ソニーは11月12日の発売が迫る「PlayStation 5」(以下、PS5)さまざまな疑問に答える「徹底解説! PlayStation 5」を公開した。
FAQでは「ビデオキャプチャは60分にわたり自動で録画」、「ボイスチャットに参加した最大16人に向けて低遅延でゲームプレイ動画を配信するシェアスクリーン機能」、「ローカルマルチプレイゲームをインターネット越しにふたりで遊べるシェアプレイ機能」といった便利な機能の詳細が明らかに。また対応ストレージや拡張に関する細かな情報や、ソフトにリージョンロックがない点などが記載されている。
約3万字でPS5の詳細が書かれており、これさえ読めばPS5の新機能や疑問の多くが解決する内容だ。かなり長大な内容なので、まずは筆者が重要と感じた項目を簡単に紹介したい。
ビデオキャプチャー
・ビデオキャプチャーは直近の60分が自動で録画され、15秒から60分まで好きな時間翻って録画可能(1080p)
・4Kテレビに接続すれば手動で4K動画も撮影可能
・ボイスチャットに参加した最大16人に向けて低遅延でゲームプレイ動画を配信する「シェアスクリーン」機能搭載
・シェアスクリーン中は参加者にコントローラーを渡し、最大1時間リモートプレイ可能
・シェアスクリーンの拡張としてローカルマルチプレイゲームをインターネット越しにふたりで遊べる「シェアプレイ」機能搭載
ストレージ
・「選べるインストール」対応ゲームはモードやコンテンツごとに機能をインストール・アンインストールが可能
・スマートフォンアプリのPlayStation Appからストレージを遠隔管理可能
・USBストレージにPS5のゲームを保存する機能は将来的に対応を検討中。プレイは不可
・PS4タイトルは外付けのHDDやSSDなどから起動可能
・拡張スロットのM.2 SSDからはPS5のゲームのインストールとプレイが可能
・M.2 SSDはPS5の発売後にシステムソフトウェアアップデートによる対応を予定
・M.2 SSDの対応状況は後日発表予定なのですぐには買わないことを推奨
3Dオーディオ
・「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」やほかの対応ヘッドセットをUSBや3.5mmヘッドセットジャックに装着することで楽しめる
・テレビスピーカーのバーチャルサラウンド機能にも将来的に対応予定
本体
・駆動音はPS4より小さくなることを目標に本体を設計
・冷却性能を最大に高めるため、壁などから10cm以上離して設置、毛足の長い絨毯やラグの上に置かない、閉所に置かない、埃をためないなど注意
・映像出力は720p、1080i、1080p、2160pの解像度に対応
・発売日時点で8Kディスプレイにも対応。将来のアップデートで対応ソフトは最大8K描画が可能に
・HDMIケーブルは付属のものを推奨するが、必要な場合はHDMI 2.1対応のUltra High Speed HDMIケーブルを利用する
DualSense・サードパーティコントローラー
・従来のモーターからデュアルアクチュエーターを採用し、より正確で精密な振動を実現
・DualSenseでPS4タイトルをプレイする場合はDUALSHOCK 4の振動機能をシミュレート
・PS5タイトルをDUALSHOCK 4でプレイ不可
・PS5でPS4のゲームを遊ぶ場合のみDUALSHOCK 4に対応
・ライトバーをトラッキングするタイトルではDUALSHOCK 4が必要
・PS4向けオフィシャルライセンスハンドルコントローラーやアーケードスティックはPS5のタイトルにも対応
・SCUF VantageやAstro C40 TRなどスタンダードな形のサードパーティコントローラーはPS4タイトルのみ対応
ソフト
・リージョンロックなし
SIE ワールドワイド・スタジオ(WWS)から11月12日(木)発売予定のローンチタイトル
(タイトル50音順)
・『ASTRO’s PLAYROOM』 (PS5本体にプリインストール)(JAPAN Studio)
・『Demon’s Souls』 (SIE WWS、Bluepoint Games)
・『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』 (インソムニアック・ゲームズ)
・『Marvel’s Spider-Man Remastered』 (『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales Ultimate Edition』に付属)(インソムニアック・ゲームズ)
・『リビッツ! ビッグ・アドベンチャー』 (Sumo Digital)
ソフトウェアメーカー各社様から11月12日(木)発売予定のローンチタイトル
(タイトル50音順)
・『アサシン クリード ヴァルハラ』 (ユービーアイソフト)
・『Warhammer Chaosbane Slayer Edition』 (Nacon)
・『ウォッチドッグス レギオン』 (ユービーアイソフト)
・『NBA 2K21』 (テイクツー・インタラクティブ・ジャパン)
・『Overcooked: All You Can Eat』 (Team 17)
・『グーニャファイター』 (Mutan)
・『Godfall』 (Gearbox Publishing)
・『The Pathless』 (Annapurna)
・『Dead by Daylight』 (Behaviour Interactive )
・『デビル メイ クライ 5 スペシャルエディション』 (カプコン)
・『No Man’s Sky』 (Hello Games)
・『Bugsnax』 (Young Horses)
※PS5の発売時にPS Plusにご加入の方は、2021年1月4日(月)まで追加料金なしでフリープレイをお楽しみいただけます。
・『フォートナイト』 (Epic Games)
・『Planet Coaster』 (Frontier)
・『ボーダーランズ3』 (テイクツー・インタラクティブ・ジャパン)
このほかの疑問もPlayStation.Blogにて解説されているので、そちらも確認して欲しい。
ライター/古嶋誉幸