4月12日(土)ごろ、『バルダーズ・ゲート3』を手がけるLarian Studiosの創設者兼CEOであるSwen Vincke氏が、自身のSNSにて同作のパッチ8について「48ページにわたるパッチノートを読みました。パッチのミシュランガイドがあったら星3つを付けますね」とコメントした。
12種のサブクラスやクロスプレイ、フォトモードなどが実装される大型アップデート「パッチ8」は、現地時間で4月15日(火)に配信される予定だ。
I just read the 48 pages of patch notes on this. If there were a Michelin guide to patches, I’d give this one 3 stars. https://t.co/bB71LGhflo
— Swen Vincke @where? (@LarAtLarian) April 11, 2025
とはいえ、公式サイトやSteamストアに掲載されているパッチノートはページ数で分けられているわけではない。そこで、試験的に空白改行込みで概算してGoogleドキュメントに11ポイントで貼りつけて物量を調べてみたところ、「パッチ3」で約14万1800文字の約49ページ分となる。Steamストアページに掲載されているものだと、「パッチ6」が約1万2700文字、パッチ7がで約1万9000文字だ。
Swen氏がどのような形式で原稿を読んだのかは不明だが、少なくとも「パッチ8」は「パッチ3」に相当するかなりの物量であることが期待できる。
4月15日(火)より配信される予定の『バルダーズ・ゲート3』の大型アップデート「パッチ8」の見所は12種のサブクラス追加だ。それぞれのクラスに新たなプレイフィールをもたらす内容となっているため、解説の文章量が増している可能性は高い。
一例として、近接攻撃主体で戦うクラス「バーバリアン」にはサブクラス「Giant」が追加。キャラクターのサイズを巨大化させ、敵や味方などのキャラクターを投擲することができるようになる。
また、格闘攻撃や“気”を使うクラスである「モンク」のサブクラスには、ジャッキー・チェン氏が主演の映画『酔拳』を彷彿とさせる「Drunken Master」が追加。酒を飲んで気力を回復させたり、酔っ払いながら敵に攻撃する。
(画像は「Guide To New Subclasses In Baldur’s Gate 3 Patch 8 (Part 1)」より)
さらに、ウォーロックのサブクラス「Hexblade(ヘックスブレイド)」は、Shadowfell(影)の存在と契約を結んだキャラクターが魔法武器や敵の魂を利用して戦況を有利に運ぶことができるという。
この「Hexblade」は、『バルダーズ・ゲート3』の世界設定の原作となったTRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のアニメ『ヴォクス・マキナの伝説』でも焦点があてられた存在だ。
(画像は『バルダーズ・ゲート3』のSteamストアページより)
2023年8月に発売された『バルダーズ・ゲート3』は、世界最大規模のゲーム表彰イベント「Golden Joystick Awards 2023」にて最高賞にあたるアルティメット・ゲーム・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、PC(Steam)版だけでも同時接続者数が87万人を突破した世界的に人気のRPGだ。
世界設定のもとは先述した『ダンジョンズ&ドラゴンズ』第5版がもとになっており、プレイヤーが自ら種族や特性などを選択してキャラクターを作成したり、作中にもダイスロールなどのTRPG風の演出が含まれる。
プレイヤーの選択により細めにストーリーが分岐し、登場人物が迎える結末なども変化するゲームシステムが特徴で、テキスト数はリリース直後で600万文字を超えており、エンディングの数は1万7000通りを超える。
なお、本作は過去にも『Divinity: Original Sin II』などプレイヤーの選択により展開が変化する自由度の高い作品を手がけた実績のあるLarian Studiosが開発した。
『バルダーズ・ゲート3』の大型アップデートであるパッチ8は現地時間で4月15日(火)に配信される予定だ。PC(Steam)版は20%オフのセールも開催中となっている。