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“他人を絶望させる快感”を味わえるファンタジー版“タルコフ”ライクなゲーム『ダークアンドダーカーモバイル』は、ドッロドロに殺伐&陰湿……なのに優しい!? 過酷だけど救いはあるので、何度でも絶望できる

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「人間を絶望の淵に叩き落とす」──この純粋な動機から、殺伐とした対戦ゲームが大好きだ。

しかし、作品がハードコアであるほど、プレイヤーから多くの時間を奪い去り、疲労させ、精神を蝕む。時間やこころの問題から、なかなか遊べない。

それでも、多くの苦難やストレスを乗り越え、他者をボコボコにする行為を愛している……そんな矛盾した“想い”に苛まれるゲーマーは決して少なくないだろう。筆者もそのひとりである。

鬼畜な仕様で話題を呼んだPvPvE型対戦ゲームのモバイル版『ダークアンドダーカーモバイル』は、上述したシリアルキラー版「ロミオとジュリエット」的なゲーマーを救済する作品になるかもしれない

『ダークアンドダーカーモバイル』先行プレイレポート:過酷だけど救いはあるので、何度でも絶望できる。遊ぶ手が止められない危険な一品_001

まず注目したいのは、PvPvE形式のマップに出撃し、戦利品を獲得して生還を目指す『Escape from Tarkov』や、PC版『Dark and Darker』といった類似システムを有する作品と比べて「メチャクチャ遊びやすい」点だ。

無論、本作には敗北した際にアイテムや装備を失う「全ロスト」要素が存在する。しかし、本作には敗北後も失われない永続的な成長要素が多数追加され、ソロでもNPCとパーティーを組める「AI傭兵」機能も搭載。さらに、スキルもクールタイムごとに回復する。

これらの追加要素により、類似作品に見られる“手厳しさ”に挫折した方も、健全な魂のまま死闘に興じることができる。もう時間や魂の摩耗を恐れる必要はない

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いっぽう、『Dark and Darker』の基本システムを踏襲することで、「いつ横やりを入れて殺されてしまうのか」という疑念に満ちた緊張感もバッチリと継承している

強力な敵との戦闘を避けたり、むしろNPCを利用して他プレイヤーを倒したりと、狡猾にならざるを得ないマクロな立ち回りも必須。悪くてズルい奴ほど強いのである

つまり本作は、従来ではハードコアな作品の核となる旨味を、カジュアルなバトルを通じて摂取できる作品と言える。まるで“地獄の沼に無傷で入浴できる”ような懐の広さは、本作のユニークな魅力となっているはずだ。

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このたび、観光のソウル市江南区に位置するKRAFTON本社に日本のゲームメディアが招待され、『ダークアンドダーカーモバイル』をプレイする機会を得た。本記事ではPC版のプレイフィールを踏まえつつ、独自に進化を遂げた本作の詳細をお届けしよう

本記事の後半には、『ダークアンドダーカーモバイル』のプロデューサー・アン ジュンソク氏への合同インタビューや、KRAFTON本社のスタジオツアーの模様もお届けする。KRAFTON本社は「社員が会社に住めてしまう」ような豪華極まりない施設となっているため、こちらも合わせて楽しんで頂ければ幸いだ。

文/りつこ
編集/竹中プレジデント

怪しい奴はとりあえず斬りたい。疑念、勘ぐりに満ちたダンジョンに挑む『ダークアンドダーカーモバイル』

改めて本作の概要をおさらいしておこう。『ダークアンドダーカーモバイル』はIRONMACEが2023年に発売したPvPvE形式のダンジョン探索ゲーム『Dark and Darker』のモバイル版だ。開発は『PUBG』で知られるKRAFTON社のスタジオ・Bluehole Studiosが担当している。

PC版の『Dark and Darker』は2022年より実施されたプレイテストの時点で100万人がゲームをプレイする異例の人気を博した。国内では関優太さん、SHAKAさんといった著名なストリーマーも配信を実施し、高難度でハードコアなゲーム性が高い評価を得ていた

ゲームプレイは最大3人のパーティーを組んでダンジョンに挑み、敵や「攻撃的な他プレイヤー」を打ち倒しながら物資を回収。そして、マッチの中盤から終盤にかけて出現する「青いポータル」を起動し無事に帰還することを目指す。さながらダンジョン版『Escape from Tarkov』といったスタイルの作品だ。

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最大のポイントは、いわゆる「全ロスト」するシステム。ダンジョンからの脱出に失敗してしまうと、所持している装備や所持品を失ってしまう。つまり、探索を重ねて集めた強力な装備や武器も、ちょっとしたミスで全て水の泡……。

ふとしたタイミングで敗北し、強力でレアな装備を他プレイヤーに奪われる場面もしばしば訪れるだろう。【※】

※後述するリカバリー要素が「全ロスト」のストレスを軽減してくれるため、しばしお待ちください。

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また、マッチが開始すれば安全に行動可能な範囲が次第に狭まる「バトルロイヤル」型のシステムも用意されているほか、脱出する為の「ポータル」は参加したプレイヤーの人数分は必ずしも即座に出現しない。

ポータルを起動する際には一定の時間を要するため、近くにプレイヤーが存在するなら「いっそ殺した方が安全ではないか?」と感じるはずだ

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つまり、本作は「他プレイヤーを殺す必要はない」ものの「殺したくなる」「殺さなければ生きられない」セッティングを巧みに施している。

この仕様は鬼畜そのものだが、ギスギスとしたスリル満点のダンジョンだからこそ「生還の喜び」は増幅する。醜い欲望を剥き出しにして生還した暁には、もう安全な人里には帰れない。きっとあなたも「ヒリ付き」の虜になっているだろう。

重たいバトルをスマホで実現。細かいレベルキャップやスキルの強化で序盤からゴリゴリ生還可能

PC版では上述した要素以外にも無数に鬼畜でハードな要素が存在する。初心者の筆者がソロでプレイを開始した際には、余裕で数時間は生還できなかった。

ノコノコアイテムを漁っているうちに背後を取られ死亡。メチャクチャ暗いエリアで敵に気づかず、複数の敵に殴られ死亡。狭いエリアで戦闘し、武器が壁面やオブジェクトに引っ掛かり死亡。戦っている最中に壁からヤリが出るトラップに気づかず死亡。味方のフレンドリーファイアでアタマをブチ抜かれ死亡。初心者なのに3人パーティーにボコボコにリンチされ死亡。振り子のようなデカい斧を潜り抜け、宝箱を開けたらミミックで死亡。……などなど、ゲームを始めたばかりの頃は、実質無限に死亡する

しかし、『ダークアンドダーカーモバイル』を試遊した際には一度しか「全ロスト」をしなかったし、体験会に参加した多くのメディアがスムーズに本作を遊べていた印象だ。ズバリ革命が起きている。

ここからは明るく、モバイル版として遊びやすく調整されている要素を紹介していこう

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まず注目したいのは、圧倒的な動作の素早さだ。

PC版『Dark and Darker』といえばあらゆる動作がクッソほど重たく、遅く、動作後の硬直もマジで長い。全ての動作が隙になる。序盤から当然のように敵が硬く、攻撃力も高いため、焦って攻撃ボタンを雑に連打すれば爆速で天国への階段が開かれる

動作に癖がある上にフレンドリーファイアも有効であるため、デュオやトリオで遊んでいれば、乱戦の中で味方を殺す、殺されてギスる場面も決して少なくない

『ダークアンドダーカーモバイル』では、とくに攻撃や盾での防御といった基本的なアクションにおける予備動作や攻撃後の硬直時間が大幅に減少しており、敵の攻撃の直前で「防御」を入力しても充分に敵の攻撃を防ぐことが可能だ。

動作自体は充分にウェイトのある重厚なアクションであるため、敵の動作をしっかりと見極め、的確に攻撃していく戦闘を適度な歯ごたえで楽しめる

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遊んだ感触としては、乱戦も戦いやすかった。

また、マップごとのレベルキャップがPC版以上に細かく区分され、最序盤のダンジョンがかなり低難度である点も大きな変更だ。

PC版の序盤における鬼門は間違いなくNPCで、その高い攻撃力や物量により、初心者はライフを一瞬で解かされ洗礼を受ける。攻撃パターンや立ち回りに慣れないうちはソロ用ダンジョンに出現する「ゴブリン」ですら倒すのに一苦労するし、容易に生還することは困難であった。

いっぽう、『ダークアンドダーカーモバイル』の最序盤で戦うゴブリンは、数回の攻撃ですんなりと倒せる上に、攻撃力も控えめ。攻撃を予告する表示も用意されており、ゲームの仕組みに慣れるためのサンドバックとしてこの上なく最適だ

ゲーム開始時に「出撃後に秒殺されて学ぶしかない」というのは、普通にスパルタ過ぎる。教育の現場であればPTAが召喚される。段階を分けて物事を教えてくれるクソ雑魚ゴブリンたちの胸を借りつつ、ダンジョンの空気感に慣れていこう。

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最序盤のゴブリンに限っては、攻撃を予告する表示も用意されている。

ダンジョンは筆者がプレイした時点で4段階に区分されており、装備などの強さから算出される「装備スコア」に従って出撃できるダンジョンが設定される。

そのため、NPCのみならず「戦うプレイヤー」の強さも細かく最適化され、「長時間遊び続けて戦力が天元突破したプレイヤーに初心者が狩られ続ける」状況も発生し辛い。モバイル版として“忙しい方も安心して遊べる”環境に期待できるだろう

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このほかに、1人称ではなく空間が把握しやすい3人称視点になっていたり、マップが明るいので暗黒を松明やランタンで照らす必要がなかったり、従来ではアイテムを使用しなければ一度しか使用できなかった「回復などのクソ強力なスキル」も複数回使用できたりと、「モバイルでの遊びやすさ」を重視した変更が実施されている。

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画像はPC版の『Dark and Darker』の暗いエリア。画像の中からゴブリンを探してみてね。

試遊では、近接戦闘の性能と高い対応力が魅力のクラス「ファイター」を中心にプレイしたが、便利な回復スキル「セカンドウィンド」がクールタイムを置けば複数回使用できる仕様となっており、回復手段の充実を感じた。

PC版では敵の攻撃力が高いのはもちろん、回復手段が乏しく、ひとつのダンジョンを探索していく中でジリ貧になっていくひもじい想いをすることが多かったが、適切なスキルを選択すれば終盤までピンピンの状態で冒険できる。健康が一番だ

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最終盤でもピンピンしている様子。

実際にプレイしたところ、普段スマートフォンでアクションゲームを遊ばない筆者でも快適に戦闘や探索を行えた。そのため、操作性においてもモバイルへの最適化に成功していると感じる。

取材をする前には「あんなにニッチで極悪なゲームをどうやってスマホに移植するんだ?」と少々疑念を抱いていたが、間違いなく「とにかく遊びやすい」ため、幅広いプレイヤーが楽しく死闘を繰り広げてくれそうだ。

あれ、全ロストしても案外イケる。追加された成長要素、AI傭兵が救う数多の命

カジュアルなチューニングに身を任せてダンジョンでイキり散らかしていると、脱出ポータルが見つからず無事に死亡した

さようなら等級の高い装備たち、さようならPKして獲得した戦利品……。

「全ロスト」したからには、再び“安心できない初期装備”に戻り、ヒリヒリしながら“安心して戦える装備”をジワジワと集めていく。実時間は進んでいるのに、同じ時間をループしているような、修行的な時間が待ち受けているのだ。ワクワクして冷汗が出る

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落ち込んでロビーに帰還すると、なんと死亡後の装備は初期装備より格段に強力で充実していた。これは『ダークアンドダーカーモバイル』に新たな謎の協力者・支援者が登場したことに起因している。

支援者は、「全ロスト」したプレイヤーに装備などを提供してくれる謎の支援者。武器の購入や売買を行える「商人」と同様にクエストを依頼してくる人物でもあり、クエストを達成するほど友好度が上昇する。

友好度が上昇することで、なんと「全ロスト」後に入手できる初期装備がグレードアップされていく。さらに、クエストを進めれば装備のみならず回復薬や包帯といった必須アイテムも提供してくれる大盤振る舞い。

これにより、「全ロスト」し続けても「かなり弱い装備で再育成」するコストが大幅に軽減されている

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一定時間で支援者から貰える支給品は回復する。おっちゃんの心を掴もう。

くわえて、ダンジョンで獲得したアイテムを納品することで永久的にバフを獲得できる機能「コレクション」も登場。支援者が提供するクエストや「コレクション」は最序盤であればスムーズに達成可能だ。

このほかにもPC版と同様に複数の商人や、商人によるクエストも用意されている。

クエストをこなすことでレアアイテムが販売される確率が上昇したり、アイテムの販売価格が低下したりと恩恵を受けることが可能だ。心の底から有難い……

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そもそも、PC版ではゲームを開始してから初めて生還するまでも一苦労だったが、装備を整えて「軌道に乗せていく」までの工程や所要時間も長大であった(β版の最初期はゲームの起動にもメッチャ時間を要した)。それ故に各戦闘で「負けたくない」「どうにかして生還したい」という切実な想いを抱えて戦えるため、高難度であるが故の魅力は確実に存在する。

しかし、結果として「強くなっていく」体験そのものに長時間を要するため、じっくりと遊ぶためのコストは凄まじく大きい。なにより、こういった体験はモラトリアムの最中にある人間か、石油王、世捨て人以外はなかなかコミットし辛いだろう。

円滑にプレイヤーをルーティンに誘う設計は、とくにモバイルゲームとしての間口を広げてくれるに違いない。

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画像は商人らのクエスト。

ちなみに、PC版はソロプレイでも充分に遊べるが、友達が居なければ見知らぬ人を招待してパーティーを組んだり、2人以上で挑むダンジョンにひとりで挑む必要があった。勇気を出して手あたり次第に知らない人を招待するのは疲れるし、3人パーティーにタコ殴りにされると、なぜか目頭がアツくなる【※】

※そういった過酷さ故の楽しさも、この世には存在している。

この問題を解決すべく、本作では「AI傭兵」システムが用意されており、NPCと共に2人以上用のダンジョンに挑戦可能だ。さらに、2人以上のダンジョンでは出撃時の自動マッチングシステムが存在し、スムーズにトリオとして遊ぶこともできる。

友達がいないことを理由に、ダンジョンから足を遠のかせる必要は無い。心行くまで孤独の崇高さ、自動マッチングによる刹那的な出会いの美しさを享受しよう。

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メディア対抗戦勃発、他者メディア全員ぶっ殺してきた。初対面の“おとなたち”もあの頃を思い出せる美しさ

体験会のラストでは、参加した全メディアによるマッチをトリオ用のマップ・忘却の城で実施された。

試遊したモバイル版ではバランスよく戦えるファイター、弓での遠距離が得意なレンジャー、近接での戦闘に特化したバーバリアン、回復や復活呪文も使用できるクレリック、DPSが高く奇襲や離脱も得意なローグと5つの役職が用意されていたが、我らパーティーはファイター3名という脳筋構成。

初対面の社会人3名がお互いに気を使いつつ、ダークファンタジーな古城へ挑む

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しかし、マップの敵はソコソコ歯ごたえがあり、高い機動力と攻撃力を誇る巨大な狼や、赤いカラーリングの強力なスケルトン、メチャクチャな火力と体力を持ち合わせたゴーレムなどが出現。

よそよそしい“おとな”も次第に人間らしさを見せていく

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本作はトリオでプレイした際には、ダウン時間の味方を一定時間の間であれば助け起こすことができる。また、味方が完全に死亡した際にも「蘇生の祭壇」にて復活させることが可能である。

全メディアによる対抗マッチでも、ふとしたタイミングでパーティーメンバーが命を落としたため、復活システムを活用。真心の籠った感謝の言葉を聞けば、出自や年齢、所属組織といった違いは関係ない。もはや“マブ”である

キャッキャとコールしながら探索するダンジョンは、まるで友達の自宅に集いゲームで遊んだ“あの頃”のよう。タイムスリップしたようなノスタルジーに包まれ、まさに風あざみってカンジだ

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ほのぐらい古城に訪れた青い春。

打ち解けたからには、もう気合を入れて脱出を目指すしかない。襲い来る敵は全員ぶっ殺そうと、言葉にせずとも理解(わか)っている

エリアが良い塩梅に迫ってくる頃、タイミングよく3人そろったパーティーが接近してくる。移動速度の向上、回復スキルを発動させ激突。

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まずはひとりを多人数で溶かして人数有利を狙うも、敵にもひとり落されてしまう。敵が筆者を狙って来たためシールドでいなし、残されたパーティーメンバーと共に隙をついてまたひとりノックダウン。

2対1の状況を作れたかと思えば、敵がもうひとりのパーティーメンバーを蘇生。復活ざまに斬られ、ノックダウンし敗北を悟るも、最後のパーティーメンバーがカバーキルを取り見事勝利。助け起こして頂き、無事に生還した。

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最後には4gamerさんをキルしている。R.I.P

マッチした全員に直接手を下した訳ではないが、敵対したゲームメディアを殲滅することに成功したのである。

初対面の良い年をした社会人3名が、中高生の部活の試合バリに「ナイス!」と声を挙げる。殺伐とした死闘が生み出した、みずみずしく美しい瞬間だ。

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最後の生還を遂げる様。全米が泣いている。

トリオでの試遊を通じて驚かされたのは、初対面で初心者のプレイヤーが、2時間ちょっとでスキルの有効活用や連携を行うドラマチックな試合を行えた事実である。

一般的に、歯ごたえのある対戦ゲームであれば、ほんの数時間で初対面の素人が連携はなかなか取りづらい。筆者のパーティーメンバーにはアクションゲームはあまり遊ばないプレイヤーも所属していたため、なおさらトリオでの勝利は奇跡的に感じる。

しかし、それは奇跡ではない。原作のエッセンスを継承しつつ、幅広いプレイヤーが遊べるような施策を多角的に導入した『ダークアンドダーカーモバイル』が成した結果だ。

つまり、本作はPC版にも見られた「ハラハラドキドキの殺伐スリル」と対戦ゲームが得意ではないゲーマーでも楽しめる「遊びやすさ」を見事に両立させている

そして、「なんならハードな方が良い」と僅かながら感じていた筆者も、トリオによるドラマチックな戦いを経て、身を持って「多くのプレイヤーが楽しめる」作品の魅力を思い知らされた。

対戦ゲームに苦手意識があるが「殺伐としたダンジョンに潜りてぇ」と感じた方は、ぜひ『ダークアンドダーカーモバイル』に足を踏み入れて頂きたい。ヘルシーにチューニングされたストレスが、きっと暖かく迎え入れてくれるから。

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編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。
サブデスク
美少女ゲームとアニメが好きです。「課金額は食費以下」が人生の目標。 本サイトではおもにインタビュー記事や特集記事の編集を担当。
Twitter:@takepresident

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