こんにちは!福田ナオです。
私はね、車が通る気配の全くない深夜3時の横断歩道であっても律儀に信号を守ったりするようなクソ真面目で品行方正な人間なんですよ。
でも最近、「ゲームくらいはもっとはっちゃけたい!!」という願望がムズムズと湧き上がってたんですよね。温室育ちのお嬢様キャラが不良にあこがれちゃうみたいなことなのかも。
そんな私のもとに電ファミ編集部さんからこんなレビュー依頼のご連絡が。
「福田ナオちゃん、『Saints Row(セインツロウ)』のレビューやってみない?」
『Saints Row(セインツロウ)』……
銃をドンパチやったりいろんなワルいことをして「セルフメイド(自力で成り上がり)」を果たしていく、いわゆる「クライムアクション」系のシリーズ。
2006年から続くシリーズで、8月23日(火)に新作がPS5版、PS4版、Xbox Series X|S版、PC版のマルチプラットフォームで発売されたとのこと。
……こ、これは渡りに船!!!
私……『Saints Row』でワルになってやりますわ~~~!!!!!(クソ真面目品行方正お嬢様キャラ)
じゃあ手始めに…………
いけすかない飲食店に低評価をつけて、っと……(このあとギャングがめちゃくちゃキレて銃を乱射してきたので返り討ちにしました)
それから……
邪魔な敵はパンツの中にグレネードを突っ込んで「人間爆弾」化させて、っと……
さらに……
保険金詐欺のために当たり屋で12連続ヒットをキメて、っと…………
あれ!?
私が想像したシリアスでワイルドなワルと…………なんか違う!!!!!!!!
こッ……このゲームまさか……
かなりファニーな仕上がりなんじゃないのか!?!?
……そんなわけで、初心者なりに20時間ほどプレイした所感をまとめていきます。
文/福田ナオ
※この記事は『Saints Row』の魅力をもっと知ってもらいたいPLAIONさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
主人公が殺害される?衝撃的なOPムービー
ここからはゲーム冒頭の流れに沿って『Saints Row』の世界観やシステムをご紹介していこうと思います。
ゲームをスタートさせるとまずはムービーが再生されます。
「セインツ」なる組織がパーティーの真っ最中。
「セインツ」のボスこそが……まさにこの物語の主人公!
主人公の見た目をこのタイミングで決定していくみたいですね。
というか……あれ!?
主人公がゼロからのし上がっていくストーリーなのかと思ったけど、
すでに「セインツ」のボスってことは……もうだいぶのし上がってる……ってコト!?
うーむ、その疑問は置いておいてとりあえずキャラクリをやっていきます。
もうしばらくプレイした後に判明したことですが、顔だけでなく武器やクルマ・服装もこれと同じくらい細かくいじれるようなので、
こだわり肌のプレイヤーにはたまらないですね。
私もキャラクリはこだわりたい派なので1時間かけました。
完成したのがこちらです。
いや、金を全部男に突っ込んでそうな顔つきだな…………。
なにはともあれ、キャラクリが終わった後は中断されていたムービーの続きが流れ始め……
なんと主人公が殺害される衝撃の展開に。
すると話は主人公の死亡から数か月前に遡り、
まだ何者でもない主人公が「マーシャル」という民間防衛組織(?)の末端構成員として参加しているミッションが開始。
冒頭のムービーは映画とかによくある衝撃的な結末のハイライトだったってワケですね。
それにしても、ただの防衛組織の新入りが数か月であの衝撃的な末路に行き着くって、どういう経緯を辿るのか俄然気になってきます。
お待ちかねのチュートリアル戦闘開始
というわけでここからようやく操作が可能になり、クライムアクションのキモである銃撃戦へ。
それにしても……ロックオンだとかZ注目だとかが使えないTPSで、ちゃんと銃の攻撃を当てられるのか心配だな~~~!?
当たりました。
また当たりました。しかもヘッドショットキルですね。
どうやらこのゲーム、エイムアシストがしっかりしてるっぽくて初心者の私でもちゃんと弾を命中させることができるようです。助かる~。
また、戦闘を有利に進めるギミックの起動は△ボタンで手軽に行えたりもして、ストレスの少ない戦闘が楽しめます。
また、主要な回復手段かつ便利な攻撃手段になるのは、
任意の敵に近づき△ボタンひとつで発動できる「テイクダウン」。
オートで相手のHPを一気に刈り取る一撃必殺で、そのうえ体力も回復します(なんで!?)。理由の説明は全くないので、「まぁそういうもん!!!」と割り切って使っていきましょう。
リスクをとって敵に接近しテイクダウンを成功させれば攻撃と回復を同時に行えるバランスが面白いな~と思いました。
また、このテイクダウンは連続で使えるわけではなく1回使用するごとにインターバルが必要です。
インターバルは相手をキルした分だけ短くなるので、
身を潜めてわずかな体力回復を待つか、積極的にキルを取ってテイクダウンでの大幅回復を狙うかの判断を適宜下しながらプレイする緊張感が楽しい!
ちなみに本作は戦闘面等の難易度を5段階から調節できるのですが、
このあと20時間ほどプレイした印象的には私のような初心者プレイヤーであっても難易度ノーマル(事業家)でちょうどよさそうでした。
難易度を最低(観光客)レベルに下げると敵をバタバタと倒せて気持ちがいいので、そういう遊び方もアリだと思います!!!
戦闘チュートリアル終了後は車でのドライブを初体験。
ミッションを成し遂げて初陣から無事生還できた主人公。
ターゲットを捕まえる大手柄もあげたし、これはお給料も弾んでいただけるんですよね~~~!!
たくさんお給料をもらえると思いきや、
上司の命令を無視したとかなんとかでまさかの無給でした(プレイヤーの腕前に関係なくストーリー上そうなるっぽい)。トホホ~~~
仕方ない、今日のところはお家に帰るか~~~……
……というわけで、広大なオープンワールドを駆け巡る本作において銃撃戦の次に重要そうな「車の運転」をやっていきます。
は???????????????
しかし何事もなかったかのように運転開始。
あぶねっ
さっきから私がたまに見る「車で事故る悪夢」にそっくりな光景だな。
しかも経験値入って草。
ラフな運転をするほど褒められるなんて……
私、このゲームの中なら……天才扱いを受けられるかもしれない……!!
そんなこんなで最初は不慣れな運転に戸惑うばかりでしたが、
オープンワールド特有の広大なマップをアクセルベタ踏みで爆走できるのがめちゃくちゃ気持ちいいことにも気づきました。
ドライブシミュレーター的なゲームにもあこがれてたので、
これはとても楽しいですね。
車の中で音楽を流せるのもうれしい。
あとルート上に直接表示される「<<<」みたいなナビゲーションがわかりやすくていいなと思いました。
自由でアブなすぎる主人公たち4人組
自宅に帰ると 仲間たちがお出迎え。
楽しく会話をしながらブランチを楽しみます。
イーライ「おい、日雇い労働者が戻ったぜ。」
ニーナ「初日はどうだった?他の連中と仲良くできた?」
このメンバーが固い絆で結ばれているであろうことは、
主人公が仕事場のロッカーに仲間たちの顔写真を貼っていたことからも想像できます。
しかし彼女たちは貧乏暮らしのようで、
主人公の今日の給料がゼロだったことを告げると動揺が走る……
イーライ「家賃どうしようか?」
主人公(ボス)が導き出した答えとは…………
主人公「どうにかする。もう少しクリエイティブに行動するのよ。」
主人公「本当にたいした仕事ではないけど、ペイデイローン屋を襲うだけ。」(※ペイデイローン……給料を担保にお金を貸す、海外のサラ金みたいなところ)
「おばあちゃんの家にお小遣いもらいに行こうかな」くらいのノリで強盗を立案するなよ。
主人公たちはブランチを済ませると食後の運動のようにペイデイローンを襲撃。
ちょっとしたピンチに巻き込まれながらも強盗には成功。
最愛の仲間の一人であるニーナは主人公にこう問いかけます。
ニーナ「で、家賃を払わなきゃいけなくなったら毎回こんな感じなの?」
ボス(主人公)「心配しないで。なんとかなるわ。」
ボス「この街はチャンスにあふれてる……ちゃんと探せばね。」
「こういう世界観でやっていきますので、よろしくお願いしま~す^^」と言わんばかりに
物語の舞台「サントイレソ(アメリカ南西部の街っぽい雰囲気らしい)」のロゴがドーン。
以上で「家賃を稼ぐ」のミッションが終了し、お金稼ぎの手段がいくつか解放されます。
「サイド・ハッスル あまり合法的ではない手段で金を稼ごう」
「指名手配アプリ 暗殺者としてフリーランスで稼ごう」
チャ、チャンスって…………これのことっすかァ~~~!?
とんでもない街だぜ、サントイレソ…………。