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『テクテクテクテク』の生みの親である麻野一哉氏が同作の復活を予告、中身やタイトルを変更し「暑いうちに出したい」と表明

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 ゲームクリエイターである麻野一哉氏が、サービスが終了した位置情報ゲーム『テクテクテクテク』の復活についてTwitter上で言及。現在、リニューアル版を開発中であることを明かし、中身やタイトルなどが変更されたものを「暑いうちに出したい」と明らかにした。

麻野一哉氏
 1年前の本日、「テクテクテクテク」はサービスを終了しました。それから、復活をめざして準備を進めてきましたが、そろそろ形になってきました。見た目はあまり変わりませんが、中身は割と変えました。タイトルも少し変えました。暑いうちに出したいと思っています。もうしばらくお待ちください。

 『テクテクテクテク』は、ドワンゴが2018年11月29日から配信していたスマートフォン向けのアプリで、位置情報ゲームとRPGと塗り絵を組み合わせたシステムが特徴的だった。ゲーム内でプレイヤーは、自身がいる周辺の街の区間を塗り絵のように塗りつぶしていく。

 こうした街の区間からはモンスターが出現し、バトルで勝つことによって経験値や素材を入手することができる。そうやってレベルを上げつつ装備を製作・購入して、キャラクターを成長させて強くしていき強ボスと戦いつつ、最終的には日本全土を制覇していくのが目標だ。

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(画像はGoogle Play『テクテクテクテク』より)
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(画像はGoogle Play『テクテクテクテク』より)
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(画像はGoogle Play『テクテクテクテク』より)
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(画像はGoogle Play『テクテクテクテク』より)

 ゴジラ、キズナアイ、エヴァンゲリオン、さらには歌手の小林幸子さんまで、さまざまなコラボを行い注目を集めた本作だったが、サービス継続を維持できる収益が見込めないと判断され、約半年間でサービスが終了することが当時は告知された。

 しかし、開発チームは、サービス終了することが決まった直後に、後継作品のリリースを目指すことを表明。引き継ぎの手続きを行った人には、プレイデータの一部の引き継ぎ、もしくはプレイ進度に応じた報酬の付与などを検討していると、その時点では明かしていた。

 しかし同時に「データの引継ぎを行わない(行えない)場合もございます。恐れ入りますが、あらかじめご了承ください。」とも伝えられ、実際に引き継げるかどうかは不透明だった。

『テクテクテクテク』が6月17日をもってサービス終了。開発チームは引き継ぎを行える後継作品を目指す

 麻野氏のツイート内容からすると、見た目はあまり変わらないものの、中身やタイトルは変更され、同作は装いも新たに登場するということなのだろう。

 以前に触れていたプレイデータの引き継ぎはあるのか気になるところだが、そもそも本当に後継作品のリリースがあるのかどうか、これまで不透明だったため、新装版『テクテクテクテク』が実現するという続報だけでも、ファンにはとっては朗報だ。新たな『テクテクテクテク』の動向には、これから注目したい。

ライター/福山幸司

ライター
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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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