PCゲーム販売プラットフォームを運営するEpic Gamesは3月3日(水)、アスレチックバトルロイヤルゲーム『Fall Guys: Ultimate Knockout』(以下、Fall Guys)を開発するMediatonicの親会社「Tonic Games Group」を買収し、Epic Gamesのファミリーに迎え入れたと発表した。
発表文では『Fall Guys』におけるゲーム体験をそのままに、クロスプラットフォームの体験を強化するための投資を引き継ぐ方針が示されている。
Tonic Games Groupの共同創設者兼CEO(最高経営責任者)であるデイブ・ベイリー氏は「Epicは“ポジティブな影響を与え、人々に力を与え、時の試練に耐えるゲームを開発し、サポートする”私たちのミッションを共有している」とコメント。同社の共同創設者でチーフゲームオフィサーを務めるポール・クロフト氏も「チーム間で共有されているビジョンを超え、Epicと力を組み合わせることに大きな可能性がある」と期待を語っている。
さらに、Epic Gamesの創設者兼CEOであるティム・スウィーニー氏は「弊社がメタバースの構築に投資していることは周知の事実であり、Tonic Gamesもこの目標を共有している」とのビジョンを示した。
発表にあわせてMediatonicが公式ブログへ投稿したEpic Gamesの買収に関するFAQトピックでは、買収によるパブリッシャー(販売元)やゲームプレイ、コミュニティへの影響がないことへ加えて、2020年8月のリリース当時に35人態勢であった『Fall Guys』チームの人数が150人以上となったことが明かされている。
一方、Epic Gamesで配信されている『フォートナイト』や『ロケットリーグ』の長所であるアカウントシステム、クロスプレイ、“スクワッド対スクワッド”モードなどの要素は「ぜひ取り入れたい」との意欲も示されているので、今後のMediatonicの展開にも引き続き注目していきたい。
ライター/ヨシムネ