ポーランドのゲーム開発会社であるCD Projektは、同社グループにおける代表作といえる『The Witcher』シリーズの世界累計販売本数が5000万本を突破したことを発表した。
Over 50 million adventurers joined Geralt on his journey from Kaer Morhen to Vizima, through Flotsam and Vergen, Velen and Novigrad to Skellige Isles and Toussaint, and many, many more places, time and time again…
— The Witcher (@witchergame) May 28, 2020
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『The Witcher』シリーズはアンドレイ・サプコフスキ氏による小説を原作とする3部作のロールプレイングゲーム。今回の発表は2020年第1四半期における決算報告の中で発表されたもので、CD Projektグループ全体での2020年第一四半期における総売上高は約51億5600万円に達した。この金額は前年度の同期と比べて2.5倍以上の記録で、約24億5800万円の利益を計上。売上、純利益ともに第1四半期ではグループ史上最高の金額となった。
この結果に大きく貢献しているのは、最初の発売から5周年を迎えた『ウィッチャー3 ワイルドハント』である。2019年10月にはNintendo Switch版が発売されたほか、2019年末に映像ストリーミングサービスのNetflixで開始されたヘンリー・カヴィル主演のドラマシリーズはプレイヤー数や同時接続人数などさまざまな記録を打ち立て、ゲームだけでなく原作小説の売上も伸ばすひとつの要因となった。
2020年3月にリリースされた『グウェント ウィッチャーカードゲーム』のAndroid版や同年1月にNintendo Switch版を発売した『奪われし玉座:ウィッチャーテイルズ』も業績へ影響した要因として挙げられるが、一方で移動制限や外出自粛など、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によりビデオゲームの人気が高まった点も推測として語られている。
ライター/ヨシムネ