『グランド・セフト・オートⅥ(GTA6)』に登場する紙幣に描かれている人物が、同社の手がけたタイトル『レッド・デッド・リデンプション2』のシガレットカードに描かれている“ワックスマン上院議員”であることを発見したユーザーがSNSに比較画像を投稿し、海外で話題になっている。
海外の掲示板サイトRedditでは、「RDR2の大統領が紙幣に描かれていた」という投稿に対し「すごい発見だ」、「よく見つけたな」、「これぞオタク」といった賞賛するコメントが多数寄せられた。

ワックスマン上院議員は、同社の開発した西部開拓時代末期を舞台にしたオープンワールド・RPG『レッド・デッド・リデンプション2』のコレクション要素「シガレットカード」に描かれている政治家だ。
ゲーム内の新聞記事によると、ワックスマンは1899年以前にアメリカ合衆国上院議員を務め、軍人としても活躍。同年に大統領アルフレッド・マカリスターが暗殺されたことをきっかけに、ワックスマンが後継者となったという。
この度、ロックスター・ゲームスの手がけた過去作のキャラクターが、公式サイトに見られる紙幣の画像に描画されていたことをユーザーが発見し、話題になった運びだ。

上述した過去作と関連するネタは、前作『グランド・セフト・オートⅤ(GTA5)』でもいくつか見られる。一例として、主人公のひとりであるフランクリンの自宅内には「RED DEAD」という表題の本が置いてあり、著者名が「J. Marston」、すなわち初代『レッド・デッド・リデンプション』の語り部である「ジャック・マーストン」らしき人物名が書かれている。ジャックは『RDR』の主人公ジョンの息子で、ギャングの子どもにしては読書好きな一面を持っていた。
また、『GTA5』のオンライン機能である『GTAオンライン』では、キャラクターメイキング機能の父親に該当する人物にジョン・マーストンを設定することもできる。西部開拓時代である『RDR』シリーズと現代を舞台にした『GTA』シリーズでは時系列が大きく異なるが、ユーザーからはイースターエッグのネタとして親しまれている。
2026年5月26日に発売を控えている『GTA6』は、クライム・アクションゲーム『グランド・セフト・オート』シリーズの最新作だ。従来のシリーズに登場したアメリカの架空都市「バイスシティ」を舞台に、主人公ジェイソンとルシアが生き延びるため協力する。
5月6日には第2弾となる映像が公開。記事執筆時点で、公開から約3日後に8000万回以上もの再生回数を誇り、注目を浴びている。
『GTA6』は2026年5月26日にPS5とXbox Series X/Sに向けて発売される予定だ。