いま読まれている記事

個人制作で2年かけて作られた面白そうすぎるタイピングのアプリ『タイピングランド』無料で配信スタート。Twitter上で10万いいね以上の注目を集めた話題作

article-thumbnail-2110282c

 ソーシャルゲーム事業を展開するGREEで『釣り★スタ』『探検ドリランド』などの作品に携わったゲームクリエイターの“higo”こと比護賢之(ひご よしゆき)氏は、ゲーム感覚で楽しくタイピングを学べる無料のアプリ『Typing Land』(以下、タイピングランド)の配信を10月28日(木)に開始した。対応プラットフォームはiOS、Android、Windows、macOS。日本語を含む8ヶ国語へ対応しており、インストール後はインターネットへ接続せずとも利用できる。

 アプリ内では、広告を表示しない代わりに寄付メニューが存在しており、寄付したユーザーは特別なミニゲーム「タイピングソード」を追加でプレイ可能だ。さらに、団体や法人向けには最大60人までプレイヤーを登録できる「School Edition」も提供されている。

 『タイピングランド』は、比護氏が感じた「デジタル学習が盛んな今こそ、前提となるタイピングの習得が必要」との思いから、約2年をかけて仕事の合間に制作されたタイピングアプリである。本作は基礎となる指の配置から学べるほか、アプリ内では全81のレッスンをミニゲーム形式でプレイ可能。レッスンで良い結果や条件を達成した際には、ごほうびの要素として全150種類からなるバッジをもらえるという。

 また、タイピングに慣れたプレイヤーは速く正確なタイピングで高スコアを目指す「チャレンジモード」での遊びも楽しめる。表示される文章はあらかじめ用意されたものだけでなく、自作した文章も使用できるようだ。

 比護氏は、大学の卒業研究でタイピングゲーム『Ozawa-Ken』(1999)を制作したのち、2006年10月にグリーへ入社。ソーシャルゲームの企画・開発を歴任したことで知られる。近年では株式会社WFSにてゲームやゲーミフィケーション【※】の企画・開発へ携わりつつ、個人でもゲーム開発を中心に活動している。

【※】ゲーミフィケーション:ゲームにおけるルールやデザインなどのノウハウを、ゲーム以外の社会的な活動へ応用していくマーケティングの手法

 比護氏が10月23日にTwitter上で本作を告知した際には4万を超えるリツイートと10万以上の「いいね」を獲得しており、ユーザーからは「かわいい」、「面白そう」、「『リズム天国』っぽい」との反応が寄せられていた。また、のちには本ツイートにぶら下げる形で取扱説明書も用意されている。

https://twitter.com/higopage/status/1451491382477029381

 最後に、アプリ内ではすべてのバッジを集めると“おまけのゲーム”も遊べるようだ。興味があれば気軽にダウンロードして楽しんでみるとよいだろう。

【あわせて読みたい】

『釣り★スタ』そして『探検ドリランド』が拓いた“ソーシャルゲーム”の時代の夜明け

2020年4月公開。グリー元取締役でソーシャルゲーム黎明期のヒットタイトルにおける責任者であった吉田大成氏と、グリーで『釣り★スタ』と『探検ドリランド』のコア部分を制作した比護氏へのインタビュー記事。

当時どのような考えでゲームを手がけたのか。『釣り★スタ』と『探検ドリランド』が誕生した流れや、過去を振り返っての想いも詳しく書かれている

ライター
2019年11月に電ファミへ加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『新・世界樹の迷宮2』『GTFO』など。
Twitter:@fuyunoyozakura

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ