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海外で話題のトロンボーン演奏ゲーム『Trombone Champ』を自作のトロンボーン型コントローラーで遊ぶユーザーが登場。それでも難しい演奏に製作者は「実際の演奏方法を知っていれば」と苦笑い

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 さまざまなゲームやイベントに応じた自作コントローラーの製作で知られるTwitchストリーマーのRudeism氏は日本時間9月27日(火)、海外を中心に話題となっている演奏リズムゲーム『Trombone Champ』を遊ぶために製作した自作のトロンボーン型コントローラーをお披露目した。

 Rudeism氏はこれまでにも本物のオカリナで『ゼルダの伝説 時のオカリナ』をプレイしたり、ガチョウになりきるコントローラーで『Untitled Goose Game』をプレイしたりするなど、一風変わったコントローラーの製作で知られるクリエイターのひとりだ。

 その影響力は企業や団体からも注目されており、過去には開発チームからの依頼で『Fall Guys: Ultimate Knockout』用のゼリービーンズ製コントローラーを製作。慈善団体が主催した障害を持つゲームファン向けの配信イベントでは、モールス信号を応用したひとつのボタンだけで『スーパーマリオ64』をクリアするチャレンジにも取り組んでいる。

https://twitter.com/rudeism/status/1315428904014807040

 今回Rudeism氏が専用コントローラーを製作した『Trombone Champ』は本来、マウスを上下に動かしながらボタンを押して画面の右から流れてくるノーツへ対応する作品で、今回は3Dプリンターから造形したプラスチック製のトロンボーンで実際にゲームを遊んでいる。ただし、本作はなかなかノーツどおりに演奏できないゲームプレイの難しさや外れた音程から生まれる演奏の脱力感も特徴で、Rudeism氏も「実際に演奏する方法を知っていれば(汗)」とコメント。満足のいく演奏にはまだまだ練習が必要となりそうである。

 Rudeism氏のTwitterアカウント(@rudeism)では製作の様子も伝えられており、伸び縮みするスライド管の動きを感知する超音波センサーや、ボタン入力を判定する小型マイクを搭載しているという。また、今回の専用コントローラーについては「実際のトロンボーンよりも可動域が小さい」との不具合も伝えており、追加のアイデアを盛り込んだ“バージョン 2.0”の製作も計画しているようだ。

 お披露目のツイートには配信のファンや実際のトロンボーンを演奏した経験者から「素晴らしい」、「これが欲しい」など称賛の声が寄せられているほか、同様に『Trombone Champ』用コントローラーの製作へチャレンジしたクリエイターのゲームプレイ映像もいくつか投稿されている。

 トロンボーンはなめらかな音程の変化やスライド管・唇の振わせ方で多彩な種類のビブラートを表現できる一方、演奏が比較的難しい部類の楽器としても知られる。果たして“バージョン 2.0”でどのような進化を遂げるのか、筆者としても気になるところだ。

ライター
2019年11月に電ファミへ加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『新・世界樹の迷宮2』『GTFO』など。
Twitter:@fuyunoyozakura

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