個人ゲーム開発スタジオのSlavic Magicは日本時間7月5日(日)、リアルストラテジーゲーム『Manor Lords』のSteamストアページを公開したことを公式Twitterアカウントより伝えた。本作は2020年秋に早期アクセスの開始を予定している。
中世ヨーロッパを参考としている『Manor Lords』では、自然で深みのある街づくりや大規模の戦闘を楽しめる。作中へ登場する建築物はすべて11世紀から15世紀までの建築様式が参照されており、構造力学については、交易路や景観が集落の形や発展に影響を与えていた実際の中世の村や集落の成長がモチーフになっているという。
畑は鋤を牛にひかせて耕し、鉄は昔ながらの製錬炉で溶かされ、広大な牧草地で羊たちが草を食む。中世ヨーロッパに恐らく存在したであろう季節ごとののどかな風景が見られるのも、本作の街づくりにおける魅力のひとつといえるだろう。ただし、戦争や疫病、飢饉といったトラブルに見舞われる可能性も存在する。
戦闘では陣形選択をはじめ、兵士の士気や疲労の度合い、さらには天候や装備品といった要素が戦況に影響を与える。リアルに感じられる戦いを目指しているという本作では、うまく兵士を配置して動かすことで、小さな軍隊でも大きな軍勢を退けられるだろう。
秋に始まる早期アクセスでは、AIが操作する競合勢力と外交の要素をはじめ、2km四方のマップが50地域以上追加される予定。ゲームプレイでは街づくりと管理の要素や歩兵戦を試すことができる。
製品版となる際には騎兵隊や要塞、防壁の上に配置できるユニットが追加されるほか、火薬を使った武器や工場兵器も登場予定で、見栄えの良い戦闘シーンを堪能できるだろう。
なお、3年間の開発期間を経ている本作は早期アクセス期間を「1年から2年ほど」としており、製品版の完成時には「値上がりの可能性がある」と説明している。
『Manor Lords』に関するアイデアや意見・感想を受け付けているコミュニティがすでに開設されているので、興味があれば公式サイトからチェックしてみてほしい。
ライター/ヨシムネ