好評発売中のオープンワールド型アクションRPG『ホグワーツ・レガシー』について、全プレイヤー累計でのプレイ時間が2億6700万時間(約3万年)を突破したことが明らかとなった。アメリカの海外メディアVarietyがWarner Bros. Gamesから共有された現地時間2月21日(火)時点の統計データを伝えている。
本作はPC(Steam、Epic Games Store)およびPS5、Xbox Series X|Sへ向けて発売中。また、PS4版とXbox One版は4月4日(火)、Nintendo Switch版も7月25日(火)の発売に向けてそれぞれ予約を受付中だ。
2月10日に日本でも発売された『ホグワーツ・レガシー』は、Warner Bros. Gamesの子会社であるAvalanche SoftwareがJ・K・ローリング氏のファンタジー小説『ハリー・ポッター』シリーズを原作に開発したオープンワールド型アクションRPGである。本作は2020年に発表されたのち、発売の予定時期を発表した2022年1月ごろから多くの注目を集めていた。
当初告知されていた発売時期は結果的に延期されたものの、外部データベースサイトのSteam DBではPC(Steam)版の発売後に87万9000人以上の同時接続プレイヤー数を記録したほか、海外の大手レビューサイト「Metacritic」でも100点中90点のXbox Series X|S版を筆頭に軒並み高得点をたたき出している。
報道によると、今回明らかとなった統計データは累計プレイ時間だけではなく、発表時点で3億9300万本を超える魔法の植物と2億4200万個のポーションが生産されたほか、闇の魔法使いや小鬼などの敵キャラクターも12億5000万体を超える勢いで倒されているという。
海外メディアVarietyの取材に対し、Warner Bros. Gamesの社長を務めるDavid Haddad氏は初動の記録へ強い満足感を示すとともに、PS4とXbox OneおよびNintendo Switch向けへのリリースにも「明るい未来が待っている」と期待感を示したようだ。
本作に関連して、日本国内では薩摩藩の武士に関するネット上でのイメージと『ホグワーツ・レガシー』の戦闘スタイルをかけあわせたネットミーム「薩摩ホグワーツ」が発生。映画版シリーズで「組分け帽子」の吹き替えを担当した佐藤せつじさんもアドリブセリフのツイートで反応するなど、大きな話題となった。
昨日バズってたやつ pic.twitter.com/02YmaENcIB
— 佐藤せつじ (@setsujisato) February 17, 2023
一方、海外ではトランスジェンダーに否定的な見解を示すローリング氏への反対運動として一部の活動家らが不買を促す動きもあり、先日には世界最大級のRTAイベント「Awesome Games Done Quick」での禁止ゲームリストに本作が追加されたことも判明していた。
数多くのプレイヤーが楽しみ、方向性は違えど国内外でさまざまな話題も巻き起こっている『ホグワーツ・レガシー』はPC(Steam、Epic Games Store)およびPS5、Xbox Series X|Sへ向けて発売中だ。興味があれば国内向けの公式サイトや海外の公式Twitterアカウント(@HogwartsLegacy)をチェックしておくとよいだろう。