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小型・軽量・外部センサー必要なしのHTCによる新型トラッキングデバイス「Self-Tracking Tracker」発表。画像認識とセンサーで空間上の位置を特定する

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 HTCは3月20日、VRヘッドセットなどと併用できる新たなトラッキングデバイス「Self-Tracking Tracker」を発表した。

 価格は未定だが、2023年の第3四半期にリリース予定だ。

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(画像は VIVE’s Mind-Blowing Self-Tracking Tracker! 🤯✨ – YouTubeより)

 「Self-Tracking Tracker」はHTCが展開するVRヘッドセット「VIVE XR Elite」との併用を想定し開発されたトラッキングデバイスだ。トラッカー本体に2つのカメラと内臓センサーが搭載され、カメラによる画像認識とセンサーの情報により3次元空間上の位置を特定する「インサイドアウト式」である点が特徴となっている。

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(画像は VIVE’s Mind-Blowing Self-Tracking Tracker! 🤯✨ – YouTubeより)

 HTCがこれまで提供してきたトラッキングデバイスである「VIVEトラッカー」とは異なり、赤外線を受信する必要がないことからサイズは「VIVEトラッカー3」の約半分、1重量は100グラム以下と軽量だ。

HTCが次世代型のVIVE「セルフトラッキングトラッカー」を発表_003
(画像は VIVE’s Mind-Blowing Self-Tracking Tracker! 🤯✨ – YouTubeより)

 また、5点使用することで全身のトラッキングが可能であり、VR・ARの標準規格であるOpenXRに対応。さらに、VRヘッドセットに搭載されたカメラの情報や、従来のトラッカーが必要としていた設置型の外部センサーの情報を必要としない。結果としてトラッカーのみで使用することもできるという。

 上記のほか、カメラやスピーカーと共通規格のUNCマウント(ねじ穴)を搭載。同時に固定部分のCADデータを公開することで、独自のマウントを3Dプリント可能な状況を構築する予定だ。

 前述のとおり年内の発売を予定しているため、興味がある読者は続報を欠かさずチェックしよう。

編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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