CD PROJEKT REDは3月30日(火)、アクションアドベンチャーゲーム『サイバーパンク2077』バージョン1.2のパッチの配信をPlayStation 4、Xbox One、PCで開始した。1ヶ月あまりの延期を経たが、それに見合う長大なパッチノートも公開されている。
ゲームプレイ、クエストバグ、UI、パフォーマンスと安定性など、変更点だけでも、記された修正項目は2万文字以上。あまりにも多すぎて諦めたのか、2万文字を書いた末に「その他多数の修正」とまで書かれている。
#サイバーパンク2077 のパッチ1.2がPCと家庭用ゲーム機向けに配信開始いたしました。
— CD PROJEKT RED Japan (@CDPRJP) March 29, 2021
変更内容はこちらからご確認ください:https://t.co/OCtMJrQk5I pic.twitter.com/pjC1gdXlZp
大きな変更点は以前も明らかにされていた「プレイヤーが犯罪行為をした時、警察NPCがすぐ近くに出現する問題」の修正や「すべての車にスタック解除機能を搭載」、「移動キーのダブルタップで回避を発動するか否かを変更できるように」といった機能の追加だ。
ほかにも「ジョブアイテムを持っているNPCを抱えるとそのアイテムが自動的にインベントリに追加される」、「炎上またはEMP影響下にあるNPCを抱えるとプレイヤーにも同じ効果が付与」など、一部のパークや敵による攻撃のバランス調整なども実施されている。
「NPCが小便をし終わり、その場から離れた後でも、尿が表示され続ける問題を修正」、「“依頼: 最終ログイン”で、会話中にリパードクが理由もなくずっと笑顔のまま話す問題を修正」、「(家庭用ゲーム機版)日本語版の“A Cool Metal Fire/鉄は熱いうちに打て”にて、過剰に規制されていたシーンを修正」、「ケリーのバスローブが下半身に付着する問題を修正」といった少し笑ってしまうものもある。
PC版では、AMDグラフィックス・カードでのレイトレーシングが追加された。対応したカードを持っている方は、ドライバを最新のものにアップグレードしてレイトレーシングを有効化してほしい。
日本語バージョンで望む声が多かった、字幕設定に「頭上テキストサイズ」を変更できるオプションも追加されている。本編にあまり関係のないNPC同士の会話を表示するための字幕が小さすぎて読めない不具合も、これで改善されるはずだ。
大規模な修正が入った『サイバーパンク2077』は、SteamとGOG.comでセール販売を実施中。Epic Gamesストアでも10%オフとなっている。
ライター/古嶋誉幸