ケンビルは1月30日、『Slay the Spire: The Board Game』日本語版のクラウドファンディングに関して、総支援金額が目標金額の10倍を超える5200万円を突破したと発表した。
本プロジェクトはクラウドファンディングサイト「kibidango」にて実施されており、国内への流通が確定しているほか、すべてのストレッチゴールを達成している。
なお、キャンペーンへの支援受付は1月30日の21時59分までとなる。
『Slay the Spire: The Board Game』日本語版、総支援金額が5,200万円突破ですありがとうございます!
— ケンビル (@tg_kb) January 30, 2023
「これ、日本のボドゲ関連クラファン史上最高額なのでは?」とのお声をいただきましたが、え、本当に…?
歴代の統計等お持ちの方がいらっしゃれば教えてください!https://t.co/Ijodn17wuC
『Slay the Spire: The Board Game』は2019年に正式リリースされたデッキ構築型のローグライクゲーム『Slay the Spire』を原作とするボードゲームだ。
原作はジャンル名のとおりにローグライクゲームならではの巡り合った運をつかみ取る面白さが特徴であり、カードバトルで敵と戦い、イベントなどを通して新しいカードを手に入れてデッキを強化し、ダンジョンの制覇を目指す作品となっている。
ボードゲーム版はアメリカ・ロサンゼルスのContention Gamesによりクラウドファンディングで企画を始動し、クラウドファンディングプロジェクトは開始日に100万ドル規模の出資を獲得したのち、最終的に393万9337ドル(5億5千万円)相当の資金調達に成功していた。
いっぽう、日本語版もケンビルがプロジェクトを開始して10分で目標金額の500万円を達成する人気ぶりで、『Slay the Spire』と本商品への国際的な人気が伺える。
ボードゲーム版はシングルプレイの原作の魅力を忠実に守りつつアレンジした協力型のデッキ構築型ゲームとなっている。約90分からの1ゲームで最大4人までプレイ可能で、700枚以上のカードやお馴染みのキャラクターたちのフィギュアも収録される。また、上位プランではメタルコインやキャラクターマット、専用ケースなどの特典も付属するという。
日本語化にあたってはインディーゲーム専門のストリーマーであるLayerQ氏やデジタルボードゲーム『Gremlins, Inc.』のゲームデザインを手がけたTAICHI NAIKI氏、Steam版『Slay the Spire』の翻訳者であるGrezzz氏がアドバイザーとして参加している。
記事執筆時点で支援プランは1万6500円、2万2000円、3万4500円の3つのプランが用意されており、プランの価格が上がるにつれて商品に収録されるアイテムが増えていくかたちとなっている。
興味がある読者はプロジェクトを支援して『Slay the Spire: The Board Game』の日本語版を手に入れてみてはいかがだろうか。