「メロい」って単語、イマイチピンと来てない。
なんなんだ? 「メロい」って……?
どうやら、「メロメロになるくらいカッコいい、かわいい」という意味らしい。
そ、そうか……いつか私にも「メロい」を理解できる日が来るんだろうか……。
そんな時、目の前に現れた桃色狐。
その名も「椒丘(しょうきゅう)」。
うーん、これはメロい!!
※この記事は『崩壊:スターレイル』の魅力をもっと知ってもらいたいHoYoverseさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
こんなに糸目で豊永利行でピンク髪の桃色狐が裏切らないわけがない
あ、メロい云々のくだりは冒頭で終わりです。
つい最近配信された『崩壊:スターレイル』のver2.4。『Fate/stay night』とのコラボも発表されて、いい感じに盛り上がってますが……まぁ、それはそれとして仙舟「羅浮」の話がまた始まった。
実装されたキャラクターは「雲璃(うんり)」と「椒丘」のふたり。
で、私はもう椒丘にハマりまくってますという話をするだけの記事ですね。
まぁ、「だろうな」と思われるでしょう。私も「だろうな」と思っています。糸目、狐耳、ピンク髪、CV豊永利行。あざてぇ~。スタレのキャラ、基本あざといんだよな。
なんかもう、「わかりやすすぎる」くらいにアイコニック。
オタクなら誰でも「あ、はい。そういうキャラですね」と、ひと目で理解できる。
特に、CVのチョイスから「なんとなく元になっているキャラを推測できる」ところがアイコニックさを感じる。「もう明らかにこのキャラから声優選んでんだろ!!」みたいな。いいよね、そういう垢抜けないところがスタレの好きなところなんだ。
ふふ。いつだって豊永椒丘は最高だぜ!
この「十中八九裏切るだろ」って感じのビジュアルとは裏腹に、割かしマトモそうなのが椒丘の面白いところ。なんだ? アベンチュリンといい「明らかに裏切りそうなビジュアルなのに意外と真面目なキャラ」が開発チームの間で流行ってんのか?
もしかしたらストーリーが進んだら大暴れし始めるのかもしれないけど……いや、なんとなく椒丘はこのまま苦労人ポジションに居座り続ける気がする。アベンチュリンが「どう見ても詐欺師のビジュなのに意外といい人」で攻めてきたなら、椒丘は「どう見ても裏切りそうなビジュなのに意外と苦労人」パターンなんじゃないか?
というか……この「どう見ても裏切りそうなビジュなのに意外と苦労人」を担当できるのは、たしかに豊永利行だと思う。なんか、CV豊永利行のキャラって「シンプルに裏切りそう」ではないんだよな。「いくつか思惑と目的があり、結果として裏切る」感じ。
……ダメだ、どうしても某妖精王が脳裏をよぎってくる。
いや、多分キャスティング理由に某妖精王2割くらいあるでしょ!?
どうなんだ、ホヨバ!?
よく、「スタレのキャラって蓋を開けてみるまで何もわからないよな」と思います。
いや、大体どのゲームでもそうなのかもしれないけど……特に『崩壊:スターレイル』は初めて発表された時の印象と、「実際にゲーム内で出てきた時の印象」が大きく違うことが多い気がする。
基本、「初見じゃキャラクター性を予想できない」っていうか。
例に漏れず、椒丘もそんな感じ。
なんかもっと演武典礼をかき乱す感じのキャラかと思っていたけど、その実「飛霄(ひしょう)」の病を治すために頑張っている。うーん……椒丘→飛霄の「過去はあんまり見せてくれないのに、とにかく大きい感情を抱いていることだけは断片的に見せてくる」感じ、めちゃくちゃ仙舟キャラのやり口って感じ。
仙舟のキャラって、基本的に「掘れば掘るだけ味が出てくる」ように設計されている気がする。メインストーリーだけだとイマイチよくわからなくても、PVを見たり各テキストを読み込んでいると、どんどんダシが出てくる。雲上の五騎士とか思いっきりそんな感じだったしね。
えーと……なので……椒丘のPV、はよ!!!!!
大好き、「糸目キャラの目が開く瞬間」
……で、そんな内面も椒丘の好きなところなんだけど、基本的にはやっぱり「ビジュアル」ですよね。見てよこれ、美人すぎるでしょう。俺はな、「糸目キャラの目が開く瞬間」が大好きなんだ! そして開いた時に印象がガラッと変わると、さらに嬉しい!!
段々、わかってきたよ。
見目麗しい男性キャラを「お姉さん」と呼ぶ文化が。
椒丘のおかげでさ……。なんだよ、面食いで悪いか!?
さっき言った「初見の印象と、実際に受ける印象が結構違う」というスタレあるあるは、もしかしたら「事前に見ていたイラスト」と「ゲーム内で動いているモデル」の違いに起因しているのかもしれない。
たとえば椒丘の場合、発表時のイラストでは「糸目の狐族」であることが真っ先に目に飛び込んでくる。だからやっぱり、「裏切りそう」な印象が最初に来る。ところがゲーム内で実際にモデルとして見ると、思いのほか「優しそう」な印象を受ける。思ったより、穏やかな笑みを見せてくれるのだ。
だから、「あれ?思ったより裏切らなさそうだぞ……?」と思った。
椒丘、意外に優しい微笑みを見せてくれる。もしかしたらこの事前の印象との落差に心を掴まれている部分はあるのかもしれない。「あの人の意外な一面」に、私はいつもドキッとしてしまう。
で、必殺技の時に見せるこの顔!!
あれ、やっぱり裏切りそうじゃない?
これは流石に裏切る顔なのでは……?
なんとなく、椒丘はかなり「モデルの恩恵」を受けているキャラな気がします。まぁ、ホヨバのモデルの完成度が異常なのはもう言わずもがなって感じですけど……「3Dだからこそ見せられる表情の豊富さ」がフル活用されている気がする。
3Dだからこそ、「裏切りそうな椒丘」と「医者の椒丘」の両方を演出できている。
最近、学生時代からの友人がアニメ会社で「フェイシャルアニメーション」という3Dモデルに表情をつける仕事を始めたらしく、我がことのように嬉しかったのだけど……これはまさに「フェイシャル」のすごい頑張りが実現しているものではないだろうか。
まぁ、要するにホヨバの3D技術は世界一ィィィ!ってことですね。
しかし、見れば見るほどコッテコテだな。
「糸目のCV豊永利行の狐キャラが必殺の時だけ糸目開くんですよ!」とか言われたら、「もうちょっとひねってもいいのでは!?」とツッコみたくなるくらいにコッテコテ。こういうのを恥ずかしげもなく出せるところがスタレの良いところだと思う。いや、褒めてるからね。マジで。
俺はこの「ひねりのなさ」が好きなんだ。みんながどこかに置いてきてしまう「こういうことしたい」をストレートに出してくるところを評価してるんだぜ。「糸目キャラの目が開く瞬間」だって、どストレートにやっちゃっていいんだぜ!!