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コイツ、俺が好きだった男に似てる。『崩壊:スターレイル』のオンパロス編が楽しみすぎて、別に始まってもいないのに感想を書いてしまったのですが……

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みんな、あけましておめでとう!
ハッピーニューイヤーしてるー!?

1月1日に『崩壊:スターレイル』ver3.0の予告番組が公開されて、きっとみんなもオンパロスの旅が楽しみになっているんじゃないでしょうか。なっているんじゃないでしょうか。

ホヨバ勢に元旦の休みなどない。
私たちには格付けチェックを楽しむ余裕すらないのだ。
年末年始くらい休ませてよッ!!

それはさておき、予告番組などで公開された情報を踏まえつつ、個人的な「ver3.0の楽しみにしてるところ」について書いていこうと思います。いや、まぁver3.0を楽しみにしてるのは事実ですからね。

いいですよ、年末はネコアルクと殴り合ったし、どうせ正月も『原神』でもマーヴィカ引くために頑張ってるんだから……HoYoverseのためなら年末年始の休みくらい吹き飛んでも構いませんよ。ハハ、ハハハ……

あ、ネタバレはないのでそこはご安心いただけると。
みなさんお正月でゴロゴロしてるでしょうし、時間持て余してるならぜひ!

『崩壊:スターレイル』のオンパロス編が楽しみすぎて、別に始まってもいないのに感想を書いてしまった記事_001

文/ジスマロック
編集/実存

※この記事は『崩壊:スターレイル』の魅力をもっと知ってもらいたいHoYoverseさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。


俺が好きだった男に似てる

最初、本当にこの話は断ろうと思ってたんです。
いや、流石にまだverもリリースされてないのに記事書くとか無理だから。

でも、なぜか「いや、書けると思いますよ!」「とりあえず11月の番組見てもらえればわかりますから!!」と断固として引かないものだから、逆にちょっと気になってきてしまった。

なるほど、HoYoverseの人たちにもなんらかの目論見があるのかもしれない。
なんでこんなドッキリにかける感じの空気なの?

そして来たる11月22日、予告番組にて初めてオンパロスのキャラたちが登場した。

『崩壊:スターレイル』のオンパロス編が楽しみすぎて、別に始まってもいないのに感想を書いてしまった記事_002
(画像は【崩壊:スターレイル】 黄金の叙事詩PV 「オンパロス英雄記」 – YouTubeより)

そこには、なんか見覚えのある白髪の男とか、なんか聞き覚えのある声をしたピンクの妖精的なサムシングがいた…………。

そ、そういうことかァ~~~~~~~~~~ッッッッッ

うん、完全に理解したぞ。なぜあそこまで「アンタならリリース前でも書ける!」と念押しされていたのか理解できたぞ。これは一杯食わされたな。てか大体これドッキリだよね? 「またしても何も知らないナントカ」って感じだよね?

放送時に「エリシア」がトレンド入っちゃってたから今さら説明しても……って感じですが、要するにアレですね。ピノコニーで黄泉が出てきた時に「これは!!」って言ってたのと同じですね。そして『崩壊3rd』にもこういう英雄が何人も出てくるコンテンツがあり、みんなそれを幻視しているわけです。

特に、あのピンクの人は声優も完全に同じだったので……みんな発狂しているわけですね。僕も発狂しているわけですね。ほら、彦卿で一度やってるからもうちょい引っ張るんじゃないかとか思うじゃないですか? 禁断の井上麻里奈二度打ちだった。

で、個人的に一番話したいのは「ファイノン」ですよ。

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コイツ、まさにドンピシャで「俺が好きだった男に似てる」という感じの男です。

『崩壊3rd』でカギを握っていた……いや正直「カギを握る」どころじゃないポジションのキャラに似てるのです。「ケビン」という名のキャラなので、どうしても気になる方はとりあえず画像検索。

とはいえ、キュレネやファイノンも含め、みんな「新キャラ」らしいです。
だから、別にそのへんを気にする必要はない。らしい。

でも私はケビンが『崩壊3rd』では一番好きなキャラだったから、正直キュレネよりファイノンの方に発狂しそう。もうこのカードを切ってくるとは思わなかった。なんとなく『崩壊:スターレイル』のド終盤くらいにこの切り札<ジョーカー>を切ってくると思っていたのだけど、3.0でもうやってきた。

だから逆に、ファイノンのことはあんまり考えないようにしてるんですよね。考えすぎると頭がおかしくなるから。私はただ、ファイノンが出てくるのを座して待つだけ。

最近、私はあらゆる物事に対して「あまり考えすぎないようにしよう」と思うようになった。いろいろ考えて事前に準備をしすぎると、突然の事態で全部オシャカになったりする。だからもう、「座して待つ」。2025年の私は座して待つ。

ファイノン、座して待つ!!

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神話的な意味で面白そう

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(画像は【崩壊:スターレイル】太古の賛歌PV:「タイタンと都市国家」 – YouTubeより)

オンパロス人は「星神」を知らない。
その代わりに彼らは「タイタン」という神々を信仰している。

最初、世界は混沌としていた。そこに神々が火種を与え、「タイタン」という存在が生まれた。
「三柱は運命を紡ぎ、三柱は天地を拓く、三柱は生命を創り、三柱は災厄をもたらす」
十二あるタイタンたちがオンパロスを創造したと言われている。

タイタンの火は文明を発展させたが、その黄金紀は長くは続かなかった。
死よりも暗い「暗黒の潮」が天外より降り注ぐ。人々は殺し合い、終わらない争い、壊れた世界と暗黒の時代だけが残された。

これ、オンパロスの世界観の説明らしい。

おそらく「ギリシャ神話」をベースにした世界観だと思われるのですが……まず大前提になるのが「星神の概念がない」ということ。そもそも『崩壊:スターレイル』というゲームの世界観において「星神」はコア中のコア。登場人物の運命も、その惑星のルールも必ず「星神」が絡んでくる。

なのに、オンパロス人は「星神」を知らない。
代わりに、「タイタン」と呼ばれる存在がいる。

まぁ、割と真面目に考察するなら本来「星神」と呼ばれているものが、オンパロスの信仰上では「タイタン」と呼ばれているということなのかもしれませんが。明らかにコズミックホラーな存在を、場所によっては「神」として崇め讃えてる的な。

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(画像は『崩壊:スターレイル』Ver.3.0「再創紀の凱歌」予告番組 – YouTubeより)

列車組が到達した時、オンパロスは既に「幻滅紀」と呼ばれる闇の時代だった。

タイタンの火は文明を発展させたが、その黄金紀は長くは続かなかった。
「暗黒の潮」と呼ばれるものが天外より降り注ぎ、神々は狂気に陥り、人々は殺し合った。火種は消えかけ、神の時代は終わりを迎えた。
やがて黄金の血が滴り、神託が響き渡る…
「熱き河となり 英雄の後裔たちへと流れ入るのだ──」

(中略)

「黄金裔」と呼ばれる存在が、神々の火種を手に再び天地を支えるでしょう。

オンパロスのあらすじ

ていうか、だいぶ「ギリシャ神話」ですよね。
オリュンポスの神々より以前に世界の支配者だったティターンと、その後出てきたオリュンポスの神々。おそらくオンパロスでは、ティターンが「タイタン」で、オリュンポス十二神が「黄金裔」。

まさにこれからティタノマキア【※】が起ころうとしている。
列車組はそこに乗り込んで戦え!! ……って感じではないでしょうか。

そう考えると、あの黄金裔たちを「オリュンポス十二神」として見立ててるのが結構面白いですよね。その切り口があったかというか、たしかにそこは未着手だったというか。

もっと考えると、ギリシャ神話における「英雄」の概念も取り入れてるのかも。ほら、ヘラクレスとかアキレウスとか……やっぱファイノンがヘラクレスなんですかね? あんまり好き放題言いすぎると本業の人にツッコまれそうなのでこのへんで。

※「ティタノマキア(ティーターノマキアー)」
ギリシャ神話で語られる、ゼウス率いるオリュンポスの神々とクロノス率いる巨神族ティターンとの戦い。

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フィールドのロケーションなんかもかなりギリシャ的な・神話的な雰囲気を感じる仕上がりです。仙舟やピノコニーともまた違う壮大なスケール感。(画像は『崩壊:スターレイル』Ver.3.0「再創紀の凱歌」予告番組 – YouTubeより)
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(画像は『崩壊:スターレイル』Ver.3.0「再創紀の凱歌」予告番組 – YouTubeより)

そして今回のver3.0……なんと一年がかりでストーリーが展開されるらしい。

これまでの『崩壊:スターレイル』は、およそ半年くらいでひとつの章に決着がつく形で進行していた。ていうか、割とホヨバタイトルはこの形式を取りがち。でも今回は1年がかり。え、2026年の年明けあたりまでオンパロス編やるってこと? 正気か?

個人的には、合間にあるはずのFateコラボが一体どうなってしまうのかが気になるんですよね。てかさー、「英雄」が出てくる話の合間でFateコラボやろうとしてんのマジで「お前らー!!」って感じしない!? もう型月厨の自分が腕組み王騎将軍だよ!!

流石に「どうもー、黄金裔のアルトリア・ペンドラゴンでーす」みたいなことは起こらないと思うけど、「コラボの話を実質的に本編と連動させる」ってかなり前代未聞の試みじゃないだろうか。『崩壊3rd』のエヴァコラボがそういうノリだったとは聞いたけど……これが噂のアレか!? オタクだねー!!

いつか一緒に輝いて

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世界観についてはある程度書いたので、ここからは「実装キャラ」の話をしよう。

ver3.0で新たに実装されるキャラは、「マダム・ヘルタ」と「アグライア」のふたり。

一応、番組内で紹介されていたこのふたりの話をしようと思うのだけど……まず最初に言っておきたい、私に真面目な性能の解説を期待しないでほしい。本当にバトル部分をぼんやり遊んでいるので一切期待しないでほしい。タメになる解説見たいヤツはマグロヘッドのとこに行け!!

最初はアグライア。アライアンスレイドじゃない方のアグライア。
仕方ないじゃん光の戦士だからあっちのアグライアに馴染みがあるんだもん!

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(画像は『崩壊:スターレイル』Ver.3.0「再創紀の凱歌」予告番組 – YouTubeより)

初の「記憶」の運命を歩む限定星5キャラ。
そんなアグライア最大の特徴は、やはり「召喚物」

バトル中に記憶の精霊を召喚し、一緒に戦い始める。召喚された状態で必殺技を発動すると、「剣先より千の口付けを」というより強力な攻撃を発動できるようになる。

アグライアとその召喚物が何度も何度も攻撃する!
アグライア鬼つええ!!
「私に性能の解説を期待するな」の意味、ご理解いただけたかな?

ちなみに必殺技の時、少女革命よろしくな感じで胸から剣が出てくる。またウテナやってるよ。この姿勢と構図、真の意味でイクニイズムを継承しようとしているのかもしれない。

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(画像は『崩壊:スターレイル』Ver.3.0「再創紀の凱歌」予告番組 – YouTubeより)
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(画像は『崩壊:スターレイル』Ver.3.0「再創紀の凱歌」予告番組 – YouTubeより)

個人的に驚いたのが、「召喚物」自体はそのままパーティーメンバーとして戦闘に参加することです。

景元の「神君」やトパーズの「カブ」は、直接PTメンバーとして戦闘に参加するわけではなく、自分の番が回ってきたらひょこっと現れて攻撃をするような感じだった。ところが、アグライアの召喚物はそのまま「5人目」として戦闘に参加する。だからHPの概念もあるし、敵から攻撃も受ける。

さらに、ここで触れたいのが3.0で登場する「記憶主人公」
壊滅、存護、調和ときて「記憶」の運命に目覚めた主人公は、「ミュリオン」というピンクの妖精的なサムシングを「召喚物」として扱うことができる。そしてもちろんアグライアと一緒に組むことができる。

つまり………………

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(画像は『崩壊:スターレイル』Ver.3.0「再創紀の凱歌」予告番組 – YouTubeより)

「主人公・ミュリオン・アグライア・アグライアの召喚物+2名」という驚異の6人パーティーを結成することも可能なのだ。ちなみに、アベンチュリンなどのバリア付与は召喚物のHPにも作用するようです。

もし召喚物を扱うキャラがあとふたり登場したら、最大8名のパーティーを結成することも可能なのでは? MMOか? アライアンスレイドじゃない方のアグライアってそういう意味で言ったわけじゃないよ!? 現時点だとただのネタ要素って感じもしますけど……今後に期待!

まぁ、ここまで書いてあることで「コイツ知ってるな?」と薄々察してる方がほとんどかもしれませんが、フフ……そこは内緒だよ! いや、別に悪いことしてるわけじゃないからね。でも私の言うことなのであんまり参考にしない方がいいと思います。

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次はマダム・ヘルタなのですが……正直、よくわからなかったです。

「オメーとうとう説明放棄かコノヤロー!!」という罵声があっちこっちから飛んできているのは理解しつつ、こればっかりは「多分もっと上手いパーティー編成を思いつく人がいるだろう」という感じがしました。ゴメン、俺の頭では最強の使い方がわからなかった。

要するに、黄泉の「虚無パ」のように、「知恵」のキャラをマダム・ヘルタと組み合わせて戦うことで真価を発揮する「知恵パ」になるのだと思います。Masuiさん助けてくれ──っ!!!!!

ちょっと話題が逸れるのですが、『崩壊:スターレイル』がリリースされたばかりの頃、「ヘルタ」で記事を一本書いたことがあるんです。ちょうど「くるくるー」が軽いネットミームみたいになっていた時期の記事ですね。

これ、2023年の記事なんですよ……。
明確に2年前じゃないけど、いまは2025年だから「2年前の記事」と言えなくもない。怖っ! 時の流れ怖っ!! もう時間の流れの速さに耐えられない!! !

このヘルタの記事、いま読むと「歴史」って感じですよ。
連載が続きすぎて、段々「歴史の厚み」が生まれている気がする。
あ、「記憶」だけに? おい笑えよ。

いやぁ……よくこんなしょうもない企画ここまで続いたなぁ……。

リリース当初に書いたヘルタが、運営が続き、実際にこうして「マダム・ヘルタ」という本体が登場するところまでやってきた。そんな過去の「記憶」に思いを馳せてしまいました。うーん、ホントはアグライア引こうと思ってたけど段々マダム・ヘルタも引きたい気がしてきたな?

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(画像は『崩壊:スターレイル』Ver.3.0「再創紀の凱歌」予告番組 – YouTubeより)

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ライター
転生したらスポンジだった件
Twitter:@yomooog
デスク
電ファミニコゲーマーのデスク。主に企画記事を担当。 ローグライクやシミュレーションなど中毒性のあるゲーム、世界観の濃いゲームが好き。特に『風来のシレン2』と『Civlization IV』には1000時間超を費やしました。最も影響を受けたゲームは『夜明けの口笛吹き』。
Twitter:@ex1stent1a

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