ゲームクリエイターである麻野一哉氏が、サービスが終了した位置情報ゲーム『テクテクテクテク』の復活についてTwitter上で言及。現在、リニューアル版を開発中であることを明かし、中身やタイトルなどが変更されたものを「暑いうちに出したい」と明らかにした。
1年前の本日、「テクテクテクテク」はサービスを終了しました。それから、復活をめざして準備を進めてきましたが、そろそろ形になってきました。見た目はあまり変わりませんが、中身は割と変えました。タイトルも少し変えました。暑いうちに出したいと思っています。もうしばらくお待ちください。
— 麻野一哉 (@asanokaz) June 17, 2020
麻野一哉氏:
1年前の本日、「テクテクテクテク」はサービスを終了しました。それから、復活をめざして準備を進めてきましたが、そろそろ形になってきました。見た目はあまり変わりませんが、中身は割と変えました。タイトルも少し変えました。暑いうちに出したいと思っています。もうしばらくお待ちください。
『テクテクテクテク』は、ドワンゴが2018年11月29日から配信していたスマートフォン向けのアプリで、位置情報ゲームとRPGと塗り絵を組み合わせたシステムが特徴的だった。ゲーム内でプレイヤーは、自身がいる周辺の街の区間を塗り絵のように塗りつぶしていく。
こうした街の区間からはモンスターが出現し、バトルで勝つことによって経験値や素材を入手することができる。そうやってレベルを上げつつ装備を製作・購入して、キャラクターを成長させて強くしていき強ボスと戦いつつ、最終的には日本全土を制覇していくのが目標だ。
ゴジラ、キズナアイ、エヴァンゲリオン、さらには歌手の小林幸子さんまで、さまざまなコラボを行い注目を集めた本作だったが、サービス継続を維持できる収益が見込めないと判断され、約半年間でサービスが終了することが当時は告知された。
しかし、開発チームは、サービス終了することが決まった直後に、後継作品のリリースを目指すことを表明。引き継ぎの手続きを行った人には、プレイデータの一部の引き継ぎ、もしくはプレイ進度に応じた報酬の付与などを検討していると、その時点では明かしていた。
しかし同時に「データの引継ぎを行わない(行えない)場合もございます。恐れ入りますが、あらかじめご了承ください。」とも伝えられ、実際に引き継げるかどうかは不透明だった。
『テクテクテクテク』が6月17日をもってサービス終了。開発チームは引き継ぎを行える後継作品を目指す
麻野氏のツイート内容からすると、見た目はあまり変わらないものの、中身やタイトルは変更され、同作は装いも新たに登場するということなのだろう。
以前に触れていたプレイデータの引き継ぎはあるのか気になるところだが、そもそも本当に後継作品のリリースがあるのかどうか、これまで不透明だったため、新装版『テクテクテクテク』が実現するという続報だけでも、ファンにはとっては朗報だ。新たな『テクテクテクテク』の動向には、これから注目したい。
ライター/福山幸司