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『ゼンレスゾーンゼロ』のキャラが“みんな良すぎた”ので語らせてくれ。ホヨバのキャラクターづくりのセンス、もう天元突破してます

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HoYoverseのつくるキャラクターたちが、相変わらずヤバい……!

今回はHoYoverseの新作『ゼンレスゾーンゼロ』をふたたびリリース前に遊べる機会をいただいたのですが……。キャラがあまりに良すぎる。「誰が良い」とかいうレベルじゃないんですよ、「みんな良い」んです。

紳士的なケモノ執事、末っ子感あふれるロリ社長、クーデレ・パンク・メイド、二丁拳銃の全身機械な三枚目……とんでもねえ“癖”のオンパレードだよ。従来の作品でも無数の魅力的なキャラクターを生み出してきたHoYoverseですが、今作ではそのキャラクター造形にも、さらに磨きがかかったような印象を受けました。

というわけで、前回の記事では主にこのゲーム全体の魅力的なポイント、特にアクション部分について紹介しましたが、今回は公式から様々なキャラクターが公開され始めているタイミングということもあり、このゲームのキャラクターについてたっぷりと語っていきたいと思います。

それではさっそく、『ゼンレスゾーンゼロ』を彩る魅力的なキャラクターたちを見ていきましょう~~~!

文/植田亮平


メスガキかと思ったら主人公の風格だった。各キャラのバランスが絶妙なドタバタ4人組「邪兎屋」

最初にご紹介する「邪兎屋」は前回の記事でも紹介した、本作の顔役でもある4人組(物語序盤では3人組)です。

『ゼンレスゾーンゼロ』感想:ホヨバのキャラづくりが天元突破していたので語らせてくれ_001

邪兎屋のメンバーは物語全体を通して終始コミカルに描かれており、明るくも危険な雰囲気が漂う、本作の雰囲気を象徴するキャラクターたちでもあります。

彼女たちは「報酬次第ではどんな仕事でも引き受ける何でも屋」ですが、その姿は裏で暗躍する仕事人というよりも、あちこちから問題を持ち込んでくる愉快なトラブルメーカーといった趣きでした。

特にリーダーの「ニコ・デマラ」(ピンク髪)ちゃんはお金の管理についてはめっぽう不得手。いつも金銭的な問題から、危険な依頼ばかりを主人公に持ち込みます。しかし彼女自身はとても義理人情に厚く、邪兎屋のメンバーたちは彼女を全面的に信頼しているからこそ、危険な命令にも従います。

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お恥ずかしい話、ニコちゃんを最初に見たときは、その顔立ちからこちらを誑かす“メスガキ”的なキャラクターを想像していましたが、その予想は見事に外れました。彼女の困った人は見捨てておけない性分や、皆をまとめ守ろうとするリーダーシップ、そしていかなる依頼も投げ出さない真摯さは完全に“主人公”の風格です。

詳細が気になる方は、ぜひ『ゼンレスゾーンゼロ』第1章を遊んでみてください。彼女を見た目だけで判じた私こそがガキだったのだ……と思い知らされました。

ちなみに彼女は序盤から操作するキャラクターですが、ゲーム内での性能はかなり特殊です。彼女の使用する武器は改造したトランクケース(?)で、弾が出ます。トランクケースをぶん回しながら射撃を行うので、モーションは完全に近接キャラなのに遠隔攻撃型というユニークな使用感を味わえます。

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そんな彼女の仲間も、やはり明るくて良いヤツらです。いつも明るいドタバタ4人組の邪兎屋ですが、この4人の絶妙なバランスを表現した制作陣には心からの拍手を送りたいです。

ではまず……上の画像右の赤いジャケットを着た「ビリー・キッド」くんからいきましょうか。

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前回の記事でも紹介した通り、彼はおしゃべりな三枚目キャラ。ですが、時々男気を見せたり、カッコいいセリフを言ったりと、憎めない弟分のような存在です。彼は邪兎屋の中でも特にひどい目に合う役回りですが、どんなひどい目にあっても倒れません。というのも、彼は全身が機械に改造された機械人間なので。

「どんだけ個性を詰め込むんだよ!」と言う感じですが、逆に言うとこれだけ濃いキャラクターでも浮いていない、しっくりくるのがこのゲームのすごいところでもあります。

性能は非常に分かりやすい遠距離キャラで、トレードマークでもある2丁拳銃で敵を離れた距離から撃ち倒します。数発撃った後に左スティックで素早く位置を調整できて、めちゃくちゃ強いです。

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次は銀髪の少女「アンビー・デマラ」ちゃん。彼女はこのゲームでプレイヤーが初めて動かすことになるキャラクターなので、非常にスタンダードな近接系アタッカーとなっています。電気をまとわせた剣で相手をなぎ倒します。

一方でチーム内での役割はかなりユニーク。基本的には「無口な常識人」なのですが、ときおり「ポンコツ」というか……アホの子属性全開の発言で皆を困惑させます。自分で書いていてなんですが、一文で矛盾することってあるんだ。

とにかく掴みどころのないキャラクターですが、チーム内で一番戦闘に長けた人物という描写がふんだんに挟まるので、邪兎屋の中ではシリアスな戦闘担当ポジションを担うこともあります。無口ですが、その内にはとても深い思いやりを持っており、ムービーでも仲間を全力で守ろうとするシーンが多いです。

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そして最後に猫耳の「猫宮又奈」ちゃんです。獣人だのロボットだのが当たり前に存在しているこの世界では珍しい、猫耳少女です。

第2章の重要なキーキャラクターであり、この章では彼女が物語の中心となります。喋り方やチーム内メンバーとの絡みを見るに、恐らく邪兎屋メンバーの中でも最年少の元気なロリキャラでもあります。しかも褐色ですからね、末恐ろしい娘……!

彼女のゲーム内での性能はゴリゴリのインファイターで、猫の特性を生かした目にもとまらぬ爪攻撃で敵を倒します。「邪兎屋」がチュートリアル的な側面の強いパーティなので、メンバーの攻撃方法もそれぞれ良い感じに散ってていいですね。インファイターから遠距離までひと通りそろっています。

ここまで言い忘れていましたが、邪兎屋の特徴として「ムービー内でめちゃくちゃ動きまくる」というものもあります。邪兎屋がらみのムービーは、大体がアクション映画ぐらいあっちへこっちへ動きまくります。

もともとムービーの表現力には定評のあるホヨバですが、ついにムービーの色でチームの個性を表現するレベルにまで来ました。褐色猫耳娘と同じくらい、こちらも末恐ろしいです。

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ライター
大阪在住のゲーマー。ゲームに限らずアニメ、映画など気になったものは何でも取り込む雑食系。オープンワールドのゲームやウォーキングシミュレーターなどが大好き。最近はオンラインゲーム『League of Legends』にドハマりしているが、プレイの腕はイマイチ。

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