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集めて走ってカスタマイズして──ミニカーを愛でる楽しさが詰まった『Hot Wheels Unleashed』は子どもも大人も魅了するおもちゃ箱

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 美しいボディフォルム、そしてエキゾティックなエンジン音。男児がクルマに憧れるのは当然のことだろう。手軽に購入できるミニカーは、子どもたちのクルマへの情熱を満たしてくれる玩具として、時代を超えて愛されている。モデルとなった実際のクルマに憧れて購入してみたり、ミニカー自体に価値を見出してコレクションとして集めてみるなど、子どもだけではなく大人にも人気があるのがミニカーの特徴と言える。

 そんなミニカーの中で“Hot Wheels”(ホットウィール)というブランドをご存知だろうか? Hot Wheelsはアメリカのマテル社が手掛ける、50年以上もの歴史を持つミニカーブランドだ。

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 日本では“トミカ”“チョロQ”の名前が有名だが、アメリカでは断然ホットウィールの人気が高い。ホットウィールは1968年に産声をあげ、これまでの総発売台数は約60億台を誇る。

 ホットウィールは子どものおもちゃとしてだけではなく、近年は40代~50代の世代に人気があり、コレクターアイテムとしても発展を続けている。品質も高く、大人から子どもまで、幅広い世代を魅了しているミニカーなのだ。

 魅力あふれるホットウィールを題材としたレースゲームが、2021年9月30日に、PS5、PS4、Nintendo Switch、Xbox Series X|S、Xbox Oneにて発売となった。

※Xbox Series X|SとXbox One版は、ダウンロード版のみ販売。

 本稿では、憧れのミニカーを操作し、白熱のレースが展開できる『Hot Wheels Unleashed』のゲーム内容や、その遊び心地をお伝えしていく。ミニカーを集めてもよし、レースに明け暮れてもよし。ホットウィールファンには垂涎のレースゲーム『Hot Wheels Unleashed』。その魅力の一端を感じ取ってもらいたい。

文/リプ斉トン

※この記事は『Hot Wheels Unleashed』の魅力をもっと知ってもらいたいKoch Mediaさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。

「敷居は低く、奥深く」を地で行く硬派なプレイフィール

 なんといっても醍醐味は、ホットウィールのミニカーが実際に操作できるということ。現実のホットウィールレースは非常にシンプルで、当然ながらハンドル操作を行うことはできないが、ゲームでは通常のクルマのように、自由に操作ができる

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 ゲームモードのひとつ“HOT WHEELS CITY RUMBLE”は、マップに配置されたマス目に書かれている条件のレースに挑み、条件を満たせばつぎのマスに移動できるようになるという、本作のメインモード。このモードをやり込んでいくと、コレクションするミニカーを増やしていくことができる。

 レース条件は、高順位を目指すもの、時間内にゴールを目指すものなど、多彩なルールが用意されている。条件をクリアすることで、ミニカーを購入するための“コイン”や改造に必要な“ギア”が手に入る。そのほか、指定のマスに移動すると、ランダムでミニカーが手に入る“お楽しみボックス”が入手できることもある。

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 マップ上のマスには高難度の“ボスレース”が5つある。ボスレースをすべてクリアすることが、HOT WHEELS CITY RUMBLEモードの目的となっている。

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 ホットウィールは子どもたちに愛されているミニカーだけあって、本作の操作方法は非常にシンプル。おもなボタン操作は、アナログスティックでのハンドル操作のほか、アクセルとブレーキ、そして後述する“ブースト”のみ。この3つのアクションを覚えさえすれば、誰でもすぐにレースを楽しむことができる。

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 操作に慣れてきたときに覚えてほしいのが、アクセルとブレーキボタンを組み合わせた“ドリフト”。そう、ミニカーでもドリフトができるというわけだ。ゲームならではの仕様だが、カーブを素早く曲がるためには必須となるテクニック。カーブの方向にハンドルを切り、ブレーキボタンを少しだけ押してマシンを横滑りさせることで、スピードを殺すことなくカーブを曲がることができる。

 文章で伝えると難しそうに感じるかもしれないが、ほかのレースゲームのドリフトと比べると操作は非常に簡単。ドリフトが始まったらブレーキボタンを離し、アクセルとハンドルの操作に集中するだけだ。簡単操作で熟練者さながらのドライビングテクニックを駆使できるため、爽快感はバツグン

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 ドリフトをしているあいだは、画面右下に表示されているブーストゲージが上昇していく。このブーストは、一定時間マシンを超加速できるので、ドリフトと並んでレースに勝つために重要なアクションとなる

 ほかのレースゲームだと、一発逆転のシステムとして採用されていそうなシステムだが、本作では1度のカーブでドリフトを決めればブースト1回分程度のゲージが溜まるのが特徴。直線でブーストを行い、つぎのカーブでドリフト。カーブが終わったらまたブーストと、連続でアクションを決めることが可能。ストレスフリーでテンポよくレースを楽しむことができる。上級者どうしのレースでは、このテクニックが必須になるだろう。

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 本作には、マシンのパワーアップ要素や、コース上にアイテムが配置されることもないため、ドリフトとブーストの操作をどれだけ正確に行えるかが腕前に直結してくる。

 難しい操作を必要とせず、シンプルかつ快適にレースが楽しめるため、家族で対戦するようなシチュエーションでも、子どもが不利になるようなことはない。勘違いしてほしくないのは、決して「技術介入度が低いゲーム」なのではないということ。幅広い層が簡単に、ストレスなく、テンポよくレースを楽しめるのが『Hot Wheels Unleashed』最大の魅力なのだ。“敷居は低く、奥深く”を体現するゲームバランスと言えるだろう。

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ブーストで超加速すると、たまにコース外に飛び出してしまうことも。そういったときはリスポーンボタンを押せば、すぐにコースに復帰できる。レスポンスはかなり早く、ストレスフリーだ

ホットウィールをコレクションする本作ならではの魅力

 HOT WHEELS CITY RUMBLEモードをプレイして貯まったコインを使うと、ショップからホットウィールのミニカーを入手できる。プレイ中、もっともワクワクするシーンだ。

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 “お楽しみボックス”では、コインを消費してランダムでミニカーが手に入るお楽しみボックスを購入することができる。“期間限定オファー”では、ランダムに切り換わる特定のミニカーとコインを直接交換する仕組み。

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期間限定オファーは、一部の交換レートこそ高いが、欲しいミニカーを直接入手できるのがポイント

 手に入れたミニカーは、“コレクション”の項目で存分に眺めることができる。実際のホットウィールのミニカーは3インチサイズと言われる1/64スケールのミニカーが中心。手にとって眺める方が多いと思うが、ゲーム中はそのディティールのすばらしさを細部にわたって鑑賞することができる。また、ホットウィールの特徴はデザイナーの個性が際立つ、遊び心あふれるデザイン。入手が困難なミニカーもゲームに収録されているので、リアルではなかなかお目にかかれないレアな車種のデザインをじっくり眺めるのも一興だ。

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 手に入れたマシンは、アップグレード、解体、売却のコマンドがそれぞれ実行できる。マシンにはレアリティーの概念があり、レアリティーが高いほど性能が高くなる傾向がある。レアリティーは低いけどお気に入りのマシンがあるという人は、アップグレードを行うことで、見た目はそのままにマシンの性能をアップさせることも可能。

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 マシンを入手する際、重複することがあるが、そういったマシンには解体(ギアを入手)か売却(コインを入手)が行える。ダブったマシンが腐らないのも、うれしい配慮だ。

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 そのほか、マニア心をくすぐるもうひとつのシステムが、手に入れたマシンを自分の好きなカラーに塗り替えられるモード“カラーリングエディタ”。外装やシャーシ、インテリア、エクステリア、リム、タイヤの項目を個別に設定できるほか、自由自在にステッカーを貼り付けられる。カラーが変更できる部分は、質感までも変えられるので、自分だけのオリジナルホットウィールを作ることが可能だ。

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 マイカラーに塗装したマシンは、オンラインを通じてほかの人にダウンロードしてもらうことが可能。発売後は、さまざまなカラーに彩られた個性的なマシンが並ぶことが予想できる。店頭に並ぶ実際のホットウィールのように、ラインナップを眺めるのも楽しそうだ。

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究極のコースを自分で作れ!

 ホットウィールは、ただ集めるだけではなく、実際に自分でコースを作り、走らせることができるオモチャだ。ゲーム中でもその楽しさが味わえるようになっており、“TRACK BUILDER”モードを利用すれば、思いのままにコースを制作できる。

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 実際のホットウィールのコース作りでは、オレンジ色のパーツをつなげてコースを作るのがお約束だが、本作でもそれを再現。ほかにもさまざまなパーツが用意されており、コースに設置できる範囲ならば自由にパーツを配置できる

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 コース制作時の操作も非常に直感的。アナログスティックとボタンを組み合わせてコースを曲げたり、ときにはねじったりと、多彩な変形を施せる。現実ではコースを設置する場所や資金的な問題もあるため、自由にコースを作れなかったという方も多いだろう。でも、本作なら場所もお金も問題なし! 何にも縛られず、思うままにコース制作を楽しもう。作成したコースは、オンラインにアップロードして交換し合うことも可能だ。

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 前述したとおり、レースはボタンを3つの操作を覚えれば誰でも簡単に操作が可能。しかし、操作がシンプルであるぶん、レースで勝利するとなると、コースの理解度やコース取り、ミスのない腕前が必要になってくる。

 ホットウィールは好きだけどレースは苦手という人でも安心してほしい。CPUとの対決でどうしても勝てないときは、“HOT WHEELS CITY RUMBLE”の難易度設定を活用しよう“簡単”の難度でプレイすれば、初心者でも勝利をつかめるはずだ。

 コレクションに勤しむもよし。集めた車種をオリジナルコースで走らせるもよし。豊富なカスタマイズが行えるので、何時間も黙々と作業できる奥深さを『Hot Wheels Unleashed』は秘めている。

 さらに、本作は多彩なDLCを毎月リリース予定。人気ブランドの車種が多数登場予定となっているので、お見逃しのないように。DLC情報はこちらで確認可能。

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 本作はまさに、ゲーム機に再現された底の見えないおもちゃ箱のようだ。ホットウィールのミニカーを集めている生粋のファンはもちろん、レースゲームが好きな人も楽しめる『Hot Wheels Unleashed』。ぜひ、大人も子どもも、いっしょになって楽しんでいただきたい。ホットウィールファンといえば、限定版となる「Challenge Accepted Edition」には、限定カラーのダイキャストカー「BONE SHAKER」のほか、スチールブック、両面ポスター、ダウンロードコンテンツなどが同梱されている。見逃す手はないので、気になった人はぜひチェックしてほしい。

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HOT WHEELS UNLEASHED™ © 2021. Published and Developed by Milestone S.r.l. All rights reserved. Licensed to and published in Japan by Koch Media Inc., Japan. HOT WHEELS™ and associated trademarks and trade dress are owned by, and used under license from, Mattel. ©  2021 Mattel. All manufacturers, accessory suppliers, names, tracks, sponsors, brands and associated imagery featured in this game are trademarks and/or copyrighted materials of their respective owners. Unreal® is a trademark or registered trademark of Epic Games, Inc. in the United States of America and elsewhere. Powered by Wwise 2006-2021 AudioKinetic inc. All rights reserved. REV technology used under license from Crankcase Audio Inc. Localization Tools and Support by XLOC, Inc. All characters, vehicles and related elements™ & © DC. Back to the Future © 2021 Universal City Studios LLC and Amblin Entertainment, Inc. All Rights Reserved.

ライター
ジャンルを問わずゲームをプレイするよろずゲーマー。なかでも好きなジャンルはRPGとアドベンチャーゲーム。気に入ったゲームはトロフィーをコンプリートするまでやり込む派です

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