グランゼーラは新作シューティングゲーム『R-TYPE FINAL 2』のクラウドファンディングをKickstarterにて開始した。目標金額は4500万円。期間は6月12日深夜0時までの7日間と一般的なクラウドファンディングに比べて短いため、支援しようと思っている方は忘れないよう十分注意してほしい。6月11日いっぱいでこのプロジェクトは終了する。なおKickstarterでの支援が難しい場合、Paypal経由で支援する方法も用意されている。
『R-TYPE FINAL 2』の対応プラットフォームはプレイステーション4、Nintendo Switch、Xbox One、PC(Steam)。ゲームの配信時期は2020年12月頃を予定している。クラウドファンディングではゲームキーは3300円以上の支援で配布され、それ以上ではサウンドトラックやアートブックま付属、また11万円以上の特典リワードは全て数量限定となっている。デジタルリワード以外だと配送料が800円かかるため、物理アイテムを貰う場合は報酬の料金に配送料を足して支援してほしい。
高額の支援報酬は最大110万円の枠が用意されている。55万円以上の支援では、ゲーム中に敵として登場するバイドをひとつデザインする権利が与えられる。82万5千円以上でミサイルと波動砲のデザイン、そして110万円以上の支援で自分だけのR機体とフォースをデザインできる。ここでデザインした機体や波動砲は支援者個別に準備され、使用できるのは世界で支援者ただひとりとなる。まさに宇宙でたったひとつの『R-TYPE FINAL 2』だ。
ストレッチゴールも用意されており、50万ドル(約5400万円)以上が集まるとプラットフォームやリージョンをまたいだスコアボードの実装、60万ドル(約6500万円)でゴースト機能の追加、90万ドル(約9700万円)以降は『R-TYPE FINAL』から『R-TYPE 』までのステージを『R-TYPE FINAL 2』で再現する。そして現時点で公表されている最高額のストレッチゴールは250万ドル(約2億7千万円)、達成すれば『R-TYPE FINAL』と同じく102種全ての自機をゲームに実装する。
また、ソーシャルメディア(Twitter、Facebook)で拡散することで、自機に貼ることのできるデカールがゲーム購入者全てに配布される。Gzスタジオのアイコンやハートマーク、ドクロマークだけでなく、浮世絵風のデザインやドプケラドプスなど、達成状況によって様々なデカールが配布となる。これらのデザインは順次公開予定だ。
エイプリルフールに発表されただけに、一時はジョークではないかとも思われた『R-TYPE FINAL 2』だが、ついにクラウドファンディングプロジェクトがスタートした。リスクと課題にもある通り、ゲームの開発は必ずしも順当に進むわけではないので、2020年12月に間に合わない可能性もある。リスクもしっかりと把握し、ゲームの発売を応援してほしい。
ライター/古嶋誉幸