その50:スーパークラウンのようなピンクの装飾
トレーニングステージに移動するためにマリオたちが乗ることになる浮遊台をよく見ると『NewスーパーマリオブラザーズU デラックス』に登場したスーパークラウンのようなピンクの装飾が確認できる。
その51:浮遊や受け身などピーチのアクション
ピーチのトレーニングシーンではゲームで披露された数々のアクションが確認できる。
たとえばファイアバーを避けたスライディングは彼女が主人公の『スーパープリンセスピーチ』で披露しており、レンガブロックを飛び越えたり地上で受け身を取るなどのアクションは『スーパーマリオ ラン』で披露していた。
わかりやすいのはゴールポールを掴んでふわりと浮く姿。これは『スーパーマリオUSA』以降たびたび見られる彼女の特技「浮遊」である。
ちなみにドレスの裾を持って走る姿も見られるが、これは『スーパーマリオ 3Dワールド』のアートワークなどでも見られる走り方となっている。
その52:『スーパーマリオワールド』のジャンプの効果音
ピーチがゴールポールを掴む直前のジャンプ時、『スーパーマリオワールド』でジャンプしたときの効果音が鳴る。
その53:2Dマリオの「あるあるプレイ」
マリオのトレーニングシーンでは2Dマリオの「あるあるプレイ」が散見される。
たとえば『スーパーマリオブラザーズ3』などで見られるチクワブロックに乗り落下するプレイや、『スーパーマリオブラザーズ』の土管に張り付いてパックンフラワーを回避するプレイなどが再現されている。
ほかにも『New スーパーマリオブラザーズ』以降2Dマリオでも見せるようになったヒップドロップでレンガブロックを破壊しているシーンも印象的。
その54:『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズのメテオナックル
マリオがトレーニング中に右手でクッパの看板を叩き殴るアクションは『大乱闘スマッシュブラザーズDX』以降のマリオの空中攻撃前「メテオナックル」という相手を叩き落とすワザである。劇中ではドンキーコング戦の開始時や、ラスボス戦の最後にも披露している。
その55:『マリオカート8』のピーチ城の旗
今作のピーチ城の旗のデザインは『マリオカート8』のマリオサーキットに登場するピーチ城の旗と同じもの。ピンク柄に星のマークが描かれているのが特徴。
トレーニングステージに登場するゴールポールの旗のデザインも『マリオカート8』が元となっているが、柄が星ではなくスーパーキノコになっている。
その56:フューリークッパ
クッパ軍団が盛り上がっているシーンでは『スーパーマリオ 3Dワールド+フューリーワールド』でフューリークッパが出現したときのBGMが流れている。アレンジはされておらず、原曲が使われている。
その57:ベビィルイージが持っていたゴールポール
ルイージの回想シーンでベビィルイージが持っていた旗には『スーパーマリオブラザーズ』の緑色のドクロが描かれている。
その58:「ボムへいのせんじょう」など過去作のステージ
マリオたちが冒険しているシーンは、さまざまな過去作を彷彿とさせる場所が映る。
最初に映る平原は『スーパーマリオ64』に登場した「ボムへいのせんじょう」。たいほうや木の橋、浮島などが確認できる。
次に映る砂漠は『スーパーマリオ オデッセイ』の「アッチーニャ」で浮遊している逆さピラミッドが特徴。さらに『New スーパーマリオブラザーズ U』に登場した石像「イワヘム」も隠れている。
海辺のシーンは一見『スーパーマリオブラザーズ』の桟橋コース(2-3や7-3)に見えるが、奥からプクプクが来ているので『スーパーマリオ 3Dランド』の海コース(6-1など)に近い。
またヨッシーがたくさんいるヨッシーアイランドらしき場所では、マリオが『スーパーマリオワールド』に登場したフルーツを食べている。
最後に映る岩山地帯は『New スーパーマリオブラザーズ U』の「ロックさんみゃく」。雲より高い場所に位置しており、穴が空いている岩が特徴。
その59:ピアノに刻まれた「ルドウィッグ」
クッパが弾いているピアノには「Ludwig von Koopa」と書かれている。これはクッパ7人衆の「ルドウィッグ」の英名。有名な作曲家ベートーヴェンのフルネーム「Ludwig van Beethoven」を意識しているのかもしれない。
その60:ルマリーの「救済」
青い星のキャラクターはルマリー。名前は『スーパーマリオギャラクシー』に登場した「よろずやチコ」の英名「Lumalee」から取られていると思われる。
ゲームではアイテムショップを営んでおり、なんと関西弁で話す。ゲームのチコたちは「星に生まれ変わること」を目的としているが、映画では死を「救済」と訴えるようなキャラクターになっている。
ルマリーについてはこの記事の最後の方に詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてほしい。
その61:ルマリーと一緒に聞こえるチコの笑い声
ルマリー登場時、風車に息を吹きかけるシーンでは『スーパーマリオギャラクシー』のチコの笑い声も聞こえる。映画の最後にルマリーが登場するシーンでも同じ声を確認することができる。
その62:『スーパーマリオ 3Dワールド』のファイアピーチ
ファイアフラワーにより白と赤のドレスに変身したピーチの姿は『スーパーマリオ 3Dワールド』に登場したファイアピーチそのもの。
ゲームではポニーテール姿だったが、映画では髪型は変わらなかった(通常の髪型)。さらに映画公開後に発表された『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』のファイアピーチも映画と同じく通常の髪型となっている。
その63:『スーパードンキーコング』の「JUNGLE LEVEL」
ジャングル王国の前では少しだけ『スーパードンキーコング』の「JUNGLE LEVEL」のフレーズがアレンジされて流れる。多くの人が耳にしたことがあるであろう二代目ドンキーコングで最も有名な曲。
その64:門番コングのカートに描かれたランビ
門番コングが乗っているカートにはサイのマークが描かれている。これは『スーパードンキーコング』から登場しているランビを模したマーク。『ドンキーコング リターンズ』や『ドンキーコングトロピカルフリーズ』でランビが入っていた箱のマークがそのまま使われている。
その65:『スーパードンキーコング3』に近いスワンキーコング
門番コングが運転しているときにバナナの皮でスリップを起こしてしまうコングが映る。彼は『スーパードンキーコング2』や『スーパードンキーコング3』に登場したスワンキーコングである。デザインは『3』の黄色ベスト姿に近い。※バリアフリー上映では名前も確認できる
その66:『ドンキーコング リターンズ』の黄金のしんでん
門番コングたちが突入した場所にはコング族の顔を模した大きな像が見える。
この像のデザインは『ドンキーコング リターンズ』の真のラストステージ「黄金のしんでん」の最深部に置かれている像が元となっている。
その67:初代『ドンキーコング』のハンマー
クランキーコングの周りにいるコング族はみんな同じ武器を持っている。これは初代『ドンキーコング』に登場したハンマーにそっくりで、現代では『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズのアイテムとして有名。
その68:ドンキーコング戦のギミック
映画のドンキーコングは初代『ドンキーコング』風のデザイン。マリオと戦う場所は鉄骨の上となっているが、これもゲームのステージを連想させる。背景にはタル大砲やタイヤが見えており、こちらは『スーパードンキーコング』に登場したギミック。
その69:スーパードンキーコング』のオープニング
登場時に調子に乗っているドンキーコングと、それを叱るクランキーコング。この流れは『スーパードンキーコング』のオープニング通りであり、ゲームでは調子に乗ったドンキーコングに対しクランキーコングがTNT爆弾を放り投げる。
その70:『ドンキーコング64』のモンキーラップ
ドンキーコングの入場シーンでは『ドンキーコング64』のモンキーラップが流れる。これは原作のオープニングで使われた曲で、近年では『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズにも収録されている。※原題はDKラップ
その71:コング族の「64」
一部のコング族の服や肩には『ニンテンドウ64』を連想させる「64」という数字が描かれている。
その72:宮本茂氏考案のドンキーコングのアクション
ドンキーコングはマリオとのバトルで、さまざまな原作ワザを披露している。
たとえば転がる攻撃は『スーパードンキーコング』からお馴染みのローリングアタック。そして上からタルを落とす攻撃は初代『ドンキーコング』で見せていたワザ。挟む攻撃は『大乱闘スマッシュブラザーズDX』以降の横スマッシュ攻撃「ダイナクラップ」。マリオを叩き上げた攻撃は『スーパードンキーコング2』でキャプテンクルールを倒すときに使用していたワザに似ている。
じつはファイアフラワーを吹き消したアクションにも元ネタがあり、これは『ドンキーコング リターンズ』で使っていたワザ。こちらはマリオの生みの親で映画にも深く関わっている宮本茂氏が考案したアクションとして「社長が訊く」で紹介されている。
その73:チャンキーコング
ディディーコングとディクシーコングの隣にいる帽子を被った巨体のコングは、チャンキーコング。もともと『ドンキーコング64』でプレイアブルのひとりとして登場していたが、その後はほとんど出番がなく、映画で久々の登場となった。
その74:青キノコで小さくなるマメマリオ
「青キノコ」と呼ばれる小さくなるキノコはマメキノコ。初代『New スーパーマリオブラザーズ』から登場しているアイテムで、取るとマメマリオに変身できる。ゲームでは狭い通路を進んだり、水上を走れる能力が強み。
その75:ネコマリオの攻撃
マリオは『スーパーマリオ 3Dワールド』で初めて登場したネコマリオにも変身する。ひっかき攻撃やとびつき攻撃はゲームでも使えるワザ。
その76:『ドンキーコング』のスタート時の効果音
ドンキーコングが敗北したときに初代『ドンキーコング』のスタート時の効果音が鳴る。ドンキーコングが「する…わけ…ない」と負け惜しみを言うあたりから耳を澄ませると聞こえる。
その77:『ドンキーコンガ』のタルコンガ
マリオがドンキーコングに勝利したときに、観客席のディディーコングが何かを叩いている。これは『ドンキーコンガ』に登場した周辺機器タルコンガに似ている。
その78:『ドンキーコング リターンズ』の家
クランキーコングとの話し合いで使うドンキーコングの家は『ドンキーコング リターンズ』のデザイン。外には『スーパードンキーコング』に登場した、クランキーコングの椅子がある。
その79:サーフィンをするファンキーコング
ドンキーコングの家の中には『スーパーマリオワールド』風のワールドマップがあり、その左側にはファンキーコングがサーフィンをしているポスターが貼られている。
その80:『マリオカート8』のカスタマイズ
カートのカスタマイズが始まるシーンでは『マリオカート8』のメニューBGM「セレクト」のアレンジが流れる。
またカスタマイズシーンでは『マリオカート8』のカスタマイズ画面を模したスロットも登場している。スロットを回したときの効果音は『マリオカート』シリーズお馴染みのアイテムスロットサウンド。
その81:『スーパーマリオ オデッセイ』のウェディングスタイル
クッパが白い帽子を被る姿は『スーパーマリオ オデッセイ』で見せたウェディングスタイル。手に持つパックンフラワーもゲームでピーチに向けて用意していた。
その82:プロポーズの練習相手にされるカメックの変装
プロポーズの練習相手としてピーチのコスプレをしているカメック。この姿は『New スーパーマリオブラザーズ Wii』のラスボス戦でマリオたちをあざむくために披露していたものと同様。
また『マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー』ではドレスは着つつも頭部はいつもと変わらないという、なんとも奇抜な見た目で登場する。
その83:『スーパーマリオカート』のレインボーロード
マリオ達がレインボーロードに降り立つシーンでは、『スーパーマリオカート』のレインボーロードのフレーズがアレンジされて流れる。
その84:キノピオの初心者アンテナ
キノピオの大きなカートについているアンテナは『マリオカート8 デラックス』から実装されたアシストを表すもの。ゲームではウルトラミニターボが使えなくなる代わりに、コースアウトをしなくなるという機能となっている。
その85:『マリオカート8 デラックス』のウルトラミニターボ
レインボーロードでノコノコ将軍から逃げるシーンではマリオが連続でミニターボを繰り出すときに火花の色がブルー→オレンジ→ピンクの順に変化している。
これはミニターボの火花の変化が再現されており、ゲームではブルーだとミニターボ、オレンジだとスーパーミニターボ、ピンクではウルトラミニターボが発動する。
映画では必ずピンクまで溜めているため、マリオは『マリオカート8 デラックス』のウルトラミニターボを連続で発動させることで逃げ切っている。
その86:レインボーロードのショートカット
マリオがレインボーロードを軽く飛び降りるシーンはゲームでもよく見られるショートカットネタ。
映画のように軽く飛び降りるショートカットは『マリオカート8』のレインボーロードで見られる。カートが大破しマリオが大きく飛び降りるシーンは、『マリオカート64』の大胆なショートカットを連想する人が多いのではないだろうか。
その87:羽根が生えたトゲゾーこうら
ノコノコ将軍が「ブルー・シェル!」と叫んで変化した姿は『マリオカート64』から登場したお馴染みのアイテム「トゲゾーこうら」である。1位を執拗に狙う凶悪な性能を持つ。
映画のように羽根が生えた姿は『マリオカート ダブルダッシュ!!』から登場したデザインで、『マリオカートDS』『マリオカートWii』『マリオカート ライブホームサーキット』など一部作品で活躍している。
その88:『スーパーマリオ64』のウツボ
夜の海でマリオたちを飲み込んだのは『スーパーマリオ64』から登場しているウツボ。その見た目から多くの原作ファンから恐れられている。
その89:ピーチのバイクスーツ
バイクに跨ったスーツ姿のピーチは『マリオカートWii』や『マリオカート8』で見せたバイクスーツ姿。キノコ王国に帰還したあとにはポニーテール姿も確認できるが、これもゲームのデザインを踏襲している。
その90:『ドンキーコング リターンズ』のロケットバレル
ウツボから抜け出すときに使ったロケットは、『ドンキーコング リターンズ』などに登場したロケットバレルという乗り物。映画では海を飛んで行ったが、ゲームで初登場したときのステージ(2-3)も海が舞台であった。
その91:ボムキングとキングテレサ
結婚式の会場にはボムキングとキングテレサも登場している。ボムキングは『スーパーマリオ64』の最初のボス、キングテレサは『ルイージマンション』シリーズのラスボスを担当しているキャラクター。
その92:ノコノコの反射し続けるこうら
ボムキングに押し潰されたノコノコがこうら状態になり狭い空間を反射し続けるシーンは『スーパーマリオブラザーズ』シリーズなどで狭い空間にこうらを投げ入れると起きる現象。
その93:猫ババ
原作ゲームとは関係ないが、式場の入場扉の左にいるノコノコ兵は、テーブルから落ちたコインを足で拾おうとする。その後のピーチの入場シーンでは、ノコノコ兵のうしろにコインが横向きで置かれてる。
その94:シリーズ初のアイスピーチ
水色のドレスを纏ったアイスピーチはシリーズ初登場。アイスフラワーというアイテム自体はいくつかの作品で登場しているが、映画での役割に一番近いのはアイスボールを投げて敵を凍らすことができる『NewスーパーマリオブラザーズWii』などの作品。
その95:マリオとドンキーコングのアクション
キノコ王国を突き進むマリオとドンキーコングのシーンではゲームを踏襲したさまざまなアクションが披露されている。
マリオについては『スーパーマリオブラザーズ3』以降よく見せる手を広げたモーションや、『スーパーマリオ64』以降に見られるギミックを利用したスピンジャンプ(スピンジャンプ自体は『スーパーマリオワールド』から)。
その後も『スーパーマリオ64』のヒップドロップに、ノコノコのこうらに乗るアクションも見られる。
一方でドンキーコングについては土管に入るときに『スーパードンキーコング』以降お馴染みのローリングアタックを使用していたり、進撃中は『大乱闘スマッシュブラザーズ』の必殺ワザ上(空中攻撃Nという説もある)や空中攻撃前を披露している。またジャンプ時のポーズや動きも『スーパードンキーコング』以降のアニメーションが再現されている。
その96:映画オリジナルとなるファイアドンキーコング
ファイアフラワーを獲得し、白い頭部に赤い身体となったドンキーコング。ドンキーコングがファイア姿に変身するのはシリーズ初で、映画オリジナルの組み合わせ。※『マリオvs.ドンキーコング2 ミニミニ大行進!』にて玩具のミニDKがファイアフラワーを獲得し白い姿に変身することはあった
その97:『ドンキーコング』でタルを破壊するときの効果音
ファイアフラワーによりファイアドンキーコングに変身すると、初代『ドンキーコング』でタルを破壊するときの効果音が鳴る。
その98:スーパーこのはで変身するタヌキマリオ
タヌキマリオは『スーパーマリオブラザーズ3』から登場した変身。もともとはタヌキスーツで変身していた(スーパーこのはで変身できるのはしっぽマリオ)が、『スーパーマリオ 3Dランド』や『スーパーマリオ 3Dワールド』ではスーパーこのはで変身する。
映画ではスーパーこのはで変身し、デザインも『スーパーマリオ 3Dランド』以降のものになっている。
その99:マグナムキラーへのしっぽアタック
マグナムキラーにしっぽアタックを繰り出すタヌキマリオ。そのポーズは『スーパーマリオ 3Dランド』や『スーパーマリオ 3Dワールド』のアートワークとなっている。
ちなみに『スーパーマリオ 3Dランド』ではしっぽアタックでマグナムキラーの進行方向を変えることができた。※『スーパーマリオ 3Dワールド』では不可