本語版を、2月13日(木)にNintendo Switch、PlayStation 4、Steamにて同時発売したことを発表した。希望小売価格は1480円(税込)。
『Everything』は、アイルランド出身のアーティストであるデヴィッド・オライリー氏が開発し、2017年にSteamにて発売した作品。本作は、オライリー氏がゲームというツールを用いて現実世界のシミュレーションを試みた結果に生まれた実験作である。
本作では目に入る全てのモノ、動物、惑星、銀河、何から何までをすべてプレイアブルキャラクターとして操作可能だ。目的やスコアなどはなく、さまざまな視点を切り替えて世界を探求する一方で、何もせずに世界を観測するドキュメンタリーとして楽しむこともできる。
自動生成、かつAIでシミュレートされた『Everything』の世界は、あらゆるユーザに困惑と称賛の目で迎えられた。そして、2018年の「第90回アカデミー賞」(オスカー)では、ゲーム作品でありながら、短編アニメーション部門で本作がノミネートされており、メディアアートとして高い評価を受けている。
日本語版に関しては、Steamでのリリースから2年以上対応されていなかったが、PLAYISMが日本語ローカライズを担当したことで今回の実現に至った。なお、すでにSteam英語版を購入済のユーザーも、ゲームのアップデートを適用すれば日本語字幕を利用可能だ。
すでにプレイヤーの人やそうでない人も、哲学者であるアラン・ワッツ氏の言葉とBen Lukas Boysen氏作曲の楽曲に導かれ、この不思議で美しい世界で、生命に対する新たな視点を見つけてみてほしい。
ライター/ヨシムネ