11月22日(月)に発売された農業体験ゲーム『ファーミングシミュレーター 22』が大きな人気を集めている。PS5、PS4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam)に向けて展開されている同作だが、Steam版においては他のビッグタイトルの週間売上をしのぎ、一躍セールストップに踊り出るなど好調な出だしを示しているようだ。
Farming Simulator has more players than Battlefield. pic.twitter.com/zQKZvvrIbv
— SteamDB (@SteamDB) November 28, 2021
上記のデータは、Steamストアに登録されているゲームの情報を収集・分析する「SteamDB」の調査によるもの。同サイトによると、発売初日には早くも10万5636人もの同時接続プレイヤー数を記録。この数は前作『ファーミングシミュレーター 19』と比べ1.8倍近い値となっており、『デルタルーン チャプター2』の配信直後の10万2916人や『Dead by Daylight』が5周年イベントで更新した10万5093人を上回る異例の飛ばしぶりとなった。
ヒットの理由については多くの要素が挙げられるが、今作ではシリーズ初のクロスプレイを実装し、プラットフォームの垣根を超えたマルチプレイへの注力が爆発的な人気を生んだとみえる。もともと大規模なやり込みコンテンツを提供し続けてきたシリーズだけに、最大16人(Steamからのサーバーホスト時)でのオンラインマルチがどの機種からでも遊べるとなれば、より一層参加しやすさを増し友人や知人と楽しみたくなるだろう。
多人数でのクロスプレイへの対応は配信にもうってつけだ。SteamDBが公開するチャートの波形に注目すると、プレイヤー数とTwitchでの視聴者数の遷移が比例しているのがわかる。先日11月23日(火)に行われたゲーム実況ユニット「M.S.S Project」による配信番組もYouTubeですでに12万回以上が再生され、多彩なプレイスタイルを柔軟に受け入れる同作の懐の深さを浮き彫りにした。
もちろんこれ以外にも、四季の変化をはじめブドウやオリーブなど新たな作物の導入、思いのままに建築が可能な使いやすいUIの「ビルドモード」、収穫した素材を加工してさらなる利益を追求できる「生産チェーン」の実装といった、シリーズ最新作ならではの進化要素が数多く追加されている。
この世界的熱狂を受け、プレイヤー人口が今後ますます増えることの予想される『ファーミングシミュレーター 22』。弊誌では本稿で紹介しきれなかった同作の魅力を、VTuberのマシーナリーとも子氏が独自の視点で描いたレビュー記事も掲載したばかりなので、実際のプレイの様子が気になった方はあわせてご覧いただきたい。
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カッコイイ農機が盛りだくさん! そして驚け、欧米農業のスケール感! 超人気農業シリーズ最新作『ファーミングシミュレーター 22』で「私が育てました」をやってみたいやー、すごい人気だよね『ファーミングシミュレーター』。じつは私も数年前に噂を聞いてSteamの整理のときに買ってみたことがあるんだよね。早期購入でもらえるのがかわいいスキンとかじゃなくてトラックやスラリーインジェクタなゲームがある。それが『ファーミングシミュレーター22』です。いますぐ買え!