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『ファーミングシミュレーター 22』農業体験、ブドウを育てるぞ、ハッ! ハッ! ハッ!
なんて土だ。まるで味がない……マシーナリーとも子よ。
みんな『ファーミングシミュレーター 22』やってる? 1週間で全世界販売本数150万本売れたらしいッスよ。いや人気があるとは聞いていたけど改めて具体的な売上を聞くと「そんなに?」と思わざるを得ない。いやおもしろい。確かにおもしろいよこのゲーム。でも「このゲームが……150万本!?」とも素直に思う。だって人とか死なないし。
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人が死なないゲームが150万本売れる!? もっとも人類の購買欲を刺激するのは暴力と殺戮ではなかったのか。このことに私は驚愕せざるを得ない。しかしこのことはあなたたち人類にとって希望と言えるかもしれません。
さて今回は『ファーミングシミュレーター 22』とのタイアップ企画第2回です。今作では新たにブドウとオリーブの生産が可能になったのがウリのひとつということで、そのことをアピールしてほしいというのが編集部からの依頼です。新作のウリがブドウとオリーブ! そのあまりに牧歌的な文字列に頭のなかに架空の森の仲間たち(クマやキツネなど)が浮かんでくるほどでありました。
「ブドウ、美味しそうでいいッスね。マシーナリーとも子におまかせください」と、つい安請け合いしてしまったがそこは『ファーミングシミュレーター』。後々、この安請け合いが牙を向くことになろうとはまったく思いもしてなかったぜ……。というわけでゴタクはこのへんにしてさっそく農業をやっていきたいと思います。口よりも手を動かせよ。
【あわせて読みたい】
『ファーミングシミュレーター 22』でオリーブを育ててわかった、オリーブオイルを作るまでのたいへんさすべての農家たちに、ありがとう。
※この記事は『ファーミングシミュレーター 22』の魅力をもっと知ってもらいたい、バンダイナムコエンターテインメントさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
『ファーミングシミュレーター』で運動エネルギーを学ぼう
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新しい商売をはじめるぜ! って思ったときは購入画面にある「パック」機能が便利っぽい。その商売に必要な農機などがざっくりリストアップされている。こういうところは親切やね。ブドウはこんな感じだったので人差し指を左から右にずずーっとスライドさせて「ここからここまで、ぜーんぶくださいませ」と言って全購入しました。
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ドギャーッ! と軒先に並ぶブドウ関連器具たち。カッコよすぎる。でも全部畑まで運ばなきゃいけないのダルすぎる。
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ブドウ関連器具ではなんつってもこのブドウ収穫機「Blaud9070L」がお気に入り。アシンメトリーなデザインがカッコよすぎるぜ! オモチャ欲しい! と思ってググったけど発売されてないみたいです。売ってくれ頼む。
ちなみに農具のフィギュアとかミニカーとかプラモは割と発売されていてAmazonとかで買えるし、『ファーミングシミュレーター』同様にアタッチメントをセットして遊んだりできるのでオススメです。ウチにもトラクターのオモチャがある。
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ゲームでも使えるCLASSのトラクター。ドイツのSIKUという農業のミニカーをめちゃめちゃ出している会社から発売されている。スケールは1/32で5000円くらい。網目部分はクリアパーツにメッシュをプリントして再現するなど、かな~りクオリティが高い。フロント部分なんかダイキャストなんだぜ。
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ゲームでこいつの姿を見たとき「あっあっあっあっ知ってる!!! 見たことある!!! 持ってる!!!」と興奮しました。
閑話休題。ブドウを育てるぞ。
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まずは土地を確保せにゃということで前回小麦を収穫した畑をカルティベーターをセットしたトレーラーでひたすら耕す。軽い気持ちで「せっかくだからデカイ畑のほうがいいだろ」と思って買ったんだけどめちゃめちゃにデカイせいで耕すのに30分かかりました。みんな! 悪いことは言わない。身の丈にあった畑を買え。
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「ブドウはどう育てんのかな? 種とか店で買ってきて撒くのかな?」と思ったら建築メニューからブドウのツルを生産できました。直線ツールみたいな感じでブワーッとブドウ畑を植えることができる。
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植えることができ……でき……。
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できねーじゃん!? できないんだ。だってブドウって秋に食うじゃん。秋に食うんだから1年後見据えて秋に植えるのかなって思ってたわ。ダメなんですね。
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作物カレンダーを見てみる。ブドウの作付け期は3月から5月、収穫期は9月から10月とのこと。ふーん。半年ヒマじゃん!
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仕方ないから3月まで寝て過ごし、ブドウ畑を5万ドルぶん作ってみました。どんなもんかねえ。
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さてカレンダーを見てみるとブドウの収穫のひと月前に、以前植えたキャノーラが収穫できるみたいだな。せっかくだから売って小銭を稼いでみるかね。
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というわけで寝て8月にする。キャノーラってあれだよな。油だよな。知ってる、知ってる。スーパーで買ったことがある。さあ収穫するぞ。
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がっ! 雨の中で収穫すると収穫量が減るぞ! とアラートが出るッ! えぇ~、そうなのお? だってもう生えてるんだから増えたり減ったりしないんじゃないのお? わからない。なんか実際の農業でも濡れてるとヤバいのかもしれない。
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仕方がないので時間の速さを15倍にして雨がやむのを待つ。
遊びながらやってたボイスチャットで「でもさ……こうして雨宿りしながらお天道様の機嫌を伺うのってなんか農家っぽいよな」と言ったら「やかましいわ」と一蹴されました。
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雨がやむのを待ちながらブドウの様子を見に行ったりもする。スクスク成長中だ!
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晴れたわ。
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刈って。
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積んで、売りにいく。……のだが、今回はただそのへんの店に売ってみるというのはやめてみようと思った。
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というのも取引先は複数あるんだな。今回はこの「マリゾンヌ」というところに売ってみようと思う。これはどうも隣り町かなんからしく、列車で運んで売ることでより高い収益が得られるという。実際には列車のレンタル代とかもかかるのでそのへん含めたコスパも考えなきゃあならないんだけど、今回はこの列車売りの練習も兼ねてとりあえず挑戦してみることにしてみたぜ。
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列車を呼び、キャノーラを運ぶ! うおおぉ、隣り町にウチの新鮮なキャノーラを育てて大儲けするぜ!!
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急げー! 駅のサイロにキャノーラを容れるんだッッ……! あっ……!!!
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ドゴッ!
気が焦りすぎて横転してしまった。ヤバいぞ。
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とりあえずアタッチメントを外すことでトラクターは戻すことができたがキャノーラが満載されたトレーラーがびくともしねえ。こうなるとかなりヤバイぞ。
本作は車両が地形にスタックして身動きが取れなくなってしまったり、川の中に沈没して乗り込むことができなかった際に「リセット」という救済措置がある。マップ画面から当該の車両やアタッチメントを選択し、実行することで購入したお店へワープしてくれるというシステムだ。
が、この「リセット」にもリスクがある。荷物を積んでいた場合中身が消失してしまうというものだ。そりゃそうだよな、リセットなんだから。当初入っていなかったものが初期化されることで中身が残っているのはおかしい。
だから荷物を積んだトレーラーが横転してしまった今回の状況はかなりやばい。やばいぞ。リセットしたくなさすぎる。このキャノーラを得るのにどれだけ苦労したと思っていやがるんだ……! 私の血と汗が滲んだキャノーラだぞ!!! え? いやいまのは比喩です。このキャノーラに私の血と汗は滲んでませんよ当然……。100%清潔で新鮮なキャノーラですよ。当社の衛生管理状態は完璧です。
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割と本作では発生しがちなこういう状況。初心者農家のみなさんは悩みがちでしょう。「もはや作物を諦めるしかないのか!?」そうしたまま枕を濡らした方も多いでしょう。でも安心してください。マシーナリーとも子がこうした状況を解決するベストな方法をお教えします。
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それは……。
体当たりです。【※】
※ちなみに、車両は機械は用途に合わせて馬力にあったものを使わないと十分なパワーを得られません。購入の際には必ずチェックしましょう。
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物理エンジンがあるゲームの世界では当然物理学が有用な力として作用するわけです。なぜトレーラーは横転したまま戻らないのでしょうか? それは重力とトレーラーの重さが釣り合っているからです。
ならば別のエネルギーを与えたら。お尻からトラクターでぶつかってみたらどうなるでしょうか? トラクターの前身するエネルギーがトレーラーに伝わり、少しずつ横転したトレーラーは前進していくのです。
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うおおおおおおッ!
— マシーナリーとも子 (@barzam154__) December 4, 2021
ハァッ ハァッ なんとか駅舎の中に突っ込まれつつあるぞ! ちなみにトレーラーを前方にある青いアイコンまで運ぶことができれば納品することができます。ここまで来たらトラクターにつなげれば、なんかいい感じに壁と干渉してもとに戻せるんじゃねえのか!?
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がっ! 繋げてみたけどダメっ! どうしてよっ! どうやらトラクターが小さすぎてトレーラーに比べて軽いのでダメとかそんな感じっぽい。
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しょうがねえな……。畑耕し用に買っておいた中型トレーラーくん! お前の出番だぞッ!
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うおおおっ! 待ってろキャノーラ!!
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うおおおおおおおおおお!
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オッラァ─────ッ!!!!!
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納品ッッ! 列車代526ドル売上7733ドルッ!!!! やったぜ!!! 見たかバカ野郎この! 農家に不可能はないんだぜッ!
終わってから「最初から中型トレーラーで体当たりすればよかったのでは?」と思ったけど過ぎたことはどうしようもない。時間の流れにはどんな屈強な戦士も逆らうことはできない。
ブドウ育てんの忘れてたわ
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なにしてたんだっけ? そうだブドウだ。
ブドウはその後、立派に生えてきました。「おいしそ~」って言いたいところだけどいかにもワインにするためのブドウって雰囲気の色彩だな。ヨーロッパだもんな。
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というわけでいよいよブドウ収穫機の出動だ!
ブドウの収穫はこのマシーンでまたがるようにして採取していく。この様子がなかなかおもしろいぜ。
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ガリガリガリガリ。
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下部の刃で採取したブドウから歯や枝を選り分け、中の収納スペースにブドウを溜め込んでいく。うーん機能美に満ちたフォルム! 美しいぜ。
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ブドウを売りにいくとグアーッと後部ユニットが持ち上がってブドウを排出していく! うわーっ! かっこいい! 戦隊ロボの合体ギミックみたいだぜ! こんな車両が本当にあるなんて!
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そして……。
得られる収益……。
2300ドル。
…………………………2300ドル?
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は?
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