『ギ・クロニクル』解説編

 「正史」のEND後に公開されていたアオイトリとイクサオトメによる解説を12END分一挙解禁。

 様々な角度から物語の裏側に迫る。なお、ファイナルルート「破断編」は8月31日19時から開始だ。



Aブロック

第一夜(Tap!!)
  • 「かくして
     またひとつ
     悲劇がこの地に刻まれた
     
     血は流され
     肉は切られ
     骨は砕かれて
     凍土へと還された」

    「我が名はヴァルメイヤ
     傷つき磨かれた魂を
     ことほぐもの
     
     巡礼者たちよ
     その魂の傷のさま
     いまだ『館』に入るには足りぬ
     
     いまひとたびの巡礼を
     いまひとたびの巡礼を
     いまひとたびの巡礼を……」

    「もしもしTwitter民?
     ちょっと黒幕っぽいの
     発見したんですけど
     晒し上げてもらっていいです?
     あっ通報とかはご勘弁で!
     
     #ギ・クロニクル
     
     送信……っと、
     あれ? 電波悪いな……」

    「……
     
     おまえ
     なにもの」

    「え、こっちが聞きたさ
     ありますけど。
     なに? 神?
     『シンクロ』の世界って
     そういう神的な存在
     いる設定でした?
     
     どーでしたっけ──!
     松永プロデューサー!」

    「おい
     ちょっと
     なんか
     やめろ」

    「おっといかん、
     こんなエクストリーム漫談を
     楽しんでる暇はないのでした。
     巡礼者も『プレイヤー』各位も
     待ってますからね。
     
     さあ、『ギ・クロニクル』
     いかがでした?
     いかがもタコもない、
     凄絶かつ残虐な展開で──」

    「いや
     あの
     まって
     無視をするな
     
     さびしい」

    「おーおーおー、
     あんだけロコツな黒幕ムーブで
     コーナー入りしといて
     後から萌え要素チラ見せとか
     策士ですか?
     そうは問屋がオロチ丸!
     かわいいのはわたしと
     ぷにるちゃんだけで十分です!」

    「おまえは
     いったい
     さっきから
     なにをいっているのだ
     
     え
     我がおかしいのか」

    「ん、あれ、待てよ……?
     諸悪の根源なればこそ、
     万事を把握してるハズ。
     それ、解説役として
     最適なのでは……?
     
     あのー、
     フレイグ氏たちの騒動、
     こっから見てましたよね?
     さっきの口ぶりだと」

    「だから無視をするな
     
     しかと見てたけれども」

    「ザッツナイス!
     それじゃ急きょ、
     解説は対談形式で
     やることにいたしましょう!
     
     さっそくですが
     ??????さん、」

    「まて
     解説ってなんだ
     いやそれよりも
     ??????ってなんだ
     
     ヴァルメイヤだっつってんだろ」

    「解説[かい・せつ]とは
     ものごとの意味やしくみなどを
     わかりやすく言って
     ご理解いただくことですね!
     
     名前表示は、いきなり情報量が
     増えると『プレイヤー』各位が
     混乱するとみて
     漫才第1回は伏せてみました。
     謎めいてる我々も
     素敵だと思います!」

    「漫才ってなんだ
     プレイヤーってなんだ
     こんな伏せ字連発のほうが
     負担でかいだろ
     だれが
     だれが
     だれが
     言葉の意味を言えと あ
     あ あ あ
     
     あああああああああああああ」

    「あっ壊れた。
     失礼失礼、ちょっと初回から
     ハードにやりすぎましたね。
     
     あと確かに、伏せ字のほうが
     ご負担がキツイかも……?
     
     仕方ないな~、
     じゃ、開けちゃいますか!」

    「おお 名前が
     また違っている
     違っているぞ
     なぜだ
     なぜだ
     なぜだあ」

    「我々については置いといて!
     
     いいかげん今回の『巡礼』
     思ったことや感じたこと、
     つらつら語り合おうじゃ
     ありませんか!」

第二夜(Tap!!)
  • 「はい! そんなわけでね、
     2回目となりました
     『トリとゴリラのなぜなに話』
     はじめていくわけですけども」

    「おい
     おい
     おい
     ここは聖域だぞ
     そんなおもしろコーナー
     名乗ったことないし
     何しれっとゴリラ
     おまえ
     おまえ
     おまえ
     
     そういえば思い出したぞ
     前回うやむやにした
     名前の件 はっきりさせろ
     キックするぞ」

    「あのキックはご勘弁を……
     
     お名前についてですけど、
     実は間違ってないんですよ。
     
     ここ見てる『プレイヤー』の
     おのおの方の言葉だと
     あなたのお名前って
     こうなるんですよ」

    「ほんとか
     ほんとだろうな
     
     おまえのことだから
     ばかとか うんことか
     そういう意味の悪口じゃ
     ないだろうな」

    「人聞きわるいなあ!
     ほら耳をすましてください、
     幾千幾万の
     『イクサオトメ様かわいい』
     『イクサオトメ様かっこいい』
     などのリプが……ってあれ、
     もしかしてこれリプ禁止?
     
     ともかく、ウソじゃないです。
     わたしこれでも
     一切ウソつかない性格ですよ?」

    「それが もうすでに
     おおうそじゃないか」

    「ほーんーとーでーす!
     釣りとフェイクニュースは
     媒体的にNGなので!
     わたしの発言、あとで調べて
     もらっても構いませんよ?
     検証班各位、よろしくゥ!
     
     話を戻しますと、
     どっからどう見ても
     あなたはイクサオトメですし、
     間違いなく、いい名前です!」

    「ほ ほんとか
     
     ほんとだな
     
     なら イクサオトメでよし
     
     ゴリラ呼ばわりは
     決して忘れないけど」

    「よしよし。
     あ、ちなみにわたしこと、、
     不肖アオイトリのほうですが、
     この『ギ・クロニクル』を
     プレイヤーの皆さんと繋げる
     不思議かわいい存在です!
     その正体やいかに!?
     というのは後にゆずりつつ、
     
     解説いきましょう、解説」

    「しかたないな
     やってやろう」

第三夜(Tap!!)
  • 「解説コーナー、
     第3かーい!!」

    「『トリとゴリラのなぜなに話』
     ではなかったか
     というかおまえ
     なにしれっと生きている」

    「根に持ちますねえ……
     半殺しにもなったってことで
     水に流してくださいよ~。
     
     イクサオトメさんってば
     そもそもきゃしゃですし、
     ちょっと肌ツヤは
     ゾンビっぽいですけど
     言うほどゴリラじゃないので
     気にしなくていいですよ」

    「おまえ
     おまえ
     おまえだけなんだよ
     言ってるのは
     
     この不毛な
     ツッコミなるもの
     
     3回目ともなると
     慣れてきたような
     疲れきってきたような」

    「おっしゃいますけども、
     実際の解説中だと
     イクサオトメさんのほうが
     ボケがちですよね?
     
     相当えぐいですよ、
     イクサオトメさんのボケ。
     清純女子の裏垢くらいえぐい。
     ……字面ひどいな。
     失礼。いまのナシで」

    「なにをまた意味不明な
     
     我はべつに自然体である
     
     それより解説はまだか
     
     はやく話したい」

    「ノリノリじゃないっすか
     イクサオトメさんったらも~!
     
     (ぼそっ)
     実は今回折り返しなんですけど
     いいのかな、こんなノリで……」

    「なにかいったか」

    「いえいえ何でも!
     今回の解説、はじまりで~す!」

第四夜(Tap!!)
  • 「解説コーナー!」

    「だい4かーい」

    「おおっとまさかのレスポンス!
     カタブツのイクサオトメさんも
     4回目ともなるとノリノリで
     わたしも至極やりやすいです。
     
     さあ解説ですが、今回は……」

    「……」

    「あれ、どうしました?
     思い出して恥ずかしさが
     こみあげてきた?
     または拾い食いでもしました?」

    「ゴニヤじゃないんだぞ
     
     いや
     なんだか
     ふと思って
     
     これ 進んでるのか
     前に」

    「……
     
     えっ、
     
     それ、疑問に思えるんです?」

    「どういうことだ
     
     我は傷つき磨かれた魂を
     ことほぐもの
     
     そのために『巡礼』を
     見守っているのに
     
     巡礼者たちは本当に
     前に進んでいるのか
     
     わからなくなってきた」

    「……
     
     (ぼそっ)そういえば、
     百回前後の周期でごく短期間
     正気に戻る現象が観測された
     とかされてないとか、
     レの人が言っていたような……
     
     もしそうなら、
     このタイミングで……」

    「おい
     なにをやっている
     アオイトリ
     
     はやくやるぞ
     つぎつぎやるぞ
     何度でもやるぞ
     
     これは尊い巡礼だ」

    「……あ。
     もう戻っちゃいました?
     
     オッケーです!
     既定路線でいきましょう!
     手抜きbotアカウントの
     ツイートのように!
     あるいはTwitter公式の
     アプリの改良が次も素晴らしい
     ものに違いないように!!
     
     さあさあその前に、
     今回も尊~かった
     巡礼の解説ですよ!」

    「よしきた
     まかせろ」

第五夜(Tap!!)
  • 「いや~、えらいもんで、
     この解説コーナーも
     もう5回目ですよ。
     
     どうですイクサオトメさん、
     振り返るとけっこう長い道
     だったなあって思います?」

    「なんでだ
     なんでいま振り返る
     
     まだ今回も
     魂の磨かれようは
     足りぬ
     足りぬ
     足りぬ
     
     またやるぞ
     まだやるぞ
     
     おまえもその反省のため
     これをやってくれている
     のではなかったのか」

    「……あー、えー、
     反省のため。
     それは確か、かな。
     ええ。そこにウソはない。
     
     あれですよ。
     『5』って区切りいい
     じゃないですか。
     
     シンクロの武具の限界突破も
     5回までですしし。
     Twitterも5人連続で
     ブロックされたら凹みますし」

    「おまえのいうことは
     しばしばわからん
     
     ともあれ解説だ
     やるぞ
     いくぞ
     
     ん
     
     具合わるいのか」

    「……いえっ! そんなことは!
     
     行きましょう!
     もちろん!」
     

     

Bブロック

End01(Tap!!)
  • 「……
     
     今回の巡礼の流れだが
     ヨーズが最初に『犠』となり
     『狼』は一度 なりをひそめた
     
     しかしクマ襲撃時
     フレイグがなんかおかしくなり
     それを疑ったウルヴルは
     ビョルカとフレイグの抵抗で
     2人に指さされ『犠』となった」

    「しかし翌朝フが死体で見つかる
     これで残り2人
     
     フとビョは争うが
     『儀』は機能しなくなり
     2人は矛をおさめ
     ふたたび行軍をはじめたが
     
     実は『狼』であったゴは
     その日の深夜 満を持して
     にっくきビョをぶちころす
     
     はっぴーえーんど」

    「いやどこがハッピーか!?
     まあ流れ自体は
     そんなもんでしたけども!
     
     んーとつまり、
     今回はゴニヤちゃんが
     『狼』だったのは確定。
     それを2日目の『儀』で
     取りこぼしたため、
     『村』側が順当に全滅した。
     って感じ?」

    「うむ
     だけど そもそも
     『村』は子供をかばう
     
     ゴニヤを『儀』で贄にするのは
     至難のわざといっていい
     
     この流れでは
     ウルヴルとフレイグの対立が
     激しすぎるのも問題」

    「それは確かかも。
     2日目の『儀』で
     別の人を指さしたところで、
     ゴニヤを排除できるか
     というと……」

    「ゴニヤが『狼』となる場合
     『儀』による特定と排除に
     こだわらず
     
     ゴニヤのかわいそうかわいさを
     ありがたく鑑賞するのが最良」

    「ドクズかな?
     まあ『女子供もまっぷたつ』
     S○GAさんの流儀とは
     ききますが!」

    「よくわからないが
     まったくよくわからないが
     
     たぶんべつの会社……」

    「ところでゴニヤちゃん、
     自分が『狼』じゃないと
     かたくなに
     主張してませんでした?」

    「してた」

    「どうなんです、そこんとこ」

    「だんまり」

    「まじかよこいつ」

    「まあ でも
     ゴニヤのいう
     『狼は無能の代名詞』
     さすがに筋違い」

    「ほーん……」

End02(Tap!!)
  • 「……
     
     今回の巡礼の流れだが
     
     ヨーズが最初に『犠』となり
     『狼』は一度 なりをひそめた
     
     しかしクマ襲撃時
     フレイグがなんかおかしくなり
     それを疑ったウルヴルは
     ビョルカとフレイグの抵抗で
     2人に指さされ『犠』となった」

    「翌朝フレイグの死体が発見され
     これで残り2人となる
     ゴニヤはビョルカとの殺し合い
     をためらい 和解を試みる
     
     しかし突然ビョがひどいことを
     言い出した
     ゴが戦慄していると
     突然復活したフがビョを惨殺
     ゴは恐怖のあまり自決
     
     ちみどろ好きには
     大まんぞくの結末だな」

    「ターゲット設定せまっ!!
     多くの方はドン引きでは!?
     
     しかし非常に幻想的というか
     謎の多い回です。
     
     結局『狼』は
     誰だったのでしょう?」

    「それはあれだ
     
     最後の選択肢で
     もう片方を選べばわかる」

    「みもふたもない……!
     ヒントとしては正しいですが!
     
     では、ゴニヤ氏はなぜ
     ヴァルメイヤ信仰が固く禁じた
     自決ができてしまったの
     でしょう?」

    「多くは語らぬ
     ヴァルメイヤ的にいえば
     禁忌破りは許しがたい
     
     ゆえに
     
     ヴァルメイヤと相容れぬ力が
     それを可能とする」

    「ぬぬ、
     意味深なセリフですが、
     果たして本編で回収される日は
     来るのでしょうか……
     
     それより何より、
     突如復活したフレイグ氏らしき
     怪人の件は……合理的説明が
     つくんでしょうか……?
     
     実は死んでなかったとか?」

    「あれは起こるべき奇跡だ
     どこが不思議なのだ」

    「はっ?」

    「あの瞬間
     信仰は
     ある意味で完璧となり
     ある意味で血にまみれた
     
     ゆえ 最も血にまみれた形で
     ヴァルメイヤの力が顕現した
     
     なにも不思議の余地がないぞ」

    「ええっと……
     
     たぶん『プレイヤー』各位も
     誰ひとりついていけてないと
     思うんですが、
     
     確定なのは、
     アレがトリックとかじゃなく
     ガチの超常現象だってことと、
     
     『ヴァルメイヤの力』って
     言うからには、
     イクサオトメさんのしわざで
     間違いない感じです?」

    「ごほっ
     ごほっ
     ごほっ」

    「あー間違いない!
     人畜無害な
     マスコットみたいなツラして
     こいつガッツリ本編に
     干渉してますよ先生ェ──!!」

    「いや
     おまえ
     何をいってる
     
     ヴァルメイヤなんだぞ
     死を司ってるんだぞ
     神なんだぞ
     
     死も奇跡もぜんぶ
     我の手中の出来事に
     きまってるだろうが」

    「ん~……
     この感じ、
     どこまで言葉通りに
     受け取っていいのやら……」

End03(Tap!!)
  • 「……
     
     今回の巡礼の流れだが
     ヨーズが最初に『犠』となり
     『狼』は一度 なりをひそめた
     
     しかしクマ襲撃後
     フレイグは乱心し
     ビョルカを指さす
     フレイグは信用を失い
     ゴニヤによって『犠』とされ
     残ったのは
     ウルヴル ゴニヤ ビョルカの
     3名となった」

    「次の朝 誰も死ぬことはなく
     『狼』の不在が確信される
     
     とうとう集落に至った3人だが
     『儀』でなんとビョが『犠』に
     
     ウとゴは自分たちを怪物と
     うたがい 共謀して
     自分たちを許さないであろう
     ビョを死においやったのだ
     
     しかし怪物の姿を現したのは
     ゴであり ウがぶっころされて
     終わった
     
     めでたい」

    「めでたくはないんですよ
     まったくもって。
     
     ん~謎なんですよね。
     ふつうの人狼ゲームなら、
     これ確実に村側勝利で終わる
     パターンだと思うんですけど」

    「人狼ゲームとはなんだ
     
     これは神聖なる『巡礼』だぞ
     ゲームなどではない」

    「アッハイそうですそうです。
     
     ん~つまり、
     これは前提が似ているだけで
     全く別の真相があると
     想像できますね~……
     ちょっと今回だけでは、
     解明にはいたらないか……」

    「それはともかく。
     結局『狼』は誰だったんです?
     最初に死んだヨーズ氏?
     おかしくなったフレイグ氏?
     痛み感じないウルヴル氏?
     痛み感じないうえに
     怪物になっちゃったゴニヤ氏?」

    「答えにくいことを言う
     
     よって答えない」

    「ひどい!
     う~ん、答えにくい?
     そうはいっても、実際に怪物に
     なってしまったゴニヤ氏は、
     確実に『狼』といえるんじゃ
     ないでしょうか?」

    『おまえの言う狼』ならば
     そう言えるかもしれぬ
     
     しかし ある意味で
     この巡礼は
     もっとも美しい結末に
     あと少しで至れたともいえる」

    「……とおっしゃいますと」

    「ひとりの『狼』もなきままに
     終わる可能性があった」

    「………………お~~~~~?
     
     これは大ヒントかも!?
     
     あとの読み解きは、
     『プレイヤー』各位、とくに
     検証班のおのおの方にお任せ
     するとしましょう!」

    「それにしても
     なぜあのとき
     フレイグはビョルカを指さした
     
     あの男がそんな選択をするなど
     考えられない……」

    「ぎくっ!?
     いやいやいや、
     気の迷いってありますから!
     人間ってそんなもんですよ!」

End04(Tap!!)
  • 「……
     
     今回の巡礼の流れだが
     ヨーズが最初に『犠』となり
     『狼』は一度 なりをひそめた
     
     しかしクマ襲撃時
     フレイグがなんかおかしくなり
     ピリピリしたなか『儀』に入る
     
     結果 無難にも
     『誰も犠としない』が選ばれ
     しこりを残しつつも4人全員で
     夜を越すこととなった」

    「しかし……翌朝なんと
     ビョが死体で見つかるのだ
     
     信仰対象を失ったフは
     静かな破滅的狂乱に陥りつつ
     最後の『儀』に臨むが……
     全員同数の指名を獲得し
     誰も『犠』とされなくなった。
     
     その無様を嘲笑するフに対し
     ゴが非難と罵声を投げたところ
     突如キレたフが
     全員めった斬りにて殺害
     そのまま雪中を暴走して
     終了となった
     
     なんという乱暴な結末だ」

    「まったくもって同意ですが……
     
     これを額面通りに受け取ると、
     フレイグ氏が自覚のない『狼』
     だった、という至極真っ当な
     結論になるでしょうか?
     
     クマ殺し、ビョルカ氏の死、
     推理パートでの狂乱に、
     最後の大立ち回り……
     
     どう考えても尋常の人には
     おさまらない存在ですよね?」

    「わかる
     わかるぞ
     そう考えたくなるのは
     『理』でいえば確かに
     フ以外に怪しい者はいない
     
     しかし 『理』など我に預け
     よく聞くがいい
     
     『おまえらの言う狼』だが
     多くの場合
     本人は『狼』の自覚をもつ
     また
     『嘘がうまくなる』といった
     効力は伴わない」

    「おおっと!
     これは超重要情報ですね!
     作中で心配されたような
     『無自覚の狼』は多くの場合
     いないとのこと!
     
     そして……
     
     『多くの場合』
     『多くの場合』
     『多くの場合』
     
     例外が想定されていると
     いうことは!
     『狼』は他の誰かもなりうる、
     ということでいいんでしょうか
     イクサオトメさァァァん!!?」

    「……
     
     ナンノ
     コトカナ」

    「ごまかしがドヘタ!!
     
     ふむ……しかしそうなると、
     
     最後らへんのフレイグ氏は、
     明らかにその『自覚』
     至ってませんでした?
     
     つまり……
     『狼』になっていた、とか?」

    「ナンノコトカナ!?」

    「勢いよく言ってもドヘタ!!
     
     これは考察班各位には、
     とっても大きなヒントに
     なったような気がします!
     アオイトリを!
     不肖アオイトリをほめて!
     ほめ殺して!!」

    「……もういいだろう
     『プレイヤー』とやらどもが
     検証だか考察だかするなら
     過度な踏み込みは禁物だろう」

    「はっその通りです!
     イクサオトメさんってば
     そんな気配りもできたので?」

    「我はヴァルメイヤ
     死と生を司る
     人生の楽しみの機微にも
     詳しいつもりだ
     
     たとえばフとビョとヨの間の
     三角関係の機微を
     克明に語ることも可能だぞ」

    「それは!
     やめましょう!
     なんか一気にゲスくなるので!」

    「そうか
     
     そうか
     
     あとでちょっと聞いてほしい」

    「個人的には、是非に」

End05(Tap!!)
  • 「……
     
     今回の巡礼の流れだが
     ヨーズが最初に『犠』となり
     『狼』は一度 なりをひそめた
     
     しかしクマ襲撃時
     フレイグがなんかおかしくなり
     ピリピリしたなか『儀』に入る
     
     結果 無難にも
     『誰も犠としない』が選ばれ
     しこりを残しつつも4人全員で
     夜を越すこととなった」

    「しかし……翌朝なんと
     ビョが死体で見つかるのだ
     
     信仰対象を失ったフは
     静かな破滅的狂乱に陥りつつ
     最後の『儀』に臨み……
     ウルヴルと指名を一致させ
     ゴニヤを『犠』と決めることに
     成功する
     
     だがゴニヤはなんと
     ビョの殺害は認めたものの
     『狼』は自分でなくフだと
     断言して自決
     フとウはなんとか脱出を
     続けようとしたが倒れてしまう
     
     もやもやエンドであるな」

    「なんすかそのやわらか表現。
     まあ分かりますが……
     
     疑問点は4つですかね~。
     
     1.ゴニヤは『狼』でなく
       フレイグ氏が『狼』なのか
     
     2.ゴニヤ氏は本当に
       ビョルカ氏を殺害したのか
       したならなぜできたのか
     
     3.ゴニヤ氏はなぜ
       自決できたのか
     
     4.ウルヴル氏は最後どこへ
       消えたのか」

    「あまり多くは語らぬが
     
     1と2と3は同じだ」

    「えっ?
     
     ん~と……
     2と3が何故疑問かというと、
     同胞の殺害や自決は
     禁じられてるから。
     
     フレイグ氏の証言によれば
     これら単なる信心深さでなく、
     何らかの不思議かつ強制的な
     制約のように思われます」

    「その制約が、ゴニヤ氏には
     働かなかったわけで、
     
     む、つまりそれが『狼』……?
     制約を無視できる……?
     
     あっ、ヴァルメイヤの信徒じゃ
     なかったとか?
     『黒の軍勢』だから!」

    「ぼんやり」

    「ふーむしかし、
     ゴニヤ氏が『狼』だったなら、
     彼女の証言はすべてウソという
     ことになりますかね。
     フレイグ氏が『狼』だとか、
     ビョルカ氏を罰したのだとか」

    「ぼんやり」

    「いや仕事してください!?
     神様的権威がゆらぎますよ!?」

    「それはまずいな
     
     ウソかといわれれば
     少なくともゴ自身は
     『自分がウソをついている』
     とは思っていまい
     
     あのような筋立てで
     自らに起きたことを
     どうにか説明し飲み込もうと
     しているのだ」

    「ほーん……
     そうすると、『狼』って……
     
     うん、このへんにしときます!
     いま全部いっちゃあ
     お楽しみがなくなりますから!
     
     じゃあ1、2、3は
     筋道がついたとして、4は?
     ウルヴル氏
     どこいっちゃったんです?」

    「え
     
     誰か興味あるのか
     じじいの末路とか」

    「ひどいこと言わないで下さい!
     全国1万のウルヴルファンが
     おこりますよ!
     というか、
     深夜の吹雪の中とはいえ
     消え方が唐突すぎたのが
     ちょっと気になって。
     
     死亡表示が出てましたが
     間違いなく死んでます?」

    「あの死亡表示 なんなの
     我あれ知らないのだが
     
     ともあれ
     死んでいるのは
     まちがいないな」

    「死因は?」

    「ぼんやり」

    「ここまでのようですね!!」

End06(Tap!!)
  • 「……
     
     今回の巡礼の流れだが
     ウルヴルが最初に『犠』となり
     『狼』は一度 なりをひそめた
     
     しかしウルヴルを失ったゴニヤ
     は言動が不安定となり
     翌日のクマ襲撃騒動を機に
     脱走を企てる
     
     なんとか保護はしたものの
     挙動不審なゴニヤを交えて
     行った『儀』の結果……
     
     ヨーズが『犠』に選ばれ
     『狼』の本性を露わにした
     フレイグは彼女を斬り 殺した」

    「みごと『狼』を排除し
     一行は残り3人
     フは心のしこりを感じつつ眠る
     
     翌朝奇妙なことが起きた
     ビョが死亡 明らかにゴの犯行
     ゴは自らの殺意を否定しつつ
     ヨに脅迫されていたことや
     抗えぬ殺意の衝動について
     証言したのち 植物めいた姿に
     変貌し 死んでしまう
     
     その後はどうもならず
     フは倒れ 全滅である
     
     スッキリしたな」

    「どこが!?
     めちゃくちゃ鬱エンドじゃ
     ないですかあ!?」

    「いや
     『プレイヤー』とやらどもの
     知りたいであろう情報が
     多々含まれていたであろう」

    「た、確かに、
     この結末には色々すごいことが
     起きはしてましたけども!
     解釈にはそうとう困ると
     思うんだけどなあ……
     
     とりあえず整理しますと、
     ヨーズ氏が『狼』なのは
     間違いない、ですね?」

    「そうだな」

    「でもあの姿、明らかに……
     オオカミでなく、
     ネコ科でしたよね……?
     
     つまり『狼』はやっぱり、
     見たままの姿じゃなくて
     符丁だってことですね」

    「そうだな」

    「では、ゴニヤ氏の……あの、
     ○拳のモ○ジンみたいなの、
     アレも『狼』……?」

    「そうだな」

    「アレッ寝てんのかな?
     大丈夫です?
     そんな全肯定マシーンで。
     
     つまり……『狼』というのは
     オオカミ人間に限らず
     ワーなんちゃらみたいな
     変身怪物全般を表す符丁?」

    「だんまり」

    「あーこれ違う、これ違います!
     この女まだなんか
     隠し持ってるぞ~考察班各位!
     だからの余裕かよ!
     なんと卑怯な~~!!
     でも司会的には助かりますッ!
     
     ちなみに、そうなると……
     今回は『狼』が2体出現した、
     ということになります?」

    「まあ そうだな」

    「……ひっかかりましたね!
     今回『は』ってことは!
     『狼』の数は毎回変わり得る、
     ってことでほぼ確定ですね!?」

    「こ
     
     言葉のあやを拾うな」

    「おっけー!
     ここまでにしたげましょう!」

End07(Tap!!)
  • 「……
     
     今回の巡礼の流れだが
     ウルヴルが最初に『犠』となり
     『狼』は一度 なりをひそめた
     
     しかしウルヴルを失ったゴニヤ
     は言動が不安定となり
     翌日のクマ襲撃騒動を機に
     脱走を企てる
     
     なんとか保護はしたものの
     挙動不審なゴニヤを交えて
     行った『儀』の結果……
     
     だれも『犠』となることは
     なかった」

    「しかし翌朝 ゴが死体となる
     ヨはフに対し ビョこそが
     『狼』だと告げ口をする
     
     最後の『儀』が行われたが
     フはヨを信じず『犠』に選び
     ヨは観念して殺人を白状
     そのまま死ぬこととなった
     
     その後の旅路は芳しくなく
     フは倒れ ビョはなんだか
     よく分からん幻影を見てる間に
     謎の矢を受けて死んだ」

    「ふむふむ……
     ラストの展開はとんでもない
     感じでしたけど、そこまでは
     かなり明快でしたね?
     
     ヨーズ氏が『狼』なのは確定。
     ゴニヤ氏はそれを何かで知り、
     怯えていた……
     
     ヨーズ氏はフレイグ氏をだまし
     ビョルカ氏を殺そうとしたけど
     それは失敗した、と」

    「まあ そんなかんじだな
     
     今回 ヨには明らかに
     悪意があり その内面が
     かなり露骨に暴露されている
     
     なかなかに良い 傷つき方だ
     さぞや魂も 磨かれたろう」

    「イクサオトメさんったら
     いい趣味してますなあ……
     
     しっかし、となるとやはり
     気になるのはラストですねえ。
     
     あの……死者たちは、
     いったい何だったのでしょう?」

    「なんだかよく分からん幻影」

    「……いやいや。
     あんなハッキリしてたし
     CGまでついてたのに。
     
     何だったんです、あれ」

    「なんだかよく分からん幻影」

    「イクサオトメさんって
     自称・死を司る女神ですよね。
     
     あれ、死でしたよね。
     
     おやおや?
     目の前のすっとぼけ顔は
     死の女神じゃなかったかしら?
     ゾンビ肌のゴリラかな?」

    「……
     
     よくはわからんが
     
     あそこまでの不敬と冒とくは
     
     真の奇跡と神罰のほかには
     そそぐすべはなかろうな
     
     ところで我にも分からぬのだが
     あの矢はいったい何だったのか」

    「え?
     さっきイクサオトメさん
     自分で言ってたじゃ
     ないですか。
     
     あれは、謎の矢ですよ」

    「……
     
     いや
     
     なんだかよく分からん幻影より
     露骨にいるだろ
     
     実体も犯人も」

    「謎の矢です」

    「あれっ
     おまえ
     
     何か
     知ってる
     のか
     ?」

    「いやあ!
     世の中には不思議なことが
     たくさんあるものですねえ!!
     
     まーそんなとこですかね!!」

End08(Tap!!)
  • 「……
      
     今回の巡礼の流れだが
     ウルヴルが最初に『犠』となり
     『狼』は一度 なりをひそめた
     
     しかしウルヴルを失ったゴニヤ
     は言動が不安定となり
     翌日のクマ襲撃騒動を機に
     脱走を企てる
     
     なんとか保護はしたものの
     挙動不審なゴニヤを交えて
     行った『儀』の結果……
     
     だれも『犠』となることは
     なかった」

    「しかし翌朝 ゴが死体となる
     ヨはフに対し ビョこそが
     『狼』だと告げ口をする
     
     最後の『儀』が行われ
     ヨを信じたフはビョを指さし
     ビョは『犠』となったが……
     ざんねん
     『狼』はヨのほうだったのだ
     
     最後にヨはフをぶっころそうと
     いやらしい遊びをしかけるが
     
     なんかフが返り討ちにした
     おわりだ」

    「最後雑ゥ!!
     まあでもそんな感じでした!
     あんまりな胸糞エンド!!
     ひどいですよヨーズ氏!
     信じたのに!
     あんな感じで裏切るなんて!!」

    「うむ
     あれはひどいやつだ
     ルート次第とはいえ
     信心もいちばん浅いし」

    「アレッ2対0だ!
     バランス悪いな!?
     んもーイクサオトメさんってば
     あんまヨーズ氏のこと
     悪く言わないでください!
     あれでもひたむきで
     けなげなところもあるんです!」

    「くるっとるのかおまえ
     くるっとるな
     
     まあ我もべつに奴をとくに
     ひいきするつもりはない
     あれもまた人の子らしい
     磨かれるべき魂に過ぎぬ
     なかなか ういやつなのも
     そのとおり
     
     やつの嫌な面を見たくなければ
     
     1日目の『儀』で
     ウルヴルが『犠』とならぬよう
     皆がこころがければよいのだが」

    「おや?
     かなり意外な直接的ヒント……
     
     しかしそれだと、
     『誰が犠になるか』
     『誰か狼になるか』
     直接影響してそうなふうに
     聞こえるんですけど……?」

    「それは
     明確に
     ちがう」

    「おやおや??
     なおさら意外な断定……
     でも、
     ちょっと混乱してきました。
     
     ウルヴル氏が生きてると、
     ヨーズ氏の嫌な面を
     見なくてすむ?
     
     ……
     
     あの、もしかして、
     ヨーズ氏が死亡したなら
     嫌な面を見なくていいとか
     鬼畜みたいなこと言ってます?」

    「それだけではない」

    「部分的に認めとる……!
     しかも部分的な否定ってのも
     意味がよくわかんないし!
     
     ん~、これはちょっと、
     そのような巡礼を見てみてから
     考えるしかなさげですね!」

End09(Tap!!)
  • 「……
     
     今回の巡礼の流れだが
     フレイグが最初に『犠』となり
     『狼』は一度 なりをひそめた
     
     しかし不穏ぬぐえぬ2日目に
     クマが来襲
     ゴニヤが瀕死の重傷を負うも
     やがて不自然に回復する
     疑念うず巻く中『儀』が行われ
     
     『犠』となったのは
     ビョルカであった」

    「これで収まればよかったが
     翌朝死体となったのは何と ゴ
     
     ヨとウ どちらが『狼』か
     当人にすら決め手がない状況で
     ヨが冒とく的な一計を案じ
     『自分が死ぬか 誰も死なぬ』
     この2択となる
     
     結果 誰も死なぬ道が選ばれ
     2人は道を分かつ
     ヨはウを警戒し
     距離をとって野営をするが
     怪物と化したウに襲われ 死ぬ」

    「ええ、そういう感じでしたね。
     ヨーズ氏の揺れる心、
     そして不屈の魂が描かれる
     中々に面白い流れでしたが……
     
     なんです?
     あのぶっさいくなバケモノ」

    「おまえ
     そんなひどいことをいうな
     ウルヴルだって巡礼者だぞ
     それにあれも存外
     わるくないだろ
     腕っぷし強そうで」

    「いやその、
     イクサオトメさんの好みは
     いったん置くとしつつですよ。
     
     一応聞きますが、
     あれウルヴル氏で間違いない?
     別に通りすがりの怪物が
     ウルヴル氏を追いはぎして
     襲ってきたとかいう
     クソ以下のオチでは
     ないんですよね?」

    「うむ
     あれはウルヴルだ」

    「かつ、あれは『狼』で
     間違いない?」

    「うむ
     『おまえらの言う狼』に
     間違いない」

    「……オスコレイア、
     というのも、間違いない?」

    「……
     
     ……
     
     うむ」

    「はいコレきたコレ!
     ひっくり返りましたよ~!
     
     『狼』ってのが敵方の刺客って
     大前提がぶっ壊れました!
     いやまあもちろん
     『敵』って言葉は幅広いので
     間違いではないかもですが!
     
     どうやら『狼』は
     かれら巡礼者の信仰に
     そもそも根差してたものと
     みなしてよさそうですね!!」

    「おまえ
     あんまりそれ詰めると
     キックするよ」

    「どの意味だろ……
     どれもヤだな……
     このへんにしときましょう!」

End10(Tap!!)
  • 「……
     
     今回の巡礼の流れだが
     フレイグが最初に『犠』となり
     『狼』は一度 なりをひそめた
     
     しかし不穏ぬぐえぬ2日目に
     クマが来襲
     ゴニヤが瀕死の重傷を負うも
     やがて不自然に回復する
     疑念うず巻く中『儀』が行われ
     
     『犠』となったのは
     ビョルカであった」

    「これで収まればよかったが
     翌朝死体となったのは何と ゴ
     
     ヨとウ どちらが『狼』か
     当人にすら決め手がない状況で
     ヨが冒とく的な一計を案じ
     『自分が死ぬか 誰も死なぬ』
     この2択となる
     
     これでヨがたおれ ウのみが
     生き残る結果となったのだが
     
     ひとり雪原をさまようウは
     何やら奇怪な独り芝居をしつつ
     結局は倒れるのであった」

    「いや~、
     確かに奇怪でした。
     奇怪は奇怪だったんですが、
     自白めいた独り芝居で
     ハッキリしたことも
     ありますね?
     
     ウルヴル氏がゴニヤ氏を
     殺害したこと、
     
     ウルヴル氏の……別人格?
     みたいなものが、犯行に深く
     関わっていること、
     
     あと、ウルヴル氏の動機……」

    「信仰の道は 狭く険しい
     
     我という神が示そうとも
     死を乗り越えんとする道は
     とくに子供や老人には
     いっそう狭く険しいものだ
     
     そのうえ巡礼者たちは
     それを2人分抱えて……
     
     いや なんでもない」

    「ん~~~?
     2人分???
     
     ウルヴル氏については
     な~んとなく分かる言い草、
     でも……巡礼者『たち』
     
     ふ~むふむ??」

    「……
     
     ききながせ」

    「しょうがないなあああ!!!
     今回だけですよおおお!!!
     
     いけない。興奮しすぎて
     どっかの病棟みたいに
     なっちゃった。自重しないと。
     
     ん~だけど、
     ウルヴル氏以外にも謎はまだ
     残ってるのか。
     ゴニヤ氏の致命傷とか。
     ヨーズ氏が寝ちゃう件とか」

    「そうなるな」

    「あと……
     ウルヴル氏って、
     レイズル氏の殺害までは
     認めてませんでしたよね?
     
     実は他にも『狼』が?」

    「知らぬ
     
     レの男はなぜ死ぬのだ」

    「あんたが知らんで
     どーすんです!?」

End11(Tap!!)
  • 「……
     
     今回の巡礼の流れだが
     フレイグが最初に『犠』となり
     『狼』は一度 なりをひそめた
     
     しかし不穏ぬぐえぬ2日目に
     クマが来襲
     ゴニヤが瀕死の重傷を負うも
     やがて不自然に回復する
     疑念うず巻く中『儀』が行われ
     
     綱渡りのような指名により
     誰も『犠』とならない形になり
     ヨーズはビョルカを救った」

    「その夜ヨはゴのもとを訪れ
     ゴの治療をしつつ話を聞いた
     
     悲しいことに 翌朝にゴが
     死体となって発見される
     行軍にも行き詰った残り3人は
     『儀』を行う
     ビョと仲間のつもりだったヨが
     まさかの裏切りで『犠』に決定
     
     ここで昨晩のゴとの会話から
     ヨはウが『狼』と見抜き
     決死の策でウを道連れに
     
     ……以上」

    「アレッ?
     その後ビョルカ氏が
     ヨーズ氏らを発掘し、
     信仰より尊い友情を見つける
     美しいシーンが
     ありませんでした?」

    「そんなものなかった
     そんなものなかった
     そんなものなかった
     
     あったとして
     
     う つ く し く も
     な ん と も な い」

    「……
     
     あの、イクサオトメさん?
     もしかしなくても、
     当時、現場に直接介入とか
     しちゃいました?」

    「そ
        ん
       な
      こ
        と
          し
            て
           お
          ら
           ぬ
             よ
                ?」

    「斬新なうろたえ方
     しないで下さい。
     
     ほーん……?
     あそこでああ声をかけて
     ああしていくってことは、
     イクサオトメさんの立場って
     実はもっと直接的な……
     
     これ考察班のおのおの方なら
     かなり真相近くまで
     迫れそうなヒントかも……?」

    「いいだろ
     そんなこと
     どうだって
     
     そんなことより
     ウルヴルの変身とか
     不可思議な言い分とかに
     興味をもて」

    「あー実際あるんですよね興味!
     
     ウルヴルさんが変異した怪物
     明らかに人格が違う感じだし
     こんなことも言ったんですよ
     
      貴様が『狼』となる時も、
     
     って!!
     
     これヨーズさんが『狼』になる
     ケースもあるってこと
     ですよね!?」

    「ぼんやり」

    「ずるい!!
     認めて下さいよ!
     ルートによって『狼』は
     違うって!!
     そしたら『プレイヤー』各位も
     喜ぶと思いますからぁ!
     
     だめだ……
     なに言ってもぼんやりだ……」

End12(Tap!!)
  • 「……
     
     今回の巡礼の流れだが
     フレイグが最初に『犠』となり
     『狼』は一度 なりをひそめた
     
     しかし不穏ぬぐえぬ2日目に
     クマが来襲
     ゴニヤが瀕死の重傷を負うも
     やがて不自然に回復する
     疑念うず巻く中『儀』が行われ
     
     綱渡りのような指名により
     誰も『犠』とならない形になり
     ヨーズはビョルカを救った」

    「その夜ヨはビョを訪れるが
     ビョへの想いはすれ違う
     
     悲しいことに 翌朝にゴが
     死体となって発見される
     行軍にも行き詰った残り3人は
     『儀』を行う
     ビョと仲間のつもりだったヨが
     まさかの裏切りで『犠』に決定
     
     ビョへの友情を失ったヨは
     なにもできず『犠』となり
     
     やがてビョも倒れたが
     その今わの際の枕元には
     謎の巨大怪物が……」

    「待ったァ!!
     なんですか謎の巨大怪物って!
     いくらファンタジーだからって
     軽く出てきていいもんじゃない
     でしょ謎の巨大怪物って!
     
     っていうか!
     さほどでかくないし!
     しかも明らかにウルヴル氏だと
     示唆されててそっちんが重要!」

    「おまえ
     だいじょうぶか
     血管さけるぞ」

    「精霊に血管があるかァ──!!
     え、あるんですかね。
     教えて松永プロデューサー!!
     
     ぜえぜえ。
     
     まあ実際、何なんですか。
     突然あんなバケモノになった
     ウルヴル氏という存在は。
     
     ……いちおう『狼』を
     自称してるっぽいですが……」

    「うむ
     『おまえらの言う狼』だな
     
     姿かたちは重要ではない
     『狼』の本質は
     過去であり
     呪いであり
     魂なのだ
     
     といってもわからんだろう
     百度ほど『巡礼』を見守れば
     おぼろげにわかるはずだ」

    「そんな悠長な……
     まあ、『狼』が言葉よりも
     ずっと難解な概念らしいことは
     分かったんでいいですけど」

    「それより分からんのだが
     
     最後にウルヴルは
     『プレイヤー』とやらどもに
     語りかけてなかったか
     
     結局なんなのだ
     『プレイヤー』とは
     というかウルヴルが
     理解しとるっぽいのは
     若干ゆるしがたいぞ
     
     というかあいつ
     おまえも認識してなかったか
     アオイトリ
     
     おまえ もしや
     『巡礼』に介入してるのか」

    「ぎくぎくぎく!
     さ、さあ、ウルヴル氏の
     口から出まかせでは!?
     バケモノになって口と気まで
     でっかくなっちゃた的な!!」

    「そうか
     そうかもな
     うむ けしからん
     
     奴を『巡礼』に加え続けるのは
     はたして得策なのか……」

    「ごまかせた……
     なんか重要そうな独り言は
     今はそっとしときましょう……」
     

     

Cブロック

第一夜(Tap!!)
  • 「……もういいだろう
     つかれた
     我
     はやく『次』に進みたい」

    「あの、さっきから何度か『次』
     と仰いますが、また別の人らを
     よせ集めて死の雪原に放つ気な
     んです?
     
     かーッ!
     イカれてますねー旦那ァ!
     電柱にアタマぶつけて
     死んじゃえばいいのに」

    「別の人らをよせ集める?
     
     なぜそんな必要がある
     
     わたしはヴァルメイヤ
     死を選ぶもの
     わたしのめにかなわぬ死など
     
     やりなおせばよい
     
     あと おまえ
     なんだ おまえ
     なんでいきなり
     死ねばいいとか
     
     泣くぞ」

    「かわいこぶりは無駄ですが……
     決着した死を『やりなおす』
     
     ループもの、みたいな話?
     
     回数を重ねると何か分かる?
     
     疑問しかないですもんね、今」

    「だから
     だから
     だから
     
     お ま え の 話 は
     わ か ら ん
     
     おまえも死んでやりなおすか
     
     くらえ
     ヴァルメイヤ・キック
     とおう」

    「をわ──ー!? 刃物ッ!?
     さくっとウソついて刃物!?
     
     ガチなら受けて立ちますよ!!
     正義の晒し上げRTをくらえ!」

    「ぬぬ
     なんだか不気味だな
     ここは引き下がっておくか
     
     こほん
     あらためて
     
     『次』の巡礼をはじめる……」

第二夜(Tap!!)
  • 「とまあ
     今回は
     こんな感じだったな
     
     次に行く前に
     そういえば ええと
     アオイトリ
     だったか」

    「アオイトリです!
     唐突に名前呼ばれてびっくり、
     さあ用件は何でしょう」

    「前回最後にやった
     アンケートだが
     なんだったんだ あれ
     
     意味はよくわからんが
     どこか遠くで
     まあまあ物議をかもした
     気配があったぞ
     
     言わないでいいのか
     『プレイヤー』とやらに
     どの回答が
     正解だったとか」

    「ん?
     回答? 正解?
     
     いや、あんなの全部、
     デタラメに決まってますが?」

    「おい
     
     おい
     
     おい
     
     どこか遠くで
     大量の人間の腰が砕ける
     音がしたぞ
     
     わかってたけど
     ルール無用か おまえ」

    「やだな~!
     ルールは破るもんですし、
     おのおの方もアレがドレッドな
     大ボラだったということから正
     解がそれ以外だというヒントを
     見出すことが可能ですし! 何
     を問題視する必要が?」

    「やはり
     おまえ
     悪だよな
     悪だよね
     
     くらえ
     ヴァルメイヤ・キック
     とおう」

    「さすがに同じ手はくわぬっ!
     ガード発動っ!!」

    「ぬっ
     やるな
     かくなるうえは
     
     くらえ
     ヴァルメイヤ・ヘッドバット
     ……べつめい「グラビティ」*
     とおう
     
     *問答無用でHPを半減する
      敵専用凶悪チートスキル
      シンクロイベでみられる」

    「スギャアアアアア…………
     (内臓が押しつぶされる擬音)」

    「悪は去った
     
     というわけで
     あらためて
     
     『次』の巡礼をはじめる……」

第三夜(Tap!!)
  • 「……そんなところだが
     
     ところでおまえ
     肌ツヤがゾンビっぽいって
     どういうことだ」

    「ありえないくらい前の悪口
     取り返しに来ましたね!?」

    「我は配色が彩り豊かだから
     肌が少し暗く見えるだけだ
     色でいえば
     おまえも大して変わらんだろ
     
     ん
     
     そういえばおまえと我は
     なんだか雰囲気が似ているな
     
     おまえも神なのか」

    「ににに似てますかね!?
     神、そうわたしも実は
     いっぱしの神のはしくれ、とか
     デタラメは言えない──ッ!!
     おいおい語るってことで
     わたしの正体は秘密です!」

    「お
     おう
     まあいいが
     
     ところでゾンビとは何だ」

    「ライブ感あるボケまで駆使!
     精度が回数重ねるたび上がって
     る末恐ろしさよ……
     
     簡単に言えば動く死体ですね」

    「なにい
     我の関知せぬところで
     そのようなものをつくった
     ものがいるというのか」

    「技術から魔法まで色んな方法で
     墓の住人を動かすのが
     今にちの流行なんですよ」

    「ゆるせぬ
     ゆるせぬ
     神罰だ
     
     ヴァルメイヤ・ランチ
     とおう(ごそごそ)」

    「トリカブトがお弁当の中にッ!
     (ばたーん)」

    「今回も
     正義はなされたな
     
     さあ『プレイヤー』とやら
     おのおの備えよ
     
     『次』の巡礼をはじめる……」

第四夜(Tap!!)
  • 「そんなところだ
     
     うむ
     尊かったな」

    「ちっともブレない自己評価!
     ゃだ、惚れちゃう……」

    「えっ
     
     おまえ
     おまえ
     我をそんな目でみてたのか
     
     ぽっ」

    「バリクソ骨董表現で脈作ってく
     んじゃねーですよ全く。
     
     はっ待てよ、百合やら薔薇やら
     愛のありかたに尊みを付与し
     富を産み出すのが
     今風の錬金術と聞きます……
     
     っし、いっちょやってみっか!
     カマンマイラブ!
     イッツァワハニムーン!」

    「やっぱり
     むりだ
     おまえでは
     わけが
     わからなすぎる」

    「くっっっそムダに傷ついた!!
     ロマンスは鬼門! おぼえた!
     
     ま、実のところあなたと
     くっつきすぎるのは悪手ゆえ
     早いとこ葬るが吉ですね!
     殺(シ)ャアアアア!!!」

    「ヴァルメイヤキック
     とおう(ずばっ)
     
     ……まさかの先制攻撃とは
     おまえは成長するのだな
     いいぞ
     いずれおまえも『館』
     
     あれ
     あれ
     あれ
     いやちがう
     『館』に招くは巡礼者
     そのためにそう
     永遠の巡礼がひつようだ
     
     次回もまたみてね」

    「なげーよ斬ったあとの口上。
     (ずんばらりん状態で)」

第五夜(Tap!!)
  • 「まあ そんなかんじだ
     さて
     『次』へいくか」

    「史上空前に短いアフター!!
     なぜに!?
     せっかくなんですからもっと
     たくさん話しましょうよ~!」

    「え
     いや
     どうした
     本格的に不調か
     
     だいたいいつも
     訳わからん言い争いから
     殺し合いで終わるだろ
     
     そのせいで具合が悪いなら
     さっさと切り上げるのが
     最善であろう」

    「くああああああ!?
     何ですかその不気味な優しさ!
     要らないですよ! でないと!
     
     決意がにぶるでしょお……」

    「……
     あいかわらず
     意味はわからぬが
     ただごとではないな
     
     我は死と生を司る神
     いわば人の悩みのすべてを
     司っているといってもいい
     
     話してみろ
     わかるように
     わかるように
     わかるように」

    「どっこい問屋がオロナイン!
     この不肖アオイトリ、
     露悪と沈黙はたしなみますが、
     詐欺とフォアグラは絶対にやら
     ないってママと約束したから!
     いやママなんていなかったわ!
     という具合に嘘はつけません!」

    「かように アオイトリは
     こたび具合が悪い
     
     というわけで
     ヴァルメイヤ隔離
     とおう」

    「イヤアアア閉じ込められた!!
     結界か何かに! 出せェー!!」

    「なにかいっておるが
     聞こえんな
     数分で解けるゆえ
     まっておれ
     
     こほん
     『プレイヤー』とやらども
     こたびの巡礼の見守り
     大儀であったな
     
     『次』も
     そのまた『次』も
     よろしくたのむぞ
     
     ではな」

    「……
     
     ないんです、『次の次』は……
     イクサオトメさん……」
     

     

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