YouTubeは公式フォーラムにて7月11日、今後数週間以内に「急上昇タブ」を廃止することを発表した。
今後は「音楽」「映画」などといったカテゴリ別のチャートに注力することで、ユーザーがトレンド動画を発見しやすくする方針を示した。

今回の変更はYouTube公式コミュニティスタッフが投稿した「Changes to Discovering Trending Content on YouTube」という投稿で明言されたものだ。
「急上昇タブ」はもともと2015年、何がトレンドなのかを一目で見られる手段として追加された機能である。削除の理由としては、現在は検索やショート動画、コメント、コミュニティなどのさまざまな場所でYouTubeのトレンドを知れるようになり、特に直近5年間ではアクセス数が大幅に減少したことが大きな理由になるという。

発表によると今後はユーザーごとに最適化された「オススメ動画」や「チャート」を提供。すでに一部チャートは公開されており、「急上昇ミュージックビデオ」、「週間トップポッドキャスト番組」、「急上昇映画予告編」が公開中だ。
なお、本チャートへの移行作業中も「ゲームタブ」については残り続けるという。
投稿では「ユーザーが好きなコンテンツにあう動画を生み出すクリエイターを、より簡単に見つけられるよう努力していく」と最後にコメントを残している。