ポーランドのゲーム開発会社CD Projektの共同設立者が、『サイバーパンク2077』リリース前後の状況を説明するとともに、今後の計画を発表する動画や公式記事を公開した。以前より海外メディアのブルームバーグなどを通じ、リリース時の混乱は開発陣ではなく経営陣に責任があると説明してきたCD Projektだが、あらためて経営陣が深く反省していることを伝えている。
ゲーマーの皆様
— CD PROJEKT RED Japan (@CDPRJP) January 13, 2021
CD PROJEKTの共同設立者より、『#サイバーパンク2077』の発売に至るまでの開発の様子についての見解および、旧世代機版についてのスタジオの見解をご説明しています。 pic.twitter.com/fQW11rgqIq
アップデートの究極の目的は、すべてのプラットフォームでプレイヤーが抱えている不具合やクラッシュなどの問題を改善することとしている。今後10日以内に最初のパッチがリリースされる予定だ。その後数週間のうちに、さらに大規模なアップデートが配信される。
同時に公開されたロードマップによれば、ふたつめのパッチがリリースされたあとも2021年内に継続したアップデートを予定している。後方互換ではなくPS5、Xbox Series Xに適用した次世代機向けのアップデートは2021年下半期中に配信予定。
ゲームの不具合修正に注力するため、トレイラーなどで示唆された無料のDLCの配信時期は未定となった。公開されたロードマップでは、次世代機向けのアップデートより前に配信予定となっている。
また、『サイバーパンク2077』の販売が一時停止しているPlayStation Storeでも、ソニーと協力して一刻も早い販売再開を目指している。返金に関しても段階的に実施しており、現在はその第一波が実施されたという。
動画内で公表されたリリース時の混乱やとくに前世代機版がなぜバグだらけになったかなどは、同時に公開されたウェブサイトにてQ&A形式で答えられている。そちらも確認してみて欲しい。
ライター/古嶋誉幸