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『デッドバイデイライト』39個のパークにバランス調整を施す大型アップデートの内容が公開。育成システムのリワークやマッチメイキングボーナスの実装も行う大規模改修

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 『デッドバイデイライト』の開発元であるBehavior Interactiveは6月23日(木)、ゲーム中の育成システムのリワークと、大幅なバランス調整を予告するニュースを公開した。

 こちらのアップデートの内容については、近日中に開始されるSteam版のPTBにてテストすることが可能となる。

 今回のアップデートでは、まず育成システムを大幅に刷新。「プレステージ」は必須のものとなるが、代わりにパークやパークの装備枠、アイテムなどがリセットされるデメリットは廃止となる。

 あわせて「ティーチャブルパーク」の仕様も変更となり、各キャラクターのプレステージレベルを上げることで、固有パークが全キャラクターで解放されていく形だ。プレステージレベル1で固有パークのレベル1が使用可能となり、レベル2以降はランダムでブラッドウェブに出現。あるいは、プレステージレベルを2,3と上げていくことで固有パークのレベル2,3も全キャラクターで使えるようになる。

『DBD』アップデート情報が公開。育成システム変更と大幅なバランス調整を実施1
(画像はSteam『デッドバイデイライト』販売ページより)

 現在のプレステージにおける主な報酬である「血塗れ」スキンについては、プレステージレベル4,5,6で取得できるアイテムとなった。その後もプレステージレベル7,8,9の報酬として、各固有パークの魔よけが追加。プレステージレベルについてはマッチ後のリザルト画面にも表示され、ほかのプレイヤーにやり込みをアピールすることもできるという。

 なお、プレイヤー側がこれまでに入手していたスキンやパークを失うことはない。あわせて、本実装の際に各キャラクターが所持しているパークの数にあわせて自動的にプレステージレベルは上昇するとのこと。これまでのやり込みの方法にかかわらず、かけてきた労力は無駄にならずに済みそうだ。

『DBD』アップデート情報が公開。育成システム変更と大幅なバランス調整を実施2
(画像は『デッドバイデイライト』公式ニュースより)

 マッチメイキングシステムについては、キラー・サバイバーのうち不足している側をプレイすることでマッチ後のブラッドポイント量にボーナスがくわわる報酬システムを実装。サバイバー側では状況は限定されるものの、パーティでのプレイでもボーナスを入手可能。なお、こちらはクロスプレイをオンにしている場合のみ適用される形となる。

 ゲームの基礎部分にも大きなバランス調整が行われており、ゲームの根幹である「発電機」の修理にかかる時間が80秒から90秒へと増加。また、キラー側のパレットや発電機の破壊が高速化、通常攻撃命中時のクールタイムが10%短縮、「血の渇望」レベル2発動までの時間が30秒から25秒へと短縮など、よりキラーのゲームプレイを快適にする調整が行われる。

 一方のサバイバー側は、攻撃被弾時の移動速度上昇時間が10%減少され、キラーの強化とあわせて長時間のチェイスがより難しくなっている。反面、フックから救助された後には5秒間のみ瀕死状態になる攻撃に耐える「我慢」ステータスと、7%の迅速効果を獲得。救助後すぐに再度捕まってしまうパターンを減らす試みが行われるという。

『DBD』アップデート情報が公開。育成システム変更と大幅なバランス調整を実施3
(画像はSteam『デッドバイデイライト』販売ページより)

 各種パークについても、これら基礎部分の調整にあわせつつ、広く使われていた強力なパークを弱体化。さまざまな構成を試せる環境へと近づける狙いがあるようだ。

 キラー側では「バーベキュー&チリ」からブラッドポイントのボーナス効果を削除。また「呪術:破滅」は生存者がひとりでも死亡した際に、「堕落の介入」は生存者がひとりでも瀕死になった際に効果が終了する形となる。

 また「呪術:誰も死から逃れられない」は、効果発動後一定範囲内の生存者からオーラを見られてしまうように「イタチが飛び出した」「ガラクタいじり」などにも弱体化が施され、キラーの基礎能力の向上とのバランスを取る意図が見られる。

『DBD』アップデート情報が公開。育成システム変更と大幅なバランス調整を実施4
(画像はSteam『デッドバイデイライト』販売ページより)

 サバイバーのパークでは「デッド・ハード」のダッシュ効果がなくなり、1秒間の「我慢」ステータスを得る効果へと変更。距離を稼ぐための運用を不可能にしつつ、攻撃を耐える目的にのみ使えるパークになるという。

 「決死の一撃」は、各サバイバーが救助後の我慢、迅速を得る仕様となることから使用率は下がると予想しているとのこと。ただし、マッチ終盤においてキラー側の対抗手段がなくなるパターンを考慮し、脱出ゲートの通電後は効果が無効となり、またスタン時間も5秒から3秒に短縮される。

 さらに「与えられた猶予」については、基本仕様の変更にあわせ、救助後の我慢、迅速効果を延長するという形式へ変更。このほか「鋼の意思」「セルフケア」「凍りつく背筋」などにも調整がくわえられている。

『DBD』アップデート情報が公開。育成システム変更と大幅なバランス調整を実施5
(画像はSteam『デッドバイデイライト』販売ページより)

 今回のアップデートは、パークの調整だけでもキラー・サバイバーの合計39個にバランス調整が行われ、育成の労力の軽減やマッチメイキングの改善など、ゲームの根幹部分にも手がくわえられる非常に大規模なものとなる。

 6周年を迎え、さらなる変化を期待させる『デッドバイデイライト』の今後にも注目していきたいところだ。アップデートの詳細については、公式サイトのニュースページも参照されたい。

編集者
オーバーウォッチを遊んでいたら大学を中退しており、気づけばライターになっていました。今では格ゲーもFPSもMOBAも楽しんでいます。ブラウザはOpera

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