日本最大のリアルタイムアタック(RTA)イベント「RTA in Japan」の公式Twitterアカウントは、「Flashゲーム」のみを対象としたRTAイベントが明日から開催されると告知した。
スケジュールは12月12日(土)の12:25から17:15、さらに12月13日の12:30から19:33までを予定している。「RTA in Japan」が主催ではなく、貸し出しコミュニティイベントとして実施される予定で、その模様はこちらのTwitchチャンネルや公式Twitterアカウント「Flashお別れRTA会」でチェックすることができる。
RTA in Japanの貸し出しコミュニティイベントのお知らせです。
— RTA in Japan (@RTAinJapan) December 11, 2020
Flashのサポートが2020年で終了するため
最後にFlashゲームだけのRTAイベントを明日から開催します
12/12(土)12:25~17:15
12/13(日)12:30~19:33
スケジュール:https://t.co/nOCCpWpwkS
配信先:https://t.co/iSbmGPKs7L#RTAinJapan
「Adobe Flash Player」は、20年以上にわたりAdobe社が提供してきたアニメーションやゲームを動作させるための規格だ。とくに2000年代ごろ、Webサイト上で動画を再生したり動きを表現するために使われたほか、ブラウザ上でゲームをプレイするために採用され、それらの作品群は「Flashゲーム」というひとつのジャンルとなるほどの人気に至った。
しかし、2020年12月31日に同規格のサービス終了が発表されており、自身で保存などしなければ「Flashゲーム」はもうプレイできない時が刻々と近づいている。海外ではFlashの代替えとなる規格の開発や、Flash作品の保存プロジェクトも始動している(参考記事)。
今回の「Flashお別れRTA会」は、そんな「Flashゲーム」が終焉する前にRTAする試みとなっている。一番最初のタイトル『くまのプーさんのホームランダービー!』は、2008年にリリースされた作品で、その高い何度がインターネット上で話題となりミームと化した作品だ。
同じくRTA対象となっている『オワタの大冒険2』は、今年8月にリリースされた最新作。かつて人気だった理不尽な高難度2Dアクションゲームの続編で、令和最初で最後のFlashゲームとして話題になった(参考記事)。
今年でFlashのサポートが終了しますが、その前に
— Flashお別れRTA会 (@endofflash) November 12, 2020
Flash製のゲームだけのRTAイベントを開催します
日程は12/12(土)~12/13(日)を予定しています
興味のある方はdiscordへの参加をお願いしますhttps://t.co/0UM3PLHgs1
このほか、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)のAAキャラクター「やるお」を主役にした『やるおクエスト7』、少女のスナイパー狙撃を描く『マテリアルスナイパー』、ぐにゃぐにゃと動く両腕と両足を4つのキーだけっで制御する『QWOP』など、当時Flashゲームをプレイしていた者にとっては懐かしい作品ばかりがRTA対象となっている。
おそらく日本においては最後となるFlashゲームRTAイベント、興味のある方はぜひ見逃さないようにしよう。
文/ishigenn