フロム・ソフトウェアとSIEジャパンスタジオが手がけるアクションRPG『Bloodborne(ブラッドボーン)』が、本日2025年3月26日に発売より10周年を迎えた。
名作と名高い本作は、発売から10年経った現在も全世界的に人気を博しており、続編や新作を望む声も少なくない。いまだに多くのプレイヤーが遊んでいる本作ではあるが、PSストアページのトロフィー実績を見てみると、序盤のボス「ガスコイン神父」の突破率は「44.3%」という結果になっていた。
『ブラッドボーン』は2015年3月26日にPS4向けに発売されたアクションRPG。プレイヤーは「狩人の夢」を拠点とする狩人となり、変形する特殊な武器「仕掛け武器」を駆使して、舞台となる・古都ヤーナムでさまざまな“獣”たちと死闘を繰り広げていく。
ガスコイン神父は、ゲームをはじめて最初か2番目に戦うことになる序盤のボスのひとり。「…匂い立つなあ…堪らぬ血で誘うものだ」などといったセリフが印象的な敵キャラクターだ。右手に手斧から長斧に変形する「獣狩りの斧」、左手に銃弾が拡散する「獣狩りの短銃」を装備している。
本作は過去にPS Plusのフリープレイで配信されていたほか、現在もPS Plusのプレミアムプランに加入している方は無料でプレイできる。そのため全員が購入して遊んでいるわけではないが、本作をプレイしてガスコイン神父を撃破したプレイヤーは「44.3%」と全体の半分を切る結果となった。
同作はフロム・ソフトウェアらしく“高難度”なゲームデザインでも知られており、『ソウル』シリーズなどでも登場する「盾」を基本的には使わないプレイが求められる。さらにガスコイン神父と戦うエリアは墓がいたるところに設置されており足場が悪い。
そのため、積極的に接近戦を仕掛けてくるガスコイン神父の攻撃をよける際に墓石が邪魔したり、墓石の場所によって立ち回りの変更を迫られたりと、序盤のボスながらプレイヤーに多くのプレイスキルを要求してくる。
また、ガスコイン神父にたどり着くためのエリア「ヤーナム市街」も建物が入り組んだ複雑な地形となっている。このこともガスコイン神父の踏破率が低い一因と考えられそうだ。
なお、フロム・ソフトウェアが2022年に発売したアクションRPG『エルデンリング』と比較すると、序盤のボス「忌み鬼、マルギット」の突破率は現時点のSteam版で「72.1%」を超えている。
『エルデンリング』発売後に踏破率が30%を切っていることでも話題となったマルギットだが、発売より3年経過してパーセンテージが上昇していることを考慮すると、やはりガスコイン神父は今もなお狩人たちの前に立ちはだかる強敵と言えそうだ。

一度ガスコイン神父に敗れ『ブラッドボーン』の全貌を見ることが叶わなかった狩人たちも、10周年の節目を機にもう一度挑んでみるのもいいだろう。そして撃破した狩人たちには、さらなる“悪夢”の世界が待っている。