Crazy Raccoon:インタビュー
──Crazy Raccoonの皆さん、本日はお疲れ様でした。それでは、まず本日のプレイオフの感想をお聞きしていきたいと思います。リーダーのどぐら選手からお願いできますか?
どぐら選手:
はい。僕らは勝てば2試合あるというのが確定していましたし、準備期間もあったので、かなりいろいろやってきました。結果はこうでしたが、持ってきたもの自体は悪くなかったというか、ちゃんと出し切れたかなという感触があります。
ひとつだけ反省点があるとしたら……これも結果論ですが、REJECT戦の一巡目のオーダーがもう少しやりようがあったのかもな、くらいですね。基本的にはみんな、悔いのない試合ができたと思います。あとはSFL運営さん、「0-80」が2連続で、すごく巻いてしまって申し訳なかったなと(笑)。
チーム自体はすごく良かったですし、1シーズン通してみんな頑張ったと思います。昔以上に仲良くなりましたし。と、終わってみてしみじみしている……という感じでしょうか。
Shuto選手:
そうですね……去年のプレイオフ、勝ったらグランドファイナルというところで自分が負けてしまって、今年も任せてもらったのに負けてしまって……本当に悔しいです。けど、それ以上にREJECTも頑張ってきたんだろうなと思うと、あっぱれだなって感じですね。
僕は基本、15時~24時くらいまで練習するんですけど、それを毎日欠かさずやりつつ、それ以外の時間で気づかれないようにマリーザを練習していて。自信もある程度までついてきていたんですけど、それでも敵わなかったので。ただ、4人のチームワークも今年ですごく深まったと思うので、来年こそ優勝したいなと思っています。
かずのこ選手:
1試合目のiXA戦はみんなノリノリで、80-0で勝ってはずみになるかなと思ったんですが、そこでREJECTに完敗したので。今回は練習量だとか、取り組み方がREJECTの方が上回っていたんだなと思いました。
自分はプレイオフ自体が今回が初めてなんですが、今日のREJECTのような攻略の詰め方を参考にして、チームメイト全員で結果を出せたらいいなと感じました。今回の負けを次回に活かすのが、一番大切だと思うので。今日はいろいろ反省点が見つかってよかったです。
ボンちゃん選手:
どうしても2戦続くとなると、やらなくちゃいけない対策が幅広くなっちゃうところはありましたね。みんなうまく分担してやれたとは思うんですけど、それでも1位抜けのチームの「1試合しかやらなくていい」というのがメリットとしてモロに現れたなと思いましたね。
自分たちは最適な練習をしていたと思いますし、結果が伴わなかったのは結果論でしかないと思います。数字だけ見ると完敗なんですけど、個人的にはもう一回やれば勝てる未来も思い描けるくらい、内容は良かったのかなと。そういう意味では、みんな良い取り組みができたんじゃないでしょうか。
自分自身としては、SFLは毎年一番力を入れている大会で、SFLでの活躍を何よりも目指してやっているんですけど、今年はプレイオフでそれが終わってしまったので、悲しいです。でも、いたしかたないですね。
──では、続けて今年一年のリーグ全体を振り返ってみて、ご感想などいただけますでしょうか。
どぐら選手:
SFLが開幕した最初の立ち上がりはあまり良くはなくて、回を追うごとにだんだん良くなってきて、何とかプレイオフにこぎつけたという感じでしたね。
他のFPSタイトルなんかを見ていると分かっていただけると思うんですが、「CR」という看板を背負って戦うのはけっこう重いな……と最初から思っていました。でも、そのぶん注目も、期待もしていただけたのかなと思います。
客観的にみても「ウチが勝つのが一番いいんじゃないかな?」なんて思うくらいには、CRという名前は大きかったです。応援していただける量とか、反響とか、そういったものの大きさが、1シーズン通して身に沁みました。
Shuto選手:
どぐらさんとまったく同じで……話すことがなくなりました。
どぐら選手:
終わり!(笑)
Shuto選手:
(笑)。そうですね、SFL全体としての注目度が増してきているなと思っていて。参加している選手の魅力とか、ゲームの面白さがこれまで以上に広く伝わってきているんだなと感じています。そういった魅力をもっと伝えられるように、個人としても、チームとしても、頑張っていきたいと思います。
かずのこ選手:
僕もどぐらと同じような感じで……CRという大きなチームに入れていただいて、いろいろ注目される量が増えたなと思います。見られていると自分も緊張感が増して、ゲームがうまくなりやすかったりとか、勝ったときの喜びも大きいですし、CRという看板を背負ってSFLに出られたのは本当に良かったですね。
結果、4人とも同じような温度感でやれて、今まで経験した長期のチーム戦で一番楽しかったかもしれません。もし次回もSFLに出られるのならば、こういう注目されるチームで、自分を追い込んでプレイできたらなと感じました。
ボンちゃん選手:
僕個人で言えば、今年はチーム練習っていうのを配信で結構やったんですよね。その重要性というか、我々の人となりを知って応援してもらうことが大切なんだなというのを感じました。そういう意味では、うちのチームが今年は一番人となりを知ってもらえたんじゃないかなと思います。
そういう親しみやすい姿を見せつつ、結果を残すのがベストだと思うので、最後に結果がついてこなかったのが残念ですね。だから本当に、最後の結果以外で言えば、理想的な活動ができたと自分でも思います。オフラインの場に立ったときでも、「チーム練習をみるのが好きです」と言っていただけることがよくあったので。
なので、来年もそういう姿を見せながら活動していかないといけないな、というのが今年一年ですごく感じられましたね。
──CRさんと言えば、「オワ練」【※】のイメージがついていましたからね。他のチームの練習配信と比べても、頭ひとつ抜けた注目を集めていたように思います。ボンちゃん選手以外の皆さんは、自分にとって「オワ練」のメリットはありましたか?
※オワ練:気心の知れた仲でのみ行われる、素晴らしいコミュニケーションとともに進む練習。詳細はどぐら選手のYouTubeチャンネルなどを参照して欲しい。
どぐら選手:
家でずーっとひとりで根詰めて練習していると、しんどくなることがあるんですよね。そういうとき、軽口叩ける友達と喋りながらやると、あんまり苦にならないというか。やっぱり人と話しながらゲームをするとすごくストレス緩和になるんだなぁ……というのを去年くらいから感じていて、しかもそれがコンテンツにもなるわけですからね。
なので僕は練習にこれだけ価値を持たせられるなら、すごく「良いな」と思ってます。
Shuto選手:
僕は最初、チームの中では否定的だったんですよ。これまでやったこともなくて、個人練習がいいなと思っていたんですけど……今年やってみて、これはやった方が良いなと思いました。
メリットはいっぱいあるんですけど、まずオーダーの納得性が上がりましたね。個人個人で練習していると、挙手制になりがちなんですよ。「俺、行けるから」みたいな感じで名乗りをあげた人がいると、プレイも見ずに任せちゃうみたいなことってあるんですね。
それが互いのプレイを見ることで、例えば本人に自信がなくても、周りから見たら「いけるよ!」って言える場合もあって。そういう話し合いをして、納得しあいながらオーダーを決められるので、結果として勝率も上がったんじゃないかなと感じています。
かずのこ選手:
個人的には、一体感が出るというのが一番のメリットですかね。応援してくださるファンの皆さんも我々選手に感情移入しやすくなると思いますし、選手としてもチームメイトが自分より強いと、追いつかなくちゃという気持ちになります。
「Crazy Raccoon」というチームの一体感が高まると、選手としても勢いみたいなものを感じられますし、結果を出した時の嬉しさもファンの皆さんと共有した方が大きくなりますよね。それもまたモチベーションに繋がって来るので、自分としては“一体感”を生み出す意味合いが一番大きかったと思います。
──ボンちゃん選手も、先ほどお話にあがった「人となりを知ってもらえる」以外のメリットがあれば、お聞かせください。
ボンちゃん選手:
やっぱり、チーム力じゃないですかね。結局のところ格闘ゲームというのは個人戦なので、「CRの『スト6』部門の4人が、チームとして戦っている」というのをお見せしないと、一体感を持って応援していただくのは難しいんじゃないかなと感じます。
──なるほど。では最後に、リーダーのどぐら選手からメンバーの皆さんに、ひとりひと言ずつメッセージをいただいてもいいでしょうか。
どぐら選手:
そうですね、まずShutoは僕の次にCRに加入したプレイヤーで、もともとゲームに対してすごくマジメというか、「死ぬほどやり込む後輩」という印象がありました。それにプラスして、「CRの色にあうな」というのは僕とCrazy Raccoon代表・おじじの共通認識としてあったんですよ。
それで実際に加入して、今年はしっかり「CRのShuto」としてやってくれて、本当に入ってくれてよかったなと思います。
Shuto選手:
(笑)。
どぐら選手:
次にかずのこなんですけど、かずのこは本当に旧知の仲というか。それこそ15~16年くらいの付き合いがあるし、やっていたゲームも被っていたし、全国大会でチームを組んだこともあったくらいです。「かずのこがいてくれたら、すごくやりやすいだろうな」というのは、CRに『スト6』部門ができたころからずっと思っていました。
それで、僕の意向におじじも沿ってくれて、Shutoも賛成してくれて、加入という形になりました。なので、あなた(かずのこ選手)がいてくれて、僕はとてもやりやすかったです。ありがとうございます。
かずのこ選手:
ありがとう。
ボンちゃん選手:
お別れ会?(笑)
──(笑)。では、最後にボンちゃん選手に向けてお願いします。
どぐら選手:
ボンちゃんも『ストリートファイターIV』時代からの知り合いなので、付き合いは長いんですけど、実はちゃんとチームを組んだことはなかったんですよ。それもあって、お互いの価値観をちゃんと擦り合わせないと行き違う可能性もあるなと思い、大会始まる前に話す時間を作ったりしました。喋ってみたら、ぜんぜん大丈夫そうな感じだったんですけどね。
実はボンちゃんとは、お互いの奥さん同士がすごく仲が良かったりして。そういうつながりもありましたし、プライベートでもゲームでもしっかりした人なので、いてくれると引き締まる存在ですね。
あと、これは全員に向けてなんですけど……えー、リーダーは雑用係じゃありません(笑)。
一同:
(笑)。
どぐら選手:
なんかね、ちょっとめんどくさい事務作業とかあると「リーダー!」って言ってくるんですよ。Shutoとか、ふだん絶対にリーダーなんて呼ばないのに。
なので便宜上リーダーということになっていますが、ぜんぜん必要ないなというか。今度からローテーションでもいい?
かずのこ選手:
やばいやばい(笑)。
──皆さん、ありがとうございました。本日はお疲れ様でした!
Yogibo REJECT:インタビュー
──Yogibo REJECTの皆さん、グランドファイナルへの進出決定おめでとうございます! まずは本日のプレイオフの感想から、お聞かせいただけますでしょうか。まずは鶏めしさんからお願いします。
鶏めし選手:
今日は1週間前くらいからずっと練習をやってきたんですけど、相手のオーダーの関係でホームで出ることがなくなってしまい。アウェイは厳しいキャラクターが多かったので、2巡目で決着がついたこともあって結果として出場はありませんでした。ただ、準備はちゃんとしてきたので、引き続きグランドファイナルに向けてがんばろうと思います。
ときど選手:
今日はiXAかCR、どちらが上がって来るか分からないというところからのスタートだったわけですが、予想はCRが来ると思っていました。なので、この予想が当たったのはひとつ、良い勝ち方ができた理由のひとつかなと思います。
もちろん、相手チームもこの日のためにすさまじい練習を積んできたと思いますし、手ごわい相手でした。ただ、良い噛み合いもあったのと、相手の試合を見られたこと、そして体力万全の状態で試合に臨めたのが、大きな勝因だったのかなと。引き続き、グランドファイナルでの勝利を目指してがんばります。
あきら選手:
1試合目、CRとiXAの試合が「80-0」だったので、相手チームの方に勢いがあるんじゃないかな、という不安は正直なところありました。
そんな中でのスタートでしたが、1試合目にときどさんが出て、あの勝ち方をしてくれたのが、自分の中では大きかったですね。先鋒戦の試合の結果とか内容って、結構あとに響くんですよ。そういう意味で、ときどさんが作ってくれた流れに自分はうまく乗れたのかなと思います。
あとはもうLeSharが……ねぇ?(笑)
CRは「LeSharを倒さなくちゃいけない」っていう姿勢がすごく試合内容に表れていて、LeSharを倒すためにすごく対策を詰めてきていたのが目に見えて分かるくらいでした。試合の中で相手のうまさってものすごく出ていたんですけど、それをもはね返して勝つLeSharが、本当に「すごい」のひと言だなと思いました。
LeShar選手:
今日は僕も不安で、自分としては練習の量も足りていなかったと思います。今日の試合の中でも良くないプレイが出ていたんですけど、そこをチームの皆さんが教えてくれて。何より、勝てて良かったです。
──では、続いて今年のリーグ全体を振り返っての感想をお聞かせください。
鶏めし選手:
このDIVISION Fはダルシムがつらいキャラクターが多くて、DIVISION Sのダルシム使いであるYHC-餅選手はけっこう出張っていたんですけど、自分は出られないことが多かったんですね。キャラクターの特性上、チームメンバーへのアドバイスとかもしにくくて。自分なりにがんばってきたつもりなんですけど、まだ足りないなと。
そう思っていた矢先に、あきらさんから助言をいただいたので。これを全部飲み込むつもりで、グランドファイナルに行かせていただきます。
ときど選手:
今年のリーグに関して言えば、僕は去年のワールドチャンピオンシップに負けた日から、ちゃんと準備ができてきたなと思っていて。今回はただのプレイヤーとしてだけでなく、チームの練習環境だとか、コンセプトだとかの話にまで加わらせていただいているので、その上でいい結果が出せているのは嬉しいですよね。
もちろん自分がプレイヤーとして活躍できるのも嬉しいんですけど、運営の方たちと協力してチームづくりをできたというのには、今までのプロ生活の充実感とはまた違った喜びがあります。当然、まだグランドファイナルに向けてがんばります。
あきら選手:
自分は今年、チームを移籍したり、脱サラして専業のプロになったりと、不安もいろいろあった年だったんですけれども、REJECTというチームに迎え入れていただいて、ときどさんふくめ、REJECTの方々にすごく良くしていただきました。そのおかげもあって「がんばらなくちゃ」と思うことが本当に多かったので、応援してくださる皆様もそうなんですけど、助けてもらい続けた、という感覚がすごくありますね。
ときどさんの「Yogibo REJECTのポーズ」とかもそうなんですけど、エンタメ力というか。ゲーム以外のことも考えて動くというのは本当に勉強になって、この業界に飛び込んだからには「マネしなくちゃ」と思う部分がたくさんあります。
正直、この4か月のSFLを通して「上振れている」という自覚をもっていないといけないと思っています。もちろん、勝っていること自体は良いんですけど、「もう一回やったとき、勝てるの?」と言われると自信がない試合も多くて。その点、LeShar選手なんかは「もう一回やっても勝ちそうだな」と思わせる試合なので、そういうところはもっと成長していかないといけないな、と感じています。
LeShar選手:
海外から日本のSFLに参加しているプレイヤーが僕ひとりなのもあり、リーグが始まる前からプレッシャーは大きかったです。でも、今日の結果が出て、本当に日本に来てよかったです。チームメンバーも、REJECTの方もやさしくて、皆さんに支えていただけて本当に嬉しいです。
──これはときど選手、LeShar選手、あきら選手にお聞きしたいのですが、今回のプレイオフの前にバランス調整が入りました。この影響はどのくらいありましたか?
ときど選手:
僕の使用キャラクターについて言えば、ぜんぜん問題ないアップデートでしたね。あと自分の心構えとして、格闘ゲームってルールはメーカーさんが決めるもので、いつアップデートが入るかとかって分からないものだと思っているので、覚悟はできているんですよ。今回、僕はそれほど影響はされなかったですけど。
今回について言えば、僕よりあきらくんの方が影響は大きかったんじゃないですかね。
あきら選手:
なんだろう、一昨年もSFLに出させていただいたとき、キャラクター調整の影響を受けた状態で参戦することになったんですよね。そのときは準備期間もあったので、自分の気持ちに整理をつけて、やらなければならないことを割り出して、すぐやろうと決めてできたんですよ。
今回のアップデートからプレイオフまでの期間は、そのときより短いんです。とはいえ、キャミィを使わなくては練度的にいけない自覚もありましたし、チームメイトにもその旨は話しました。
でも、格闘ゲームを続けていくうえで「こういうことってあるよな」という覚悟を持つため、いいきっかけになったと思っています。その中で、自分のモチベーションや技術をどう高めるかって言うのを最初の数日に本気で考えて、人に話も聞いたりできたので。そういう意味では、成長できる出来事だったなと感じますね。
おかげで、今日勝てたのもあるのかなぁと。正直、しんどくなかったと言えば嘘になるんですけど、これも人生経験だなって(笑)。
──LeShar選手はどうでしょう?
LeShar選手:
確かにエドも難しくなりました。が、僕はエドが好きなので『ストリートファイター6』が終わるまでエドを使いたいなという気持ちがあります。いまのところは、僕ががんばればまだ強いキャラクターだと思っているので、まだ使うつもりでいます。
──ときどさんへの質問なのですが、リーグ本節から今日にいたるまで、右肩上がりの絶好調という感じですよね。何か調子が上向くようなターニングポイントがあったりしたんでしょうか?
ときど選手:
ターニングポイントは僕の中ではないですね。ただ準備期間が僕らには長くあったので、それが徐々に効いてきたという感じなのかなと。「これがすごく効いた」というのはないです。
──やはり、LeShar選手との「週8」の練習が効いてきたんですかね?
ときど選手:
いやー……僕も歳を取ってきて、まわりにそれだけやれる人って少なくなってきているんですよ。そんな中、韓国からすごいモチベーションの人が来て、あきらくんと鶏めしさんもそれについて来れる人だというのがすごくありがたいですね。みんなのモチベーションを一致させることができた、というのが強いチームを作り上げることができた、何よりもの要因なのかなと思います。
──鶏めしさんに個別で質問なのですが、REJECTに入ったからこそやる、というような新しい活動は何かありますか?
鶏めし選手:
うーん……いろいろやりたいとも思ったんですけど、今はこのチームメンバーの中で、自分が一番練習量が足りないと自覚しているので、基本はずっと『スト6』をやっていますね。とはいえ、これ以上練習量を増やすとなると睡眠時間を削っちゃうので、それもよくないなと。
──ありがとうございます。では最後に、リーダーのときど選手からメンバーの皆さんへメッセージをいただけますか?
ときど選手:
そうですね、まず鶏めしさんについて言えば、本節からなかなか活躍の機会もなくて、本人も気にしていると思うんですけど……チームにダルシムがいるってだけで相手チームは相当警戒しなくちゃいけないので(笑)。そういう意味で、すごく存在感を放ってくれていると思います。
なので、グランドファイナルに向けて引き続きよろしくお願いできればと思います。
──G8SにはYHC-餅選手がいますが、ダルシムミラーがあり得ますか?
ときど選手:
ダルシムミラー、やらせろってうるさいんですよ!(笑)
どっちが最強ダルシムだ、みたいな対抗意識があるみたいで。まぁ、それも視野に入れながら……ですかね。
──それは楽しみにしています。あきら選手についてはいかがでしょう?
ときど選手:
あきらくんは、僕ひとりでチームを回しているとすごく堅苦しくなっちゃうなか、良い雰囲気を作ってくれています。潤滑油ですね。
それに、これだけ歴戦の強者たちを相手に勝っているというのが何よりすごいですよね。専業プロになって1年めで勝てるというのは本当にすごくて、この1年がんばるぞという気概を感じます。本当に、この調子でがんばってもらいたいなという想いですね。
あきら選手:
(笑)。
ときど選手:
最後にLeSharはもう……毎日よろしくお願いしますよ、って感じですね。また厳しい時間が50日くらい続いちゃうんだけど。
あきら選手:
嫌じゃない? ときどさんと練習し続けるの。
LeShar選手:
正直、体は疲れますけど……。今回の大会が自分にとって最後のチャンスだと思って、がんばりたいです。
ときど選手:
だから、LeSharが「日本に来てよかった」と言っているのを聞けて、僕自身もすごく嬉しかったです。
あきら選手:
さっき、初めて「よかった」って言ったよね? 昨日まではよくなかった……?
LeShar選手:
……(笑)。
あきら選手:
今日はよかった?
LeShar選手:
よかったです(笑)。
一同:
(笑)。
ときど選手:
まぁグランドファイナルまでまだ長いですが、みんな休みながらしっかり鍛えていきたいと思います。
──ありがとうございました。本日は本当に、おめでとうございます!