『返校』開発スタジオの新作ホラーゲーム『還願 Devotion』の発売日が2月19日決定。1980年代の台湾を一人称視点で描く

 『返校 Detention』の開発元として知られる台湾のインディーゲームデベロッパー「Red Candle Games」が、新たに最新作『還願 Devotion』のトレイラーを公開し、発売日を2月19日と決定した。対象プラットフォームはPC(Steam)。

 『返校 Detention』は三人称視点のポイント&クリックアドベンチャーだったが、最新作『還願 Devotion』は一人称視点、さらに高精細なグラフィックに変化している。

 舞台は古いアパートで、そこで暮らす家族が徐々に悪夢に苛まれるのを描くという。トレイラーでは家族写真が飾られたアパートの一室、洗面所で血まみれになった手を洗う映像、ライターで狭い暗がりの廊下を探索するシーン、自身の目を手で覆うシーンなどが確認できる。グラフィックの雰囲気は抜群で、一人称視点ホラーの新たな金字塔として期待が高まるだろう。

 「還願」は祈りが通じたことを神に礼参りすること、また「Devotion」は献身を意味している。『返校 Detention』では、台湾の軍事政権時代が背景にした政治的なテーマと、道教という宗教的なテーマを扱っていたので、『還願 Devotion』もまたそういった政治的・宗教的なテーマを扱っていることが伺える。

(画像は還願DEVOTION – Teaserより)

 なお前回に公開されたトレイラーでは実写映像も含まれていたが、今回のトレイラーには含まれていない。ただしゲーム内でテレビは重要なモチーフになりそうで、実際のゲームで実写パートは使われるのかも気になるところだ。日本語版は現段階ではアナウンスされていないが、公式サイトは日本語に対応しているため、ローカライズにも期待が持てそうだ。続報に期待しつつ、2月19日を楽しみに待っていよう。

ライター/福山幸司

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ライター
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman
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