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総リツイート数20万超え! 電ファミで今年バズったインディーゲーム10作を一挙に紹介、2021年の隠れたトレンドをおさらいしよう

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 2021年も残すところわずか。今年も電ファミでは大型タイトルからインディーゲーム、周辺のエンタメ作品まで幅広いコンテンツを積極的に取り上げ紹介してきた。なかにはたびたびTwitterでバズり、大きな反響を獲得したタイトルもある。

 そこで本稿では年末の特別企画として、今年1年の間に電ファミで紹介したもののなかでも特に反響の大きかったインディーゲームにスポットを当て、当時の声などを振り返りつつ、電ファミTwitterの総RT数をもとに算出したランキング形式で紹介していこう。

 作品については単なる紹介だけでなく、その後の進捗や展開についても補足情報を加えている。タイムライン上で見かけたことのある、もしくはまだ知らないインディーゲームの数々と新たに出会うきっかけとなれば幸いだ。

文/dashimaru
編集/実存


※本稿は電ファミのマスコットキャラクターである「コントくん」と「ローラちゃん」がお届けします。

10位〜6位:ハイクオリティなソウルライクにゾンビ、ホラー、そして高圧洗浄機

 じゃあ、ランキングを下から順番に見ていこうか。10位は『偽りのP』
 投稿されたのは11月とけっこう最近だ。

 へー、19世紀末のフランスが舞台。ユニークな設定ですね。
 街は疫病のせいでほとんど人の姿もないみたいだけど…。

 主人公の「P」も含め、登場キャラの多くは人形みたいだよ。
 火を放ったり伸縮してフックみたいに使える機械の腕を武器に、同胞たちと戦いながら「人間になる」のを目指すんだって。

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(画像はYouTube「Lies of P: Alpha Gameplay Teaser – “Wake up, son. Your stage is set.”」より)

 「P」は「ピノキオ(Pinocchio)」のことかな。不穏な世界観だけど見た目の完成度が高い。
 アクションの雰囲気は『ブラッドボーン』に近いかも。公式のリリースにも「ソウルライクアクションRPG」って書いてある。

 作品自体も魅力的だけど、担当ライターがうっかり「『ダークソウル』風」とツイートしちゃったことで、「いや『ブラッドボーン』でしょ!」とコメントが殺到し拡散されたみたいだな。

 開発してるのは韓国のスタジオ(Round8)なんですね。
 12月に公開された海外メディアKotakuのインタビューによると、「ソウルライク好きなスタッフも多いので、アクションのクオリティに力を入れていきたい」とのこと。

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(画像はYouTube「Lies of P: Alpha Gameplay Teaser – “Wake up, son. Your stage is set.”」より)

 なるほど。リリースは2023年としばらく先みたいだ。
 こういう本格的なアクションゲームは中国で増えてきてる印象だけど、韓国の動きにも注目していきたいな。

 ソウルライクのアクションだと、ほかにも何かバズってませんでしたっけ……?

 ちょうど次に紹介する9位の『Black Myth: Wukong』がそうだな。
 『西遊記』がテーマで、如意棒で戦う「孫悟空」が主人公の中国産ゲーム。こちらもかなり出来がよさげ。

 あ、そうそう! 8月に公開されたテスト映像が話題になってましたね。
 最近だと『マトリックス』の技術デモにも使われてましたが、「Unreal Engine 5」のグラフイックは本当に別次元のクオリティ……雪の舞い散る様子から空気の流れまで細かく表現されててスゴイなあ。

 開発元は、元テンセントのスタッフたちが独立して生まれたスタジオ(Game Science)みたいだ。
 中国最大手のゲーム企業に勤めていたメンバーだけあって、申し分ない技術力が期待できそうだけど、アクション部分も上手く仕上がってくれるといいな。

 孫悟空の走る姿なんかは、かなりフロム作品に近いものを感じますね。伸びる如意棒を攻撃や回避に使うのも楽しそう。

 ちなみに、その後の続報は特に出ていないようだ。
 初めて発表されたのが2020年の8月で、およそ1年ぶりの最新情報だったから、リリースは当分先になるかもな。プラットフォームもまだ正式には決まっていないとのことだし。

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(画像はYouTube「Black Myth: WuKong 12 Minutes UE5 Gameplay Test」より)

 如意棒みたいに首を長く伸ばして待ちましょう。

 続く8位は『UNDYING』の日本語化が発表されたときの記事だ。
 このタイトルも何度か取り上げているけど、毎回反応がいいよね。

 「ゾンビ化が進み死につつある母親となり、息子に生き残る術を教える」という設定に注目が集まりますね。
 息子は基本的に母親の後を付いてくるだけで、行動を指示したりしながら色々覚えさせていく感じらしいです。

 先行アクセス版のレビュー記事もけっこう読まれていたようだな。
 レビューの時点でプレイできたのはストーリー全体の半分までだったそうだが、息子の目の前で一般の人を手にかけざるを得ないシーンなんかは話に聞くだけでも辛かった……。

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(画像はSteam『UNDYING』より)

 息子に「あの人たちはゾンビじゃないよ、ママ」って言われる場面ですよね。私もそこは「う、切なっ……!」と胸にきました。
 ドラマの『ウォーキング・デッド』シリーズなんかもそうですけど、ゾンビものには「選択の重み」みたいなのが付いて回りますよね。

 結局殺すにしても、そこに至るまでの葛藤が物語の肝だからね。
 正式リリースは2022年の5月か。うーん、結末がどうなるか気になるな。

 先行アクセス版は月に1回ぐらいのペースで大型アップデートが行われているみたいです。
 メインパートも正式リリースまでに新たな展開が追加されていくそうですよ。

 お、それは楽しみ。

 7位の協力型ホラー『Eronoctosis: Put Yourself Together』も毎回勢いがあるんだよな。世界観はダーク寄りだけど絵柄がかわいい。
 これ18禁指定なのは男性器の形をした敵キャラが出るからなんだっけ……?

 あとは首が吹き飛ぶといった要素もありますね。描写自体はそこまで過激ではないですけど。
 バズッた理由としては、「ふたりプレイ専用」というのが大きかったと思います。あと無料なのも。

 先を照らす懐中電灯を持った役と、仕掛けを解くカメラを持った役に分かれるんだったかな。
 コミュニケーションを取りながら連携して進むデザインは、ゲームとしても面白そう。

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※ストアページの閲覧には18歳以上のアカウントによるログインが必要(画像はSteam『Eronoctosis: Put Yourself Together』より)

 キャラクターはペラペラだったり技術的には難しいことをしているわけではないのに、見た目のよさで上手く成立している感じですね。
 ツイートに使っていたトレイラーも惹かれる雰囲気がありました。

 ジャンルは「ホラー」と書かれているけど、『ゆめにっき』みたいに不穏な精神世界をさまよう系が近いかもね。
 あとユニークな点をひとつ挙げると、開発スタッフに「性器コンサルタント」(Genital Consultant)の肩書きを持つ人がクレジットされていることかな。

性器コンサルタント……。

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(画像はSteam『Eronoctosis: Put Yourself Together』より)

 ゲームにはメジャーやインディーを問わず、性器が登場する作品も少なくないから需要はありそう。
 開発チームはリリース後の好評価を受けて、何やら新たな準備に取りかかっているようだぞ。

 き、気になる…(色んな意味で)。

 次は高圧洗浄シム『PowerWash Simulator』が6位にランクイン。これも日本語化が発表されたときの記事だな。
 とりあえず聞きたいんだけど、ツイートの憧れの」ってどういう意味……?

 え、憧れないですか!? 高圧洗浄機、1度は触ってみたいと思いません?

 まあ1回ぐらいはね。楽しそうだし。とはいえ家ではちょっと使いづらいかな……。

 そんな方にピッタリのゲームがこちらなんです(ドンッ!)。

 急にテレビショッピング感を出してきた。

 この『PowerWash Simulator』では、FPSスタイルで泥や油、ラクガキといった「あらゆる種類の汚れ」を心ゆくまで洗い流せちゃうんです! しかも12月の最新アップデートで最大6人までのオンラインマルチプレイにも対応! 無心で楽しめることから実況配信でも人気の1作となっております!

 ローラちゃん、どうしちゃったの。

 そろそろ読むのも疲れてきたころかと思って、テンションを上げてみました。

 ああ、なるほど。読者への配慮をありがとう。

 しかしシミュレーター界隈では、かなりの出世作になったんじゃないでしょうか。
 Steamでは1万3000件近いレビューが付くなか「圧倒的に好評」ですし。

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(画像はSteam『PowerWash Simulator』より)

 これでまだ先行アクセス版なんだから、今後ますます人気が出てくるかもな。
 そのうちボイスチャット対戦モードも実装されるらしいぞ。

 対戦、相手に向けて放水する人が絶対いそう。

 ここまででようやく半分。せっかくだからトップ10以外のランキングも振り返ってみようか。

ピックアップ:SCP、ホラー、カニゲーがアツい!!

 30位までだと「SCP財団」関連のゲームが2作入ってますね。23位『SCP: Containment Breach Multiplayer』と29位『SCP : Secret Files』
 ライセンスの兼ね合いで無料リリースが前提になっているから、SCPは拡散されやすいですね。

 世界観的にも心をくすぐられるというか、『Half-Life』のようなFPS型の探索ものとも相性がいい気がするな。
 今回ランク入りした2作もそうだけど、ビジュアルの方向性も色々な幅があって面白い。SCPを題材にあっと驚くようなクオリティのゲームが出てきてくれないかな。

 そのほかだと、動物が主役のタイトルが人気のようでした。たとえばサイバーパンク風の世界をネコになって歩き回れる『Stray』が25位。
 あ、動物のなかではカニのゲームが特に多いみたいです。

 ネコのゲームは後半のトップ5でも登場するはず。しかしカニとはこれいかに。

 『Crab Champions』が12位で、『Attack of the Giant Crab』が18位。
 どちらもバトルアクションものみたいです。どうして人はカニを戦わせたがるんだろう……。

 『Attack of the Giant Crab』はトレイラーのBGMの音量が大きすぎて笑っちゃった。ローラちゃんも聴いてみて。

 ぎゃ~、ビックリした……!! 巨大なニワトリも出てくるし、なにかとツッコミどころの多い作品ですね。
 デカいカニを見てるだけでも知性が失われていく気がする……。

 あと押さえておきたいのは海産系ホラーあたりか。11位の『THE SHORE』と14位の『Dagon』はいずれも『クトゥルフ神話』がモチーフ。
 カニもそうだけど、海はゲーム向きのテーマなのかな。

 なるほど。こうして俯瞰するとトレンドが見えてきますね。

5位〜2位:令和のGBAソフト、影から落ちたら死ぬアレ、「う・お・こ・ち・ま・ん」、ネコちゃん

 じゃあ間を挟んだところで、再びランキングに戻ろうか。
 5位はゲームボーイアドバンス(GBA)向けの自主制作2Dアクション。レトロハードの懐かしさも重なって人気が爆発した感じかな。

 わー、グラフイックの雰囲気が当時のまんま!
 『Goodboy Galaxy』クラウドファンディングが大成功してますね。調達額が日本円にすると…3000万円を超えてる!!

 目標の10倍以上の資金が集まったみたいだね。
 支援者には限定生産のGBA用カートリッジ版のほか、ストレッチゴールもすべて達成した記念にNintendo SwitchとPC向けのデジタル版も贈られるそうだよ。

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(画像はYouTube「GOODBOY GALAXY 予告編 (日本語) ゲームボーイアドバンス」より)

 クラウドファンディングのページも3ヵ国語(日中英)で書かれてますし、ドット絵やチップチューンの音源も含めて作り込みがていねいですよね。

 やっぱりGBAの再現ともなると、細かい技術的な調整が必要になってくるのかな。作者のふたりはオランダでモバイルゲームの開発会社に勤めていた経歴を持つようだけど。
 ゲームジャムに出品したアイデアが元になって、これだけ大きな規模に発展するんだから夢があるよなあ

 まさに銀河級のドリーム……そういえばitch.ioで無料のデモ版が遊べるみたいです。

 ほほう。

 4位はけっこう前の記事だな。1月に記事になった影渡りアクション『SCHiM』
 これも洗練されてて面白そうな印象。

 『ジョジョの奇妙な冒険』にこんなスタンドいませんでしたっけ?
 鳥の影に潜んだりする的な……。

 第5部に出てきた「ブラック・サバス」かな。
 実際にツイートの動画でも、鳥や魚、人といった生物の影を利用して移動してるね。

 影の間をピョンピョン跳ねるのが、見てて気持ちいいなあ。

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(画像はEwoud氏のTwitterより)

 たしかに。作者のEwoud van der Werf氏によると、水たまりの間を泳ぐように進む動きを表現するため、影には深さを少しだけ足しているんだって。
 着想のきっかけは「子どものころに想像した道端での遊び」らしい。

 線の上から落ちないように、まっすぐ歩いたりするやつだ! 私もやったやった。
 ところでリリースはいつになるんだろう。

 Steamのストアページには未定と書かれているな。
 作者のTwitterには映像がよくアップされているので、開発自体は滞りなく進んでいそうだが。

 プレイできる日が待ち遠しい……!

 枠が空いたらテストプレイヤーを追加で募集するみたいだから、Steamからリクエストを送っておくといいかもしれないぞ。

 忘れないうちに申し込もうっと。

 3位は『NKODICE』。サイコロ賭博をテーマにしたシンプルなゲームだ。
 説明はこれぐらいで大丈夫かな。

 なるほど。6つの文字の組み合わせで役を作るんですね。なぜか日本語のサポートがなかったりと不思議な点が多い作品ですが。
 カメラワークも含め、グラフイックには趣向を凝らしているのが伝わってきます。

 どうやらウルトラワイドモニターにも対応しているみたいだぞ。

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(画像はSteam『NKODICE』より)

 Steamのレビューを見る限り、コアなファンが多い感じなのでしょうか。
 あ、今年の「ネット流行語100」にも『NKODICE』が選ばれている。日本の伝統文化は広く愛されてるんだなあ。最近は配信でも人気みたいですね。

 うん、まあ、人気なのは間違いないかな。
 ちなみに作者のksym氏が手がけた仏像レースゲーム『BUDDHA GO』もランキング19位だったようだ。

 ヒット作を連発……!

 ksym氏のTwitterは個人開発者ならではのユニークなエピソードが満載なので、ゲームづくりに興味のある方はそちらもご覧あれ。

 いよいよトップの発表が近づいてきたな。その前に2位を見てみよう。
 ネコ散歩シミュレーションゲーム『Little Kitty, Big City』の日本語化が決まったときの記事だ。

 ネコちゃんかわいいー。少し前でも触れましたが、動物になれる系のゲームは毎回人気ですよね。
 ネコ以外にもイヌとかとか、いろいろいた気がする。

 動物のなかでもネコの拡散力はすさまじいものがあるな。先に取り上げた『Stray』も、間違いなく2022年の注目作のひとつだ。
 対して『Little Kitty, Big City』は普通の街が舞台のほのぼのした作風だけど、開発には意外な人物が携わっているよ。

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(画像はSteam『Little Kitty, Big City』より)

 ディレクターのMatt T. Wood氏のことでしょうか。たしかValve『Half-Life 2』『Portal 2』の制作を手がけていたという……そして今回のネコちゃんは、当時の作品からだいぶかけ離れた雰囲気に。

 八百屋や自動販売機があったり、街並みが日本風なのにも気づいたかな。
 Matt氏のほかにも個人で『Sushi Ben VR 「海の街物語」』というVRゲームを作っているKane Tyler Garrett氏など、開発陣には日本好きなスタッフもいるみたいだよ。

 へー。そういえば11月にも新しいトレイラーが公開されてましたね。あらためて映像で見ると動きがリアル!
 ビジュアルもシンプルなわりに隙のない作りで、さすがベテラン。リリースはいつごろでしたっけ?

 Steamのストアページには「ネコに締め切りなし」と書いてあるが、一応2022年内を目指しているらしい。これも気長に待ったほうがよさそうかな。

1位:2021年でもっともバズったインディーゲームは……?

 ランキングの発表もついに最後だ。電ファミで2021年、もっともバズったインディーゲームは……

 ドキドキ……

 これだ!

 うわ、懐かしい~!!

 栄えある1位に輝いたのは、『Ib』リメイク版の発表。3万5000回以上もリツイートされたよ。いいねの数は5万2000件

 リツイート数では2位を1万以上も上回る圧倒的バズり……!
 ちなみに作者のkouri氏がリメイク版の発表を伝えた投稿は9万6000回リツイートされている模様です(いずれも執筆時点の数値)。

 あらためて紹介すると、『Ib』は2012年にPCへ向け無料公開されたホラーアドベンチャーゲームだ。
 美術館を訪れた少女・イヴが、迷い込んだ不思議な世界で謎を解きながら脱出を目指すマルチエンディングの物語が展開。
 遊んだ経験はなくてもタイトルの名前は聞いたことがある、という人は多いんじゃないかな。

 プレイ動画の投稿や二次創作界隈も盛り上がっていますよね。
 pixivを見たら4万点以上ものファンアートがアップされていました。

 キャラクターの魅力もさることながら、受け手に余白を想像させるゲームデザインが秀逸だよね。
 それでいてビジュアルや世界観はきっちり作り込まれているという。

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※リメイク前のバージョン(画像は『Ib』公式サイトより)

 私も同感! 日本だけでなく、海外でも人気みたいですよ。タイ語やロシア語、ハンガリー語を含む10ヵ国語以上に翻訳されているようで。
 そういえばこれだけ話題になっているのに、10年近く無料で公開を続けているのも頭が下がります。リメイク版は有料(価格未定)になるとのことですが。

 リリース当時は10代だった子たちも今や働き盛りだからね。当時フリーゲームとして楽しませてもらった身からすると、値段がいくらになっても応援したい気持ちはあるけれど。
 2021年の頭にはLINEスタンプも発売されたようだし、そういう想いで購入したファンも少なくないのでは。

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(画像はkouri氏のTwitterより)

 リメイク版をきっかけに、新たに触れる人も増えるといいですね。
 完成を楽しみにしています!

 いやー、今年のインディーゲームも豊作だったね。まだまだ紹介したかった作品も本当はたくさんあるんだけど。
 ローラちゃんは1年を振り返ってみてどうだった?

 面白そうな作品がいっぱいで、この年末年始に遊んでみたくなりました! まだ未発売のタイトルも色々あったので、この先が楽しみです。
 人気の傾向もなんとなく分かってきたし、私もゲーム制作に挑戦してみようかな

 お、いったいどんなのを作るつもり?

 まずかわいいネコが出てくるでしょ。

 うんうん。

 それとカニ。

 まあ、悪くなさそうだね。それでそれで?

 そこにSCPとクトゥルフを足して、ホラー色に染め上げれば完ぺきっ!
 これ以上強いコンテンツがありますか? イッツ・マーケティングってやつですよ。

 ………………。

 さあ、ひと山当てたら何して暮らすか考えなくちゃ。来年も忙しい年になるぞー。

 別に止めはしないけど、くれぐれも自己責任でね……。

 電ファミでは引き続きインディーゲームの発掘にも力を入れていきますので、2022年もよろしくお願いします!

 みなさまよいお年をー。

おまけ:電ファミで今年バズったインディーゲームランキング(トップ30)

順位タイトルRT+いいね数
1
『Ib』リメイク版85603
2
『Little Kitty, Big City』84360
3
『NKODICE』73093
4
『SCHiM』72040
5
『Goodboy Galaxy』62388
6
『PowerWash Simulator』61502
7
『Eronoctosis: Put Yourself Together』60412
8
『UNDYING』58516
9
『Black Myth: Wukong』55697
10
『偽りのP』52511
11
『THE SHORE』51985
12
『Crab Champions』47228
13
『A Bone To Pick』42463
14
『Dagon』36193
15
『PropHunter』34602
16
『Stick It To The Stick Man』32737
17
『Yandere Simulator』31138
18
『Attack of the Giant Crab』30135
19
『BUDDHA GO』30120
20
『The Sabotage』29684
21
『インポスターハイド』28673
22
『DELTARUNE Chapter 2』28317
23
『SCP: Containment Breach Multiplayer』27617
24
『Deadly Broadcast』27617
25
『Stray』26555
26
『Two Strikes』26516
27
『Timberborn』24463
28
『Webbed』21962
29
『SCP : Secret Files』20714
30
『Dread』20468
ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP
デスク
電ファミニコゲーマーのデスク。主に企画記事を担当。 ローグライクやシミュレーションなど中毒性のあるゲーム、世界観の濃いゲームが好き。特に『風来のシレン2』と『Civlization IV』には1000時間超を費やしました。最も影響を受けたゲームは『夜明けの口笛吹き』。
Twitter:@ex1stent1a

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