強キャラ感あふれたケモノ執事&メイド3姉妹の「ヴィクトリア家政」が最高すぎる……!
お話として一番好きなのは白祇重工ですが、キャラクターだけで見れば、私が一番好きなのは第3章から登場する「ヴィクトリア家政」の面々です。
見てくださいこの立ち姿を。
“強キャラ集団”であることが一目でわかる構図をしています。
実際、彼らは強キャラ集団です。彼らはヴィクトリア家という由緒ある家に仕える使用人たちで、ホロウと呼ばれる危険地帯の建物にも危険をいとわず出撃します。
ヴィクトリア家政は「フォン・ライカン」というイケメン狼執事の下に、メイド三姉妹(実際は姉妹じゃないけど)という編成。これだけでもホヨバの完璧なバランス感覚が分かるのですが、各キャラクターもそれぞれの個性が完璧に調和しており、「ホヨバの人たち、キャラクター考えるのうめ~~」と本当に感心しました。こういうのが良いんだよ、こういうのが。
では、各キャラクターについて少々語ります。まずは「フォン・ライカン」さんから。
「作中で一番イケメンなキャラクターは?」と聞かれたら、私は間違いなく彼を挙げるでしょう。本作のケモキャラの造形の巧さは何なんでしょうね、ホントに。フォンさんといい、ベンさんといい、ホヨバ社内に確実に“造詣の深い”人間がいることが分かります。
彼はヴィクトリア家政の長として、非常に物腰の柔らかい執事として登場します。どんな時でも乱れない余裕と落ち着きに満ちたトーンの語り、敵にも味方にも紳士的に振る舞うホスピタリティ、しかし一旦戦闘となると激しい足技で敵をなぎ倒す狼らしい身体能力など、挙げればキリがないほどの魅力を兼ね備えています。
足技と書きましたが、ゲーム内でも彼の攻撃はもっぱら蹴りです。近接キャラとして武器を一切使わないのは、今のところ彼と猫又ちゃんだけ。さらに彼の場合は本当に蹴りオンリーなので、攻撃モーションがめちゃくちゃカッコいいです。彼はキャラクター性をふくめ、本当に唯一無二の存在なので、リリース後は大人気のキャラになると予想しています。
彼はヴィクトリア家政全体の長ですが、その下の3姉妹メイドを束ねるのが「アレクサンドリナ」(愛称はリナ)さんです。
彼女は専用のロボット二体を従えており、それぞれ彼女の命令に従って攻撃を放ちます。さらにこいつらは自我も持っているので、彼女の発言に合わせ、肩に乗っているインコが如く喋ります。そういうのもいいよね……。
ゲーム内では遠距離攻撃が主体のキャラクターですが、ここまで紹介してきた銃タイプのキャラではなく、魔法使いのようなタイプです。スキルがかなり特徴的で、「敵の頭上からエネルギーの雨を振らせる」というユニークな攻撃を持っています。
一方、接近戦には目に見えて弱く、銃キャラほどの機動力もないので現状はかなりピーキーなキャラクターと感じました。そのぶん遠めの敵に対してはめっぽう強いので、性能だけで見てもかなりの強キャラだと思います。ちなみに、彼女の性格はおっとり系のお姉さんキャラです。多分一番年上です(推測)。
その次に年齢が高いのは恐らく「エレン・ジョー」ちゃんです。クール系のめんどくさがり屋キャラで、手加減とかも全然できないタイプの子です。
この娘も、絶対リリース後に人気が爆発するタイプの娘だと読んでいます。パンクっぽい女の子がメイド服を着ているという時点ですでに勝ちなのですが(何が?)、オラオラ系じゃなくクール系というのがまた素晴らしいなと思います。
メイドの中で一番態度が悪いのでしょっちゅうフォンさんにたしなめられているのですが、そのくだりが好き過ぎて、もうムービーを5回ぐらい見てます。
ゲーム内の性能で言えば、彼女は記事序盤に紹介したアンビーちゃんの属性違いという感じの性能です。属性違いと言っても武器は槍ですし、攻撃モーション等もまったく異なるのですが、武器のリーチや攻撃速度等の使い心地はほとんど剣。かなりスタンダードで使いやすいプレイフィールとなっていました。
最後に紹介するのが「カリン・ウィクス」ちゃんです。前回の記事でも紹介しました。緑髪のおどおどした子です。
彼女のゲーム的な触り心地はかなり面白いです。のこぎりチェーンソーの付いた武器をぶん回し、めちゃくちゃ気持ちのいい多段ヒットで敵を攻撃します。
そのキャラ属性を最初に見たときは「朝比奈み〇るやん!!」と絶叫したのですが、よく考えればこういう感じの強キャラは結構ポピュラーでそれなりにいますし、彼女もまたそうした「おどおど系だけど実は強いキャラ」の文脈に綺麗に乗っています。
これは彼女に限りませんが、ヴィクトリア家政は誰か一人を中心に、という感じではなく全員そろって初めてその魅力が最大になるタイプのチームだと思います。
ムービーでもやたらと全員が並んだショットが出てきます。そしてそれがめちゃくちゃカッコいい。統率感の取れた、組織でカッコいいタイプのキャラたちだなという印象でした。
今回のキャラ紹介はここまでになります。筆者のオタク語りにここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
もちろん、今回紹介したキャラクター以外にも本作には非常に素晴らしいキャラクターたちがたくさんいます。なので、ぜひとも実際にプレイしながら自分の気に入ったキャラクターを見つけてみてください。
個人的に、ホヨバのキャラクター作りは『ゼンレスゾーンゼロ』において、これまで以上に磨き抜かれている気がします。これからどのようなキャラクターが出てくるのか、リリース後にも期待しつつ、この記事を終えたいと思います。