悪の組織を牛耳るボスとか、強面だけど圧倒的な力で秩序をもたらすカリスマ的な存在って憧れるよね。
じつは最近、恋愛シミュレーションゲーム『恋と深空』にも、「暗黒街の裏組織を牛耳るボス」っていう“つよつよな属性”を持った新キャラ「シン」が実装されました。
最初に言っておくと、シンは全くもって正義の味方ではないです。
平然と人を消し炭にする暴虐性、平気で人をさらい監禁する倫理のなさ、主人公の身体を人体改造しようとする冷酷さを併せ持つ、目的のためなら手段を選ばないヤベー奴です。
本当に乙女ゲームの登場人物なの!? 出演する作品を間違えてない!?
ただ、だんだん仲良くなってくると、意外にも面倒見のいい一面をみせてくれるのがシンのアニキの魅力。黒猫を保護したり、ひん死のハトのお世話をしたり、動物に優しいのは素直にギャップ萌え。
さらに、裏の世界の住人なのにゲームセンターでクレーンゲームに本気になってもくれるし、獲得したぬいぐるみはしっかり自身のSNSに投稿してアピールするマメなところもある。おまけに絵心もすごい。描く絵がかわいすぎる。
……さすが『恋と深空』、実装されたのはただのイケメンじゃなかった。
今回は、7月15日の大型アップデートで追加された新キャラクター「シン」のアニキの魅力について語らせていただきます。
【限定思念新登場】
— 【公式】恋と深空-Love and Deepspace- (@LoveDeepspaceJP) July 10, 2024
限定/願う「無防備な禁区」にて
星5思念:シン・無防備な禁区
が期間限定で確率が大幅にUPした状態で登場します✨
開催を楽しみにお待ちください🐦⬛
「そんなデタラメに触って、俺にどうしてほしいんだ?」
🔽期間
7/15メンテ後-8/1 5:59#恋と深空#シン pic.twitter.com/V8xQIir0FC
文/TsushimaHiro
編集/竹中プレジデント
※この記事は『恋と深空』の魅力をもっと知ってもらいたいInfold Gamesさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
新たなキャラクター「シン」は暗黒街のボス
シンは、本作の第9章より登場するキャラクターだ。とはいえ、第9章の解放条件は第2章クリア。新規のユーザーでもそこまで時間をかけずに見ることができる。
暗黒街と化している「N109区」調査中に悪漢にさらわれてしまった主人公を、暗黒街のボスであるシンが救出するというのがふたりの出会い。シチュエーションだけならお姫様と王子様の出会いのようでロマンチックなのだが、そこは安心と信頼の『恋と深空』クオリティ。主人公はそのままシンにさらわれてしまう。
シンの目的は、主人公の持つ他者の能力を増幅させる“共鳴”の力を利用すること。無理やり発動させるため、主人公は人体改造させられそうになるも、エンジニアから”共鳴”の力は感情に左右される能力であるため無理やり能力を発動させるのは厳しいと説明される。
つまり、シンは主人公に好かれなければ”共鳴”の能力を利用できないのだ。
ここから、裏社会のボスとの“駆け引き”満載の恋愛ゲームが始まる。
公式サイトにて公開されているプロフィールによると、彼の年齢は28歳で、身長は190㎝とこれまで登場してきたメンズたちの誰よりも大きい。生活習慣としては、昼夜が完全に逆転してしまっているので夜型。そばには機械で出来ているカラスの「メフィスト」が付き従う。バイクいじりと銃のメンテナンスが趣味のようだ。
これまでも、ミステリアスな王子様系男子のセイヤ、旦那にするならこいつで良い系男子のレイ、甘え上手なセレブアーティストのホムラなどさまざまなメンズたちが登場してきたが、彼はなんというか……ジャンルが違う。
彼は目的のためであれば人を消し炭にすることすら躊躇しないクレイジーさと、相手が大物であっても狡猾に取引きを持ちかけるクレバーさを持ち合わせている人物だ。その戦闘スタイルは、なんとステゴロ。いきなり本作のジャンルが乙女ゲーから任侠ものになってしまったと錯覚する。もしくは格ゲー。
ちなみに、シンの音声を担当している声優は小西克幸さん。奇しくもアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』にて裏社会のボスこと「ディアボロ」を演じたお方だ。適役にもほどがあるだろう。
『恋と深空』は多彩なキャラメイク機能も充実しているので、今回はシンに対抗すべくデフォルトの主人公ではなく、つよつよなアネゴ系女子を作成して挑んでみる。
顔の形はもちろん、お化粧まで徹底的にこだわれる本作はキャラクターメイキングによって主人公の印象は大きく変えられるので、ぜひユーザーにも楽しんでもらいたい部分だ。
他人の尊厳を踏みにじる暴虐性と、圧倒的な力で守られる安心感が共存した男
さぁ、このハードコアな世界観を体現しているようなビジュアルをしているシンのアニキ。彼とのエピソードはじつに刺激的だ。
主人公は「N109区」に潜入するために大物マフィアの跡取り的な身分を偽造して来ているため、シンと共に闇オークションに参加してターゲットの獲得を狙うようなスリリングなミッションも楽しめる。
シンのアニキは自らを慈善家ではないとして、「他人のことには興味がない」と言いつつも、実は主人公のことを気にかけてくれる一面もある。
シンの初対面の印象としては、いともたやすく人間を消し炭にする強力な能力を持ち、平気で人をさらい監禁する倫理観のなさから「こいつやべぇやつだ」となること間違いなし。シンも「俺の手のひらの上からは逃げられない」と語り主人公を逃がそうとしない。
しかし、結果的に主人公は「N109区」の中でもトップクラスの権力を持つシンの邸宅にいることで身の安全を確保できている。
主人公もそんな状況をだんだんと飲み込んできて、家族に危害を加えた者の犯人を探すために協力してくれるなら見返りを用意すると、シンに取引きを持ちかける。シンもその取引きに応じ、以降はちょくちょく連絡しあう仲になる。
こまめに連絡してくれるシンのアニキ。この人、付き合いが良い
本作には主要な登場人物とゲーム内のSNSでメッセージのやり取りや投稿に返信できる機能が実装されているが、シンの反応は実に多彩だ。
やりとりを進めるなかで判明したのは、じつはシンが「バイクいじり」だけではなく、「夜釣り」に興じる一面があるということ。
さらに、「部屋の色が黒すぎて保護した黒猫がどこに逃げたのかわからなくなってしまったから探してほしい」と画像を送ってくるほどのおっちょこちょいさと、意外にも面倒見の良い一面も見せてくれる。そっち系の人って、ダチとか仲間とかファミリーを大事にするからね。
シンとのエピソードで筆者が特にお気に入りなのは、主人公がひん死のハトを拾ってしまい、シンを頼って持ってきてしまった「夜を飛ぶ羽」というお話だ。このエピソードは二人が何度も戦いを潜り抜けた後の話となっている。
死にかけのハトを見て、「俺は慈善家じゃない」と断ろうとするシンだが、「何度も死線を潜り抜けてきたそれなりの仲じゃないか」と主人公がお願いすると態度を変え、1週間もハトを預かってくれることに。その後、すっかり回復したハトを主人公とシンのふたりで解き放つことになるのだが……。
ハトを解き放った瞬間、夜空に花火が打ちあがる。二人はしばらく夜景を望み談笑していたが、シンが「今のお前はどんな顔と思う?」と言い、猫ちゃんの落書きをして「こういう得意顔だ」と言って見せる。
絵心ォオオオオオオオオオオオォ!!!!アニキの描く絵かわいすぎかよ!!!!!!!!!!
終いには、気温が下がってきたことを鑑みて、自身のもつマフラーを主人公の顔にぐるぐる巻きにして温めるシンのアニキ。つよつよのアネゴを作ったつもりでも、アニキの前じゃ喉ゴッロゴロ鳴らす猫ちゃんになっちまうんだ!!!
そんなアニキだが、裏社会の人間なのにちゃっかり表の世界でゲームセンターまで付き合ってくれたりする。本作はゲームセンターにて「クレーンゲームで彼氏がぬいぐるみを取ろうとする横で応援する彼女」という独特な視点を体験できるゲームなのだが、そのシステムはちゃんとシンにも適用されるようだ。
キツネのぬいぐるみをとり、「かわいい!」と喜ぶ主人公だが、シンは「まあまあだな、お前には及ばない」と言う。ヒュウゥウ────!さすがシン!おれたちに言えない台詞を平然と言ってのけるッそこにシビれる!あこがれるゥ!
そして、『恋と深空』が誇るさまざまなポージングが可能な自撮りにも快く対応し、パンダの服まで着てくれる。もうここまでくると、とても暗黒街のボスには見えない。近所のちょっとトガった気の良い兄ちゃんだ。
しかも、獲得したぬいぐるみや自撮りは、しっかりと自身のSNSにて投稿しアピールまでするマメっぷり。
さらに、本作にはプレイヤーの運動やお仕事、勉強などに登場人物が付き合ってくれる付き添いシステムも実装されている。運動する際、シンはタンクトップ姿でシャドウボクシングを披露。
それにしても、凄まじい肩幅……ステゴロバトルを主体とするだけあって、打撃筋(ヒッティングマッスル)が立派だ。そのまま格闘ゲームにも登場できそう。ちなみに、作業する際には拳銃を磨くシーンを見せてくれる。
……もう、正直に言おう!この人、めっちゃ面倒見良い!
シンとのエピソードは、ほかにも一緒にクローゼットの中に隠れたり、拘束されたシンを鞭でしごいたり、カタチクをさらけ出すシンの採寸をしたりとイベントが盛りだくさんだ。この大型アップデートを機会に、ぜひ仲良くなってみてほしい。
撮影システムにも新機能「Glint写真館」が追加、ポーズや位置など変更可能に
じつは、大型アップデートで追加されたのは新キャラだけでなく、本作の撮影機能にも追加要素が実装されている。新たな機能「Glint写真館」では、カメラの方向や距離を自由に変更できるようになり、従来の自撮り機能とは異なり被写体全身を撮影できるようになった。
また、キャラクターの衣装、ポーズや位置、光源の色や風の強さまでいじれるので、本当に写真館でモデルさんを撮影しているような気分になれる。上記の画像は、本記事にてあまり出番がなかったレイ、ホムラ、セイヤを撮影したもの。これがまた、映える映える。
それでまた……悔しいくらいに写真映えするんだこのシンのアニキは。
ふたり並んで密接な関係性をにおわせる写真を撮影することもできるし、近景で雑誌の表紙を飾れそうな1枚を求めても良い。本作は自身のプロフィールに撮影した写真を飾ってフレンドに見てもらえる機能もついているので、渾身の1枚が撮影できたら飾ってみせびらかそう。
新規コンテンツ「カオスウェブ」はローグライク風のゲームがやり込める
次は、大型アップデートにて追加されたバトルコンテンツ「カオスウェブ」に触れてみよう。カオスウェブとは、ネットの深部に隠されたバーチャルプラットフォームだ。
情報売買や懸賞任務の依頼を中心に匿名で取り引きが行われているアンダーグラウンドな領域となっており、ここで発行される依頼を完了すると、多くの報酬が獲得できる。
『恋と深空』にはさまざまなバトルコンテンツが実装されているが、今回実装されたのははなんとローグライク系のコンテンツとなる。バーチャルデータを使用して挑むので、誰かパートナーを1人選択し、装備アイテムである思念のレベルも最大の状態で挑戦できる。
ガイドマップにしたがって任務をクリアすると、次の分岐点がランダムに表示される。選択した道によって状況は大きく変化し、それに伴ってストーリーも変化するようだ。なお、時期によって試遊できるパートナーも設定されている。
カオスウェブはストーリーや敵を殲滅することで進行し、その度にメンバーを強化するバフを複数の中から選択できる。
クリアすることで「コード」と呼ばれる強化アイテムが獲得可能で、戦闘能力を強化できるものや、特定のパートナーの能力を強化できる素材も手に入る。お気に入りのキャラクターをより強化したい人は、さっそく挑んでみよう。
年末にかけてはレイ、セイヤ、ホムラのストーリーも追加予定
新キャラクターが追加され、ますますおもしれー男だらけになってしまった『恋と深空』。9月末から12月初旬にかけてはメインストーリーに外伝モードが追加され、レイ、セイヤ、ホムラの3名を掘り下げるシナリオも順次更新される予定だ。
当サイトでは、本作の多彩なゲームシステムやバトル要素について紹介した記事や、ガチすぎるコラボを取り上げた記事も掲載されているので、『恋と深空』をこれから始めたい人はぜひ参考にしてみてほしい。