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『To the Moon』の続編『Finding Paradise』日本語対応のNintendo Switch版が2021年春にリリースへ。主人公の幼少期と黄昏期を往復し、深い自己探求の旅に出るアドベンチャーゲーム

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 X.D. Network Incは12月16日(水)、2021年春にアドベンチャーゲーム『Finding Paradise』をNintendo Switch向けにリリースする予定を発表した。

『To the Moon』の続編『Finding Paradise』日本語対応のNintendo Switch版が2021年春にリリースへ。主人公の幼少期と黄昏期を往復し、深い自己探求の旅に出るアドベンチャーゲーム_001

 PC版(Steam/GOG/Humble Store)が2017年11月にリリースされた『Finding Paradise』は、Freebird Gamesが手がける『To the Moon』シリーズの第2作。PC版は日本語非対応だったが、今回の移植で日本語対応することとなった。

 前作『To the Moon』は、プレイヤーは記憶を改変できる近未来のマシンを使って、死期が近い老人「ジョニー」の人生を追体験しながら「月に行きたい」と願うジョニーの夢を意識のなかで叶える、独特かつ感動的な物語が評価された。

 『Finding Paradise』では、前作と同じくクライアントの希望に沿って記憶を改変することとなる。しかし、記憶を一直線に進む前作とは異なり、今作では主人公「コリン」の幼少期と黄昏期を往復する必要があるようだ。

 『To the Moon』が物語的だったことと対比するように、『Finding Paradise』ではプレイヤーが主人公の深層心理へ潜って、孤独や仲間意識、成長について自己探求するストーリーが特徴となっている。

 また、サウンドトラックには前作のKan Gao氏とLaura Shigihara氏に加えてRIOTxRYKER氏、Undertone氏が参加しており、ゲームにぴったりなサウンドにも期待できそうだ。

 日本語対応のNintendo Switch版『Finding Paradise』は2021年春リリース予定で、価格は不明。

 リリース全文は以下の通り。

『To The Moon』の続編、『Finding Paradise』Switch版が
日本語対応で来春配信へ、心の奥底への発見の旅!

ゲームをプレイしながら、成長の本当の意味を学べる、こんな一石二鳥の体験のできるタイトル一体何でしょう?

答えは12月16号の任天堂“Indie World”で公表された、X.D. Network Inc.がリリースする、Steamで97%の好評の名作:『Finding Paradise』です

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世界が認める名作『To The Moon』の続編

『Finding Paradise』の前に、前作『To The Moon』を紹介します。 『To The Moon』は2011年でGameSpotのベストストーリー賞を受賞しており、iOSでは110国からEditor’s Picksを獲得しており、平均9点以上の好評を獲得しています。

このゲームシリーズでは、人々は記憶を改変する技術を発明しました。 プレイヤーはその技術を駆使して、死の床にあるクライアントの記憶を修正し、臨終間際の最後の瞬間に理想的な最高の人生を送れるように手助けをしなければなりません。

背景から考えると、このシリーズの物語は、人々の後悔や心の底からの欲望を中心に展開されると考えやすいです。 『To The Moon』で主人公の願望の正体を探すために、プレイヤーは直近の記憶から若い頃の記憶をたどっていくと、隠された切ない真実を発見していきます。 最終的には真実と夢の選択を迫られ、物語の悲喜交々を味わうことになります。

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『Finding Paradise』で、『To The Moon』と異なる醍醐味を体験

『To The Moon』は異なり、『Finding Paradise』の主人公コリンの要望はより具体的で、記憶に触れずに理想的な生活を送れるように記憶を変えることです。 また、『To The Moon』のように、直近の記憶から若い頃の記憶まで一直線に遡るではなく、プレイヤーはコリンの幼少期と黄昏期を往復して、その中で遭遇するミニゲームはアクション満載です。

物語の展開に伴い、プレイヤーは段々とゲームの主人公と似たような経験を共感するように気づきます。それは人々が孤独に対して同じように感じているためです。 共感できると、ゲームは画面に閉じこもったものではなくなり、ゲームを通じて自分自身に話しかけてみようとする気持ちが湧いてきて、孤独感から前に進む力を得ることができるようになります。

『To The Moon』がスクリーン上の恋愛映画を見ていたとすると、『Finding Paradise』は、プレイヤーが主人公の深層心理にダイブし、孤独、仲間意識、成長について探求する旅のようなものです。 シリーズのもう一つの醍醐味で、前作と異なる方向性を示しています。

心の奥底への発見の旅、2021春よりスタート

日本語対応のSwitch版『Finding Paradise』は2021春配信予定です。『To The Moon』をリリースしたX.D. Network Inc.より、100に近いシーン、原画、アイテムをリメイクし、アートをより美しく仕上げています。

このゲームのプロデューサーKan Gao氏のように、かつて孤独に悩んでいたものの、それとうまく付き合うことができず、仲間を求める気持ちをどうやって前に進む強さに変えればいいのかわからなかったというプレイヤーは、『Finding Paradise』で主人公の深い自己探求の旅に同行してみてはいかがでしょうか。

ライター
『To the Moon』の続編『Finding Paradise』日本語対応のNintendo Switch版が2021年春にリリースへ。主人公の幼少期と黄昏期を往復し、深い自己探求の旅に出るアドベンチャーゲーム_010
ベヨネッタとロリポップチェーンソーでゲームに目覚めました。 3D酔いと戦いつつゲームをする傍ら、学生をしています。
Twitter:@d0ntcry4nym0re

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