アメリカのエレクトロ・ポップ・デュオ「シルヴァン・エッソ」は、最新シングル「Ferris Wheel」のミュージックビデオ(以下、MV)を『あつまれ どうぶつの森』で再現した動画を公開している。
オリジナルのMVは7月に公開されたが、今回は『あつまれ どうぶつの森』で同じ映像を再現した可愛らしいビデオになっている。「Ferris Wheel」は2020年9月25日(金)発売予定のアルバム「Free Love」に収録予定だ。
シルヴァン・エッソは2013年に結成された男女2人のエレクトロ・ポップ・デュオ。『あつまれ どうぶつの森』をMVに採用することからも分かるとおりゲーム好きのようで、シルヴァン・エッソという名前はiOSなどのプラットフォームで発売されたアドベンチャーゲーム『スキタイのムスメ:音響的冒剣劇』から引用しているという。
『あつまれ どうぶつの森』をMVに利用するのはシルヴァン・エッソが初めてではない。たとえばポップシンガーソングライターのサッド・アレックス氏は、5月に公開された「Hypotheticals」のMVに本作を利用している。
ほかにも、3月にはDJ・プロデューサーのポーター・ロビンソン氏が『あつまれ どうぶつの森』をイメージしたと考えられるMVを公開。『ダンスダンスレボリューション』をきっかけに作曲活動を始めたという氏は、日本のポップカルチャーファンとしても有名で、A-1 Picturesと協力してアニメを使ったMVを製作したこともある。
ゲームの映像は一切出てこないが、箱庭のような森の中で釣りをしたり植物に水をやったりと、ゲームをイメージさせる映像が多数挿入されている。ゲームをイメージしたことは公言されていないのであくまで憶測だが、MVを見て判断してみてほしい。
企業のプロモーションや米国での選挙活動にも利用され、トークショーも開催されるなど、ゲームと現実の垣根を越えて愛される『あつまれ どうぶつの森』。はたして、今度はどのようなイベントが起きるだろうか。
ライター/古嶋誉幸